「今日はもう遅いし、寝るか…」
俺は魔界から来た二人に寝巻きを渡すために、姉ちゃんが俺ぐらいの時に着ていた寝巻きを持ってきた。
運良く、姉ちゃんは昔の洋服などを持っていっていなかったため、いくつか代用することができた。
「じゃあ、これに着替えておけ!俺、ちょっとこのお茶を下に戻してくるから…」
「うん!」
霄は何も返事をしなかったが、ルリは明るく返事をした。俺は急いで、
眠たくてよろよろ動く体を無理矢理動かし、一階へ行った。台所の冷蔵庫にお茶を戻すと、
俺は一階の電気を全て消した。一階の電気を全て消したため、光は二階の俺の部屋から届く、
淡い照明の光だけになった。俺は階段を一段一段上がりながら、これからの生活について考えていた。
部屋に入ると、俺は寝巻きに着替え終えた二人と一緒に、一人用のベッドに入り、
ふわふわの掛け布団を被せると、うずくまりながら寝た。
「おやすみ…」
「おやすみ」
「おやすみ〜」
それぞれ一言残し、就寝した。こうして、慌しい一日が終わったのだった…。