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今、俺と直葉は渋谷にいる。
電車を降りあの有名なハチ公前を歩いている。
それにしても騒がしい街だ。
「あの男の人カッコよくない?!」
「まじて、やばいよね!」
そんな周りからの視線を無視して俺は直葉に連れられて渋谷109の中に入店した。
そんな俺が感じたのはただ一つ!
完全にアウェーじゃん!
そう周りは女性客ばかりだ。
中には父親らしき人や、誰かの彼氏みたいな人もいるが男性が圧倒的にすくない。
直葉SIDE
私たちは今渋谷にいる。
電車を降りて駅を出た途端、すごい視線と歓声を浴びた。
理由は一つしかない。
そう、私の隣にいる彩斗さんだ。
彼を見た周りの女性たちはたちまち彼の虜になっり黄色声をあげたのだ。
さすが、彩斗さんだ。
若干こうなるの予想はしていたが、ここまでだとは思っていなかった。
彼も困っている様子なので私は彼の手をいつの間にか握り歩きだしていた。
これが、私の最初で最後のデート(?)である。