小説『永遠の月光』
作者:銀の雫()

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標的10「GW・宿題来る!」


























新緑の五月。












待ちに待ったGWがやってきた。

とはいえ、遊んでばかりいられない。


学校からはたんまりと宿題が出ているし、修行もせずにはいられない。
イレギュラーズからは、一緒に遊びに行こうとお誘いを受けているのだが、
天空としては、この連休中にある修行を完成させることが最優先事項なのだ。




…というわけで、五連休のうち最初の二日間で修行を完成させ、あとの三日間は
休養に充てることにした。


え、宿題?それはGWに入る前にすべて終わらせる!



〈〜♪〜♪〜〉


あれ?ツナから電話だ。


天「もしもし?」
ツ『あ、天空?悪いんだけど…宿題教えてくれない?オレ、まったくわからなくて…』
天「いいよ。あ、でも私GW忙しいから、今日中に終わらせたいんだよね…。
  それでいいなら手伝うよ。」
ツ『う、うん!ありがとう天空!!』
天「じゃあ、すぐに行くから、待ってて!」


ツナの頼みを快く引き受けた天空は、沢田家へと向かった。

















〜沢田家〜







え〜っと…確かこの辺だよね…あった!
原作見てるから知ってるけど、実際に来るのは初めてなんだよね…。


〈ピーンポーン〉


ガチャッ




ツ「天空!あがって!」
天「お邪魔しまーす!」


うん、今はまだ普通の家庭だね。あたりまえだけど…
原作のいつも賑やかなイメ−ジが強すぎてちょっとさびしい感じがするな…。














〜2時間後・ツナの部屋〜






天「ツナ、そこはまずここを計算して…」
ツ「え〜っと…これでいい?」
天「うん。オッケー」
ツ「ふぅ〜終わった〜」


天空の指導もあって、ハイスピードで終わらせることができた。


あ、そういえば…


天「ツナ?悪いけどGWは会えないと思う。」
ツ「え?どうして?」
天「いろいろやりたいこともあるからさ。…あ、でも、
  3日はイレ…友達と遊園地に行く予定なんだ♪
  良かったら一緒に行かない?」
ツ「え、いいの!?…でも…迷惑なんじゃ…」
天「大丈夫だよ!皆には私が言っとくからさ。気にしないで?」


まだイレギュラーズの皆はツナとあんまり仲良くないし、
これがいいきっかけになるといいな…。

それに、ここで仲良くなっておかないと、今後の情報収集
に困るしね。

…原作に突入してからだと、いいタイミングがなさそうだし…。



























〜その夜〜




明日から、修行の総仕上げ。
今夜は早く寝なくては。




―――でも。










どうしても気になってしまう。










友達に“嘘”をついているという事実。









この先に起こる事への不安。









自分の出生にまつわる謎。







わからないことが多すぎる。








不安なことばかりで怖い。







―――だけど今は。





















前に進むしかないんだ。






++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

あとがき。


遅くなりました、銀の雫です。

これからも少しずつ更新していきます!

気長にお付き合いいただけると嬉しいですww



次回はいよいよ修行に移ります。

-11-
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