クリスマスの奇跡1
今日は12月19日。
俺とアスハが出会って1ヶ月。
今日もレベあげと迷宮区の攻略に精を出していた。
今日も無事死神の腕からすりぬけて一日を終えることができ、俺とアスハはアインクラッド第10層にその生活の拠点をおいていた。
第1層が攻略されるまでには1ヶ月はかかっていたが、そのあとは怒涛の攻略によって、ゲーム開始2ヶ月で全体の一割が攻略された。
さて季節も12月の半ばをすぎ、クリスマスの季節を迎えようとしていた。アインクラッドの新聞によるとなにやらクリスマスにイベントが行われるらしいが………
俺はあまり興味がないのだが、アスハが興味心身といった感じだ。
噂によると、なにやらイベントの内容が、男女2人のペアで各層にいる、トナカイに話しかけ、行方不明のサンタを探すのがクエストらいしが……
すると、アスハが「もう受注して私と2人でエントリーしちゃったから。」
と言ってきた。
「は、はい?」
俺は完全に不意をつかれびっくりしていた。
アスハは、俺の態度をみて「私と2人でやるのはだめなの?」
と上目遣いで迫られれば、嫌とはいえない。
それよりも、上目遣いは反則だよ?理性がね、うん………
まあ、たまには違うことをするのもいいかなと思い受けることにした。
「わかった。やろう。」
そういうとアスハは嬉しそうになって、
「明日から始まるみたいだからがんばりましょ!」
と言い残すと明日に備えて寝てしまった。
俺も全くと呆れながらもそんな姿を微笑ましくみながら明日に備えて寝ることにしたのであった。