小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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―運命ノ輪 花茂芽―
「…ここが運命ノ輪か…趣味悪いなw」
「うるせえよw」
…?神威にはこの空間が見えてるいるのか?
「あの…神威さん?」
「はい?」
「あなた…この空間見えてるの?」
「ああ、うん。何か知らんけど見えてる。」
…やはりか…ということは彼女も何かしら力を持っているのだろうか?
私のそんな考えも、一瞬にして来井の声にかき消された。
「…とりあえずだ。お前の隠し事について、聞かせてもらおうか?。」
「しつこいなぁ…そんなもんあらへんて…」
そう言った彼女の後ろには、悪魔のカードが現れた…嘘だ、と言うことか…
「じゃ、お前の後ろに出てる悪魔は何?」
「…知らん。」
そう言うと神威はそっぽを向き、眼鏡に手をやった。
「そうかい…じゃあお前の嫌いな証明問題みたいに解いていこうかw」
「はぁ…やれるもんならやってみろよ。俺、勝てる自信しかないから。」
「そう…残念だねwじゃ、始めるよ?」

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