小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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「この空間の定義から説明するよ?そもそもこの空間って、物的証拠は必要ないんだよ。お前の心の動きだけで嘘を見破る。だから憶測でも大丈夫ってこと。」
「ふぅ〜ん…でもさ。それって不公平っちゃう?だってお前には何の損もないんやろ?それはおかしいって…」
「じゃ、こうしよう。お前の嘘を見破れなかった…ていうか俺の仮説が間違ってたら俺にダメージ。心理的なダメージを受けようかw」
そう言うと来井は指を弾いた。するとあいつの首には大きなギロチンがかかった。
「!お前…その首…」
「そう。ギロチンだよ?お前ギロチン位はわかるでしょ?」
「死刑のときに使う…やつやろ?」
「そうwでも大丈夫、ミスんないからw」
「あっそ。」
…とりあえず、私の万年筆のように間違った選択は自殺行為ってことか。
「よし、じゃあはじめよっか。準備はいい?」
「やれるもんならやってみろってw」
二人の対戦が始まるようだ。私はそれを静かに見届けることにした。

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