小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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―運命ノ輪 花茂芽―
この空間はあまり広くはないのだが、中にいる私以外の二人の間には大きな間が感じられた。
「それじゃ、とっとと終わらせるよ?お前が青田を疑った理由はなんだ?あまり時間がないから全部いっぺんに挙げて。」
「そうですねぇ…一度に挙げるのは順番もあるので難しいですぅ…まぁとりあえず一つ目はですねぇ…これですぅ〜」
そういうと井原は服の内側から一枚のカードを出した。そのカードには文字が並んでいて、そこに書かれていたのは…
「『今夜あなたにとって最後の夜。神の制裁によってその命火を消される。』だと…これはまぁジョークにはならないよねwこれがどうしたの?」
「これは被害者が持ってたカードですぅこの下に書いてある文字、読めますかぁ?」
「…俺をなめてるの?英語読めるって…oだね?でもこの一文字だけ?」
「そうですぅ〜あとは何らかの液体でにじんでもう読めなくなってますぅ。で、容疑者の名前わかりますよねぇ?」
「青田…aotaだからか?他にもoがつく人くらいいるんじゃないの?」
「はい〜でも他の人は全員アリバイがあるんですぅ〜したがって、犯人は青田なんですぅ」

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