小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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事件に渦巻く大きな矛盾。見たという人間にいないという人間。
その人間の矛盾に関わるは世間を騒がせる殺人鬼poison factory。この人間の中に含まれているのは確実…
案外近くにいるのか…?

―パーティー会場 花茂芽―
だめだ…事件の真相が完全に遠ざかってしまった。
どうすればいいんだろう…?
「…あ、そうだ。来井、お前塔のタロット今ある?」
「え?ああ、うん。あるよ〜あ、使いたいの?」
「うん。お前に頼み事をするのは癪だけど、これしか方法はなさそうね…」
すると、来井は優越感に浸ったような顔で椅子から立ち上がりタロットを床に落とした。
その瞬間空間が変わり、私と来井の間には円盤状の台が出現した。

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