「おいおい、勘弁してくれよ。
ったく、元々このベッドは俺のだっつうの…!
一人用のベッドに三人いや俺達も合わせたら五人だけどさ、
そんなにも入らないって…」
「まぁまぁ、今日は我慢するしかないよ…。ね?」
俺はルリに言われ、仕方なく三人の少女の足を踏まないようにして、
少しだけ隙間の開いた敷布団と踏んで、
自分が寝るためのスペースを作ると、
無理矢理自分の体をねじ込むようにして入り込んだ。
ルリも同様にして場所を作ると、
そこに入り込み俺ははだけた掛け布団をもう一度かけなおし、
目を瞑った。
ギシギシ…。
ベッドのきしむ音。壊れたままの屋根から吹き込む冷たい夜風…。
―本当にこのベッド大丈夫だろうか?
そんなことを思いながら俺は四人の少女に囲まれながら就寝した…。