小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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「全く…神威さんと青田について嫌々きて…しかもこいつの顔見るとかwww」
…なんだこの異色の人間は。来井のようなヘラヘラした感じでは無く、神威の適当な感じもなく、かといって青田のようにキャラがたってないわけでもない…
まぁ挨拶ぐらいしておくか。
「…あの、初めまして。私、探偵業をしてます染月 花茂芽です。以後お見知りおきを。」
「ほら、師匠。この人が花茂芽さん。」
「あ、ちーすw俺、大場 終(おおば しゅう)。よろしく。」
結構無口な人間のようだ。
しかし…来井の頭を打ち抜いた一撃は最高だったな…なにか格闘技でもしていたのだろうか?そう思うくらい見事だった。
「ていうかコイツwwwいつまで倒れてんだ?」
そういうと大場は来井の体を足でつついた。しかし泡を吹いた来井が動くことはなかった。
少し心配になったのか、今まで一切動きを見せなかった青田が来井の手首を握り、こういった。
「うん、大丈夫。死んでは無い。控え室かどこかで安静にさせといたら大丈夫やに。」
「あ、マジで?チッ死ななかったか…クルクル…じゃあ青田そいつ運んどいて。どうせ暇やろ?」
「ああ、うん。」
そういうと青田は来井を担いでパーティー会場から姿を消した。

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