小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

「ちょっと来井、何やってるのよ…」
「え?嘘だろ?なんでここにお前らが…あれ?」
来井はなぜか動揺している。その視線の先には1組の来井と同世代くらいの男女が居た。
「なんでって酷いなぁ〜ここにクルクルがおるかもって師匠とこいつと来たんやんか〜」
「でもやっぱりおったな。来井お茶好きだから…てか大場は?」
「師匠?師匠はどっか行ったよ?トイレちゃう?」
「あ、なるほど。うん。」
…何かいやな感じしかしない…
「ねぇ来井、この子たちは…」
「…同級生。しかももう一人いるって…」
予感的中。まさか現実世界の人間がここにも…
「あ、もしかしてこの人が花茂芽さん!?うちのクルクルがお世話になってます!俺、神威 紗也(かむい さや)って言います!」
「ああ、この人が。えっと…はじめまして。青田 空(あおた すかい)です。」
「…クルクルってなんだよ…人のことを失礼な…」
「…だってお前クルクルやん。お前からクルクルとマスクとったら誰?ってなるし。」
「そうだけど…」
「な、クルクル王子!」
「…うん。」
…来井が縮こまってしまった。
まぁいい。ついでだ。来井にいろいろ聞いておこう。

-3-
Copyright ©狂ピエロ All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える