標的12「GW・遊園地来る!」
5月3日。
今日は、イレギュラーズの面々+ツナの計5人で遊園地に行く約束の日。
綺「わ〜!遊園地久しぶりだな〜!!ね、早く行こう!!」
琳「ちょっ!アヤ!一人で行っちゃダメだって!」
龍「…アヤの事はほっといて、」
琳「ほっとくな!!」
龍「どうして沢田がいるんだ?」
ツ「なっ!スルー!?」
龍「いいから答えろ」
ツ「ひー―!!」
天「…あ、忘れてた。実はさ…」
…だんだんツナがかわいそうになってきたので、天空が助け舟を出す。
かいつまんで数日前の経緯を説明すると、イレギュラーズは快く
ツナの参加を承諾し、一行は園内へと入っていった。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
綺「よーし、まずはあれ乗ろう!」
ツ「え…いきなり“アレ”!?」
綺が指差したアトラクションは、『モンスター・コースター』。
この遊園地で一番人気のジェットコースターにして、
一番恐ろしいと言われるコースターである・・・。
琳「ちょっと…いきなりそれは無いでしょ…(呆)」
龍「…楽しみは取っておくべきなんじゃないのか?」
ツ「お、おおおオレ無理だから!!あんなの乗れないよ!」
天「…私も…あれは無理かな…(苦笑)」
ちなみに天空は、絶叫系自体はまあまあ乗れるのだが、怖すぎるものには絶対に
乗らない。…というか乗れないww
天「よし!三人で行ってきて!私はツナと一緒にゲーセンにでもいるから。」
ツ「そ、そうだね!じゃあみんな、またあとでね!」
龍「おい!…アイツら何気に息ピッタリだな…(呆)」
琳「ちょっと龍一!いいからアヤ止めるの手伝って!!」
早々に逃げたツナと天空の事を気にしながらも、綺の暴走を止めるべく、
龍一と琳は走り出したのだった。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あわてて逃げ出したツナは、天空の後を追って走ったのだが・・・
ツ「はあ、はあ…天空…速すぎ…」
すぐに後を追ったはずなのに、天空はツナを引き離すばかり。
そろそろツナの体力も限界に近づいてきた、その時。
ドン!!
ツ「うわっ!」
急に前を走っていた天空が立ち止まり、止まりきれなかったツナが衝突する。
が、天空はどこかを見つめたまま。
ツ「天空?…天空!!」
天「…! ツナ…」
ツ「え…天空?目が怖いんだけど…(汗)」
ツナの呼びかけに振り返った天空の目は、
何故かランランと輝いていた。
天「よ〜し!行くよツナ!!」
ツ「え…行くって…どこに?」
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
ツ「ぎゃああああああ!!!」
天「楽し〜〜〜!!」
モンスターコースターに乗り終えた龍一・琳・綺の3人が
ツナと天空を探していて見たもの。それは・・・
ツ「助けて〜!!!!」
2人が超高速のコーヒーカップに乗っているところだった。
内一人はこの世の終わりのような顔をしているが――――。
…どちらが回しているかは、おそらく察しのいい読者さんはおわかりだろう・・・。
天「あ〜楽しかった!!」
龍「…死にかけの奴も居るけどな」
琳「だ、大丈夫?ツナ君…」
ツ「ううっ・・・もう無理…」
ドサッ
綺「わあ!ツナ!しっかり!」
もう二度と天空とコーヒーカップには乗らないぞ
と強く思ったツナであった―――――――――――――――――――
********************************************
あとがき。
ちょっと遅くなりました・・・。
天空は、絶叫苦手なくせに、コーヒーカップは
何故か大丈夫ww
ツナ君ドンマイ!な回でした(笑)
シリアス展開を入れるつもりが…どうしてこうなったんだろう?
キャラクターが暴走しました。
それに結構カットしました。
…はい、スイマセン!!
次回はちょっと久しぶりのあの人が登場です。