小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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〜エピローグ〜
「…以上が今回の事件でございます。」
私はボスに報告した。
「まさか…poison factoryを追い詰めるとは…なかなかだな。」
「いえ、あれくらいは出来るだろうと思っていましたが…それより。」
私がそこまで言うと、そこから先はボス自身が話した。
「ああ、分かっている。花茂芽の力だろう?」
「ええ。」
「まだ覚醒はしていない…か。だが覚醒すれば…それは恐ろしいものになるだろう。そうならないよう、引き続き監視したまえ。」
「…承知いたしました。」
「…ヤツはまだ来ないのか?」
今度はボスが訪ねてきた。こっちの味方になると言うあいつ…まだ姿は見せていない。
「はい、もう少しお待ちを…それでは、染月 花茂芽の監視に戻りますゆえ…失礼致します。」
「ああ。次の報告、楽しみにしているよ。」
そうとだけ言い、私はボスの前から立ち去った。

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