小説『No existence【停止中】』
作者:迷音ユウ(華雪‡マナのつぶやきごと)

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「まぁそういうことになるね」

「はぁ・・・といっても、朝起きたらこうなってたわけだし、そんな自分のout lawって言われてもなぁ。ちなみに初音は自分のout lawには前から気づいてたのか?」

「うーん・・・、私がNo existenceになったのが一昨日だけど、out lawに気づいていたのは1年前ぐらいからかなぁ」

「えっ!そんなに前なのか?じゃあ何でそんな長い時間の間、No existenceにならなかったんだ?」

なにせ、憐爾は気づくまもなくNo existenceにされた。もしかしたら前からout lawを持っていたのかもしれないが。

「まぁNo existenceになるのは世界が感知したときだけだし・・・、ランダムだから。あなたの場合は早すぎるけどね(笑)」

「・・・・・・」

「あ、そうだ」
初音は何かを思い出したかのようだ。

「どうせ憐爾はまだ自分のout lawはわからないんだから、私のもう一個のout lawのローブック探し、手伝ってよ」

「は?何で俺が」

「だってぇ・・・・・・、一人じゃ心配だしぃ。時間もかかりそうだしぃ」

なぜいきなり口調が変わる・・・。

「第一にぃ、もし同じout lawを持った人と鉢合わせになったらいやジャン?」

「む・・・・・・」

確かにそれはそうだが・・・。別に問題ないようなきもする。なにせあの怪力・・・じゃなく、out lawがあれば。

「それにさぁ、もし探してたら途中で憐爾のout lawもわかるかもしれないジャン?時間もないんだし」

「それはそうだけどさぁ・・・」

「うむ、一緒に探しにいくのはいいと思うぞ?大体No existenceになったものは精神状態が不安定だ。何をしでかすかがわからないからな。まぁぼくもついていこう。何かあったら大変だ。ちなみに僕はもうローブックを見つけてあるから問題ない」

「カイトさんがそういうなら・・・」

「何で私が言ったのじゃだめなのよ」

「・・・・・・・・・」

それにしてもカイトはローブックをもう見つけているといった。しかしそれっぽい本はどこにもない。

「じゃあ、探しにいくとするか。僕たちNo existenceは別に何も食べなくても生きれるし、寝なくてもいい。kといってゆっくりしていたら時間がなくなる。おもいたったが吉日。今すぐいこう」

「え、でも場所わからないんじゃないんですか?半径5mも探すのきつくないですか?」
憐爾はカイトに訊いた。

「問題ない。すべてのローブックの場所は把握している」

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