小説『魔界の少女【完結】』
作者:YossiDragon()

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「行くぞ!」

「来い!!」

その声と同時に一瞬にして、二人は攻撃を開始した。

「早い…」

俺は目で追いつけなかった。

それほどまでに二人の攻撃は激しく凄まじいものだったのだ。

「響史…」

「ルリ、すまねぇがこの秋次って奴を中に運んでみておいてくれるか?」

俺の頼みに何かを思ったのかルリは心配そうに俺を見つめた。

「何処かに行くの?」

「あ、ああ…。あの二人の戦いを止めねぇと。

周りの住宅地に被害が出るだろ?」

「そうだね…。頑張ってね?それと、気を付けてね…」

「ああ」

そう言って、俺は靴を履いて霄と雫の後を追った……。

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