小説『永遠の月光』
作者:銀の雫()

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標的3 「新たな生活、来る!!」









衝撃の事実が発覚した日から三日。
自分の身に起きた不思議なことにビックリしたけど、なんだかんだ
で、新しい生活をエンジョイしてます♪
ちなみに、私の名義で通帳があったので有難く使うことにしました。

この三日の間に、新しくわかったこともあります。









***三日前***


天「私の家なんだから、勝手に使っても問題ないよね〜」

ということで、改めて家の中を隅々まで調べることにした。
…何度も言うようだが、彼女はあくまでも常識人である。



二時間ほどかけて、家にあるものを一通り調べた。

初めに居た部屋は、自分の部屋で二階にある。
そこにあった制服や教科書などは、全て並盛中学校のものだった。
机の上に置かれた書類をよく読んでみると、入学式はちょうど一週間後。
学校生活で必要なものは用意されていたので、あとはその日を待つだけだ。

二階にはそれ以外には特に何もなく、すぐに一階の調査に移った。
一階にも、特別重要そうなものはなく、すぐに調査を終えようとして、
ふと階段下の小さな部屋の前で立ち止まった。
その部屋はさっきも見たが、空の本棚とテーブル以外には何もない
書斎らしき部屋。

天「隠し扉とかあったりして…って、そんな訳ないよね。」

だって、広い以外は普通の家だし。


それでも気になって、本棚と壁の接しているところを指でなぞってみる。


…!?風!?……まさか…ね…


期待と好奇心が膨らみ、天空は本棚を軽く押してみた。

ガタンッ

!動いた!!けど、なんか鍵がかかってるみたい…
あれ?よく見るとここ、不自然な線が入ってる。

長方形の形をした線の一部に爪をかけると―――




天「おおっ指紋認証が隠れてた!ラッキー♪」

あれ、私の指紋で開くのかな?でもここ、私の家だし大丈夫だよね。うん。


その予想は見事に的中し、静かに目の前の壁が動いて小さな部屋が現れた。





天「うわ…何これ…凄過ぎ…」

現れた部屋には、銃器類、棍棒・警棒類、刃物…ありとあらゆる武器が
所狭しと置かれていた。

つまり―――――








武器庫だったのである。



天「……原作に関わる可能性が出てきたってこと?」

この先、武器を持つ日が来るかもしれないのか。
何か…平和な生活とおさらば的な予感が半端ないんですけど(汗)



******







何てことがあったけど、今はこの状況を楽しむことにしようかな。
何かあった時の為に体力作りだけはしておこう。

しばらく平和を満喫しようと意気込む天空の、新しい生活が始まった。







しかしこの時。

すでに運命が廻りだしていたのを

天空はまだ―――















――――――知らない。






+++++++++++++++++++++++++++++

ここで解説。

武器庫への入り口は、指紋認証システムで認証されると
自動で本棚ごと壁が前に開きます。
(左手で取っ手を持って押し開けるタイプと同じように開くと思ってください。)
…意味が分かりにくかったらすいません。
武器庫の広さは、ご想像にお任せします。



-4-
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