サイトの告白
アスナの家に到着した一行は部屋に入り、サイトの話しをきいた。
「今から話すことはとても信じられないことかもしれない…。でも真実だからきいて欲しい……。
まず、俺はこの世界の人間ではない…別の世界から来た人間だ。」
「「「は、はい?どういうこと?」」」
三人がそうなるのも無理はない…。
「まあ、俺は元いた自分の世界で一度死んだ……そして神とかいう奴の命によってこの世界に来た。俺はこの世界でSAO事件が起きるのも知っていた。なぜなら俺のいた世界では君たちは小説の中の登場人物でしかなく、架空の物語だったから」
三人は開いた口がふさがらないような感じだった言葉に困っている感じだった。
しかし、その静寂をアスハがやぶった。
「そんなの関係ないよ‼サイト君はサイト君だよ!死んだとかこの世界の人間じゃないとかそんなの関係ないよ‼私は今ここにいる君が好き!」
「アスハ……」
俺は泣いた。
自分を……こんな自分を好きだと言って受け入れてくれる人がいることをうれしくて、
今までサイトはその境遇のせいで人付き合いができなかった……
「……ありがと///俺はお前を絶対に守る!」
「〜〜〜〜〜///」
アスハは勢いで自分が口走った事を思い出してボフッと湯気がたった。
「これが俺の秘密だ……」
2人もサイトの事を信じることにしたようだ。
「こんな俺だけどよろしくな」
そのあとはまだ新年ということで、再び宴会をすることになった。俺とキリトは買い物行けと半ば強制でアスハに家から出されてしまっ……
アスハ&アスナ SIDE
「で、無理矢理2人を追い出して、まで私に言いたいことは? 」
「あははは。やっぱばれてた?」
てへっと可愛く笑いながら言った。
「んじゃ、単刀直入に聞くわね。お姉ちゃんキリト君のこと好きだよね?」
「へぇっ///?い、いきなりなにを言い出すのよ〜//?」
アスナは顔を真っ赤にしながら抗議した。
「でも好きなんでしょ?」
「す、好きか嫌いかっていわれたら好きだけど///」
「告白しちゃいなよ〜。多分キリト君もお姉ちゃんのこと好きだと思うよ〜」
「ほ、ほんと//?ほんとにそうかな?//」
「大丈夫だよ!今日後でみんなとご飯食べたあとに私がサイト君連れて席外すからその時にね?」
いたずらっぽくアスハが微笑むとアスナはコクンと頷くだけで、舞い上がってしまっていた……
アスハ&アスナ side out
サイト&キリト SIDE
「ったく、アスハの奴、人に買い物押し付けやがって」
なんて文句を言ってるとキリトもそうだなと同意してくれた。
「なんていうか、そのこうしてサイトと2人になるのは始めてだな。」
「たしかにな。今までだったらアスナやアスハが必ず一緒だったからな。」
お互いに不器用なので、会話が途切れがちになってしまったが、それでも居心地の悪さは感じなかった。
サイト&キリト SIDE OUT