「まぁそういうことになるね」
「はぁ・・・といっても、朝起きたらこうなってたわけだし、そんな自分のout lawって言われてもなぁ。ちなみに初音は自分のout lawには前から気づいてたのか?」
「うーん・・・、私がNo existenceになったのが一昨日だけど、out lawに気づいていたのは1年前ぐらいからかなぁ」
「えっ!そんなに前なのか?じゃあ何でそんな長い時間の間、No existenceにならなかったんだ?」
なにせ、憐爾は気づくまもなくNo existenceにされた。もしかしたら前からout lawを持っていたのかもしれないが。
「まぁNo existenceになるのは世界が感知したときだけだし・・・、ランダムだから。あなたの場合は早すぎるけどね(笑)」
「・・・・・・」
「あ、そうだ」
初音は何かを思い出したかのようだ。
「どうせ憐爾はまだ自分のout lawはわからないんだから、私のもう一個のout lawのローブック探し、手伝ってよ」
「は?何で俺が」
「だってぇ・・・・・・、一人じゃ心配だしぃ。時間もかかりそうだしぃ」
なぜいきなり口調が変わる・・・。
「第一にぃ、もし同じout lawを持った人と鉢合わせになったらいやジャン?」
「む・・・・・・」
確かにそれはそうだが・・・。別に問題ないようなきもする。なにせあの怪力・・・じゃなく、out lawがあれば。
「それにさぁ、もし探してたら途中で憐爾のout lawもわかるかもしれないジャン?時間もないんだし」
「それはそうだけどさぁ・・・」
「うむ、一緒に探しにいくのはいいと思うぞ?大体No existenceになったものは精神状態が不安定だ。何をしでかすかがわからないからな。まぁぼくもついていこう。何かあったら大変だ。ちなみに僕はもうローブックを見つけてあるから問題ない」
「カイトさんがそういうなら・・・」
「何で私が言ったのじゃだめなのよ」
「・・・・・・・・・」
それにしてもカイトはローブックをもう見つけているといった。しかしそれっぽい本はどこにもない。
「じゃあ、探しにいくとするか。僕たちNo existenceは別に何も食べなくても生きれるし、寝なくてもいい。kといってゆっくりしていたら時間がなくなる。おもいたったが吉日。今すぐいこう」
「え、でも場所わからないんじゃないんですか?半径5mも探すのきつくないですか?」
憐爾はカイトに訊いた。
「問題ない。すべてのローブックの場所は把握している」