小説『とあるバカとテストと超電磁砲 文月学園物語』
作者:御坂 秀吉()

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バカと姫路と学園祭 〜風紀委員ですの!!〜



清涼祭当日とそのまえに

「元輝、ちょっといい?」
島田に呼び止められた

「どうした?何か問題でもあったのか?」

「ううん、ちょっと瑞希のことで」

「・・・実は瑞希、この学校を両親に辞めさせられようとしているのよ」
俺は驚きを隠せなかった。

「美波、どういうことだ!?」

「今のFクラスの設備が問題なのよ」
なるほど。確かに今のFクラスの設備は相当悪いからな。
両親が転校させるようとすることも無理はない

「・・・なるほど。だから今回は売上を伸ばして設備を上げたいと」

「そう。できる?」

「俺を誰だと思っている?」
この怪盗キッドに不可能はない!!

「・・・よかった。じゃあよろしくね」
といって島田は駆け足で持ち場に行った



てことで清涼祭当日



「さてもうそろそろ始まるけど皆準備は出来てる?」

『おおー!!』

「忙しいと思うが皆頑張るぞ!じゃあ皆はりきっていこうか!」

『おおー!!』

そして清涼祭は始まった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



『『お帰りなさいませ、ご主人様・お嬢様』』

AクラスではFクラス合同でメイド・執事喫茶をおこなっている。
始まったばかりだが凄く盛況のようだ。

「ふぇー、凄い客だね」

現在、明久はムッツリーニ、雄二とともに厨房で働いている。
この間採用されたものを作らされているようだ。

「そりゃあそうだろうな。Aクラスは清涼祭のパンフの1ページを丸々使ってるんだから、
どんなところなのか見に来ようとするのは当たり前だろうよ。それに美女・美男子も多いからな。」

俺は手を動かしながら説明する。

『6番テーブル、プチシュークリームセット2人前よろしく』
 
『こちら17番テーブル、ふわふわシフォンケーキ追加よろしく頼むぞい』

『9番テーブル、ショートケーキとクッキーセットをお願い』

『こっちの15番テーブル、アンパンセットよろしく頼むよ』
 
「了解!もうすぐ僕は大会の時間だからこれ作り終わったら行くからここ頼むよ。
   くれぐれも姫路をキッチンに入れないように」

プチシュークリームセット2人前出来たぞ、持っていってくれ。
   ついでに俺も大会があって抜けるからほかのやつをこっちにまわしてくれ」

「・・・・・・・了解。ここは任せろ」

どんどん注文が来る中、みんなは仕事をこなしていっている。
今キッチンにいるのは明久や雄二、ムッツリーニの他には
A・Fクラスのメンバーで料理ができるヤツが数名居る。
ホールに元輝や秀吉、当麻、姫路、島田や
霧島や優子、工藤、御坂などである。

「お帰りなさいませ、お嬢様」
元輝は持ち前の演技力で接待していた

「さすがじゃのう。お主はサマになっておる」

「そうか?ありがとう」
演技をほめられると少しうれしい

『君、かわいいね。写真撮っていい?』
御坂が若者に話しかけられていた。

「申し訳ございません。生徒の写真撮影禁止となっております」


カシャ・カシャ


「ですから、写真撮影は・・・・って、黒子!?」

写真を撮っていたのは若者ではなく風紀委員の白井黒子だった

「いいね、もうすこし、いいよいいよ」

「やめなさい!黒子!!」

「おねーさま。久しぶりに会ったというのひどいですわ。黒子はどれだけおねーさまのことを
心配していたのか」

「だからってなんで私のスカートの中を取ろうとしているのかしら」
えっ、スカートのなか!?

「ですから・・・その・・・あはははは」

「黒子ぉ!!」

「ごめんなさいですの!!」

「まあいいわ。久しぶりなんだし」

「さすがおねーさま。わたくしの『おーい、御坂!こっちのほうに・・・って!』・・・って!」

「白井!?」
「類人猿!?」
上条=類人猿なのか・・・

「なんでこんなやつが・・・まさかおねーさま。こいつのためにわざわざ飛び級なんて!!」

「ち、ちがうわよ!なんでわたしがこんなやつのために飛び級なんて///」

「あー俺、仕事にもどっていいか?」

「「だめっ(ですの)!!」」

「はぁー不幸だー」





3人はずっとはなしあっていた。






ピロピロ

携帯がなっているみたいだ

なになに?

新着メール 1件

1・西村教諭  本文 お前に少し話がある。職員室に来てくれ




いやな予感がする








 ☆









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



会場につく明久と雄二。

荒井「えーそれではですね。はい、じゃあ試験召喚戦争大会1回戦を始めます。はいじゃあ選手入場!」

校庭には大会用に作られた特設ステージ。そこで召喚大会が催される。

「3回戦までは一般公開されませんから、リラックスして戦いまっしょ〜う」

今回立会いを務めるのは英語の荒井先生。少し言葉に特徴がある先生だ。あだ名は『照・荒井』
当然英語の勝負。

「でははじめて〜」

「「試獣召喚!!」」

















「2人ともここにおったのじゃな。
殴り合いなんてしておらんで、急いでAクラスに戻ってくれぬかの?」

すると秀吉が大会の会場までやってきた

「どうしたんだ?何かあったのか?」

「うむ。少々面倒な客がおっての。すまぬが歩きながらで頼む」

「あ、うん。了解」

先を急ぐ秀吉に続き明久と雄二。
(どうやらトラブルが発生したと見て間違いないな)
雄二は内心そう思っていた



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トントン
「失礼します」

「おう!すまないな。これを渡すのをわすれていてな」

入った早々鉄人にあるものをわたされた

「これは、腕章と・・・身分証明書?」

「そうだ。一応風紀委員だからな。ついでにお前は風紀委員第177支部所属だ。
明後日にでも挨拶に行って来い」

177支部は白井と同じだろうか?

「それとその腕章はいつでもつけておけ。わかったな」

「はいわかりました。失礼しました」



風紀委員か。めんどくさいかな〜?




そこに御坂が走ってきた

「元輝!ちょっと急いでAクラスにきて!」

「どうした、ビリビリ?」

「だからビリビリじゃないっつうの!!いいから早く!」 

(どうやらトラブルが発生したと見て間違いないな)
元輝は雄二とおんなじことを考えていた



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