小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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―廊下 花茂芽―
しかし捜査するとは言え、どこに行けばいいものか…
「さぁ、こういうときどこに向かうべきでしょーか?はい、正治君!」
来井は元気よく正治に尋ねた。
「…さぁ?」
「じゃあ神威!」
「黙れ」
「はい…」
空気は一気に冷めてしまった。
「…来井は何か見当ついてるの?」
その場の空気を持ち直すために私は来井に聞いた。
「…ここは結婚式場だよ?何か想像つかないかい?」
「…結婚式場…」
「じゃあヒント!お色直し…」
「…ドレスのクローゼット!」
「はい正解wじゃあどこへ行けばいいのかな?」
「椿さん達のとこね!」
「じゃ、行こうか。」
私たちは歩くスピードを上げ、椿さん達のいる新郎・新婦控え室へ向かった。

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