小説『魔界の少女【完結】』
作者:YossiDragon()

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「おいおい、勘弁してくれよ。

ったく、元々このベッドは俺のだっつうの…!

一人用のベッドに三人いや俺達も合わせたら五人だけどさ、

そんなにも入らないって…」

「まぁまぁ、今日は我慢するしかないよ…。ね?」

俺はルリに言われ、仕方なく三人の少女の足を踏まないようにして、

少しだけ隙間の開いた敷布団と踏んで、

自分が寝るためのスペースを作ると、

無理矢理自分の体をねじ込むようにして入り込んだ。

ルリも同様にして場所を作ると、

そこに入り込み俺ははだけた掛け布団をもう一度かけなおし、

目を瞑った。

ギシギシ…。

ベッドのきしむ音。壊れたままの屋根から吹き込む冷たい夜風…。

―本当にこのベッド大丈夫だろうか?


そんなことを思いながら俺は四人の少女に囲まれながら就寝した…。

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