小説『ソードアートオンライン~1人の転生者』
作者:saito()

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新年

今日は12月31日。

そう大晦日だ。

俺たち4人はアスナが所有しているプレイヤーハウスに来ている。

なんでも新年の限定クエストがあるらしい……それをやろうというのだ。

でもその前にみんなで新年を祝おうというのだ。

SAOに囚われて3ヶ月、人間の適応能力というのは高く今ではみんなこの世界に馴染みつつある。

だけど、姉妹がこの世界で再会した日サイトは心に誓った。

君たちはこの俺が絶対に生きてこの世界から返して見せる&#8252;

そう、サイトには両親もいなければ、家族もない。それに一度死んだ人間だ。失うものは何もない。

そう思っていた……

「「サイト君にキリト君も手伝ってよー!」」

俺とキリトは2人でソファーに座りながら話しをしていた。

「「ぷっ、はははは」」

俺とキリトは吹き出してしまった

するとバツの悪そうな顔でアスハが

「なにが、おかしいのよ&#8264;」

「だって、声を揃えて言われたら、あはははは。」

笑ながら俺は答えて、キリトになあ?と同意を求めた。


「サイトの言う通りだな。」

「なによキリト君まで。そういうこと言うと二人ともご飯抜きよ!ねえ〜アスハ〜?((クス」

「「そ、それだけはご勘弁を!」」

朝からろくに食べてない俺たちは腹ペコで夕食ができるのが今か今かと待っていたのにそれあまりにもひどい仕打ちだった。

「すまん、アスナ、許してくれ」

「ごめん、アスハ、悪かった」

頭下げ謝ったると、

「「ふふふ♪もういいからご飯にしよ、料理運ぶの手伝って」」

俺たちは素直に料理や食器を運ぶのを手伝った。

テーブルに並べられた料理はすごい、量で2人ともめを輝かせている。

「「「「いただきま〜す&#8252;」」」」

その合図とともにキリトとサイトは凄まじい勢いで食べ始めた。

「「もう、沢山あるんだからそんなに慌てなくても」」

「「ふへぇ?ふぁってふまいふんふぁからふぉーがふぁいふぁろ?」」

「「あははは。何言ってるか全然わかんない。」」

俺たちは楽しいひと時を過ごして、あと少しで新年なろうとしていた、

そして………

「「「「5.4.3.2.1.」」」」

「「「「明けましておめでと〜!」」」」

四人で円を作るように立ち頭を下げあって、今年もよろしくね〜と言い合った。

この時だけは自分たちがデスゲームに囚われているということ忘れてだ………

なんだか、可笑しくなってみんなで笑いあった……

俺は思った、俺の本当の素生を知ったら………


ふっ、まあいいか。

このあとはみんなで新年のクエストを受けに行った…




-9-
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