小説『とあるバカとテストと超電磁砲 文月学園物語』
作者:御坂 秀吉()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

バカとクラスと召喚戦争 〜僕は高校生探偵・大濱元輝ですよ〜




桜が舞うこの季節、文月学園でクラス同士の戦争が始まった。

       サモン
「試験召喚獣、試獣召喚っ!」
FクラスVSDクラスの試合が始まった。
みんなは、坂本雄二の命令により自分の指示されたとおりのことをしているだろう。たぶん。
ついでに、元輝は何も命令されてないから、いままで試したかったあることを実行しようとしていた。
それは・・・
「怪盗キッド降臨」
(一回言ってみたかったんだよな〜)
えーと、記憶の中から・・・変装の仕方は、っと・・・

?顔はフェイスマスクでコネコネ

?服は、キッド用の服とマントでさっと

?声は、自分で頑張れ




ずいぶん適当だな、おい。神様手を抜きすぎだろ。
その手順でしてみると、
『雄二の完成』
なぜか出来た。





「総員退避よ」
島田が吉井に命令してさがろうとしたとき、
「お前ら、まさか、逃げないよな」
坂本雄二がやってきた。
「「坂本!?(雄二!?)」」
Dクラスも動揺していた。
『おい、Fクラス代表がいるぞ』
『なに!?Fクラスの中じゃないのか!?』
(うんうん、集まってきたね。)
坂本は不気味な笑みをして、こういった。
「Fクラス、坂本雄二、Dクラス、全員に試召戦争を申し込みます」
(来たか、よし言うぞ!)
「試験召喚獣、試獣召喚っ!!!」
すると、工藤新一に似たかわいい召喚獣が出てきた。
「「「えっ」」」
気づくのおそっ。
みんなは坂本だと思って、Dクラスの4分の3が召喚獣を出していた。もちろん大濱だがな。
(ホントに能力を召喚獣が使えるのか?)
疑問に思いながらも、召喚獣にコインを投げた
「これが俺の、超電磁砲だ」
一瞬にして、周りが吹き飛んだ。
・・・もちろん仲間も


布施先生はあわてながらも言った
「えーあのー、1名以外全員戦死!」
この中に、Dクラス代表、平賀源二がいたとは・・・








「いやーなんという終わり方だ?」
雄二が???を頭に浮かべている。
そりゃそうだろな、自分じゃない自分が超電磁砲で両クラスの4分の3の人たちを戦死させたんだからな
「おかげさまで、全身がまだビリビリしてるんだけど」
「あの、本当にあれは坂本君でしたか?」
姫路が聞くが、
「いや、ちがうが。としたら誰なのか・・・」
と雄二も曖昧に答える。
「そういえば、あの召喚獣大濱君に似て『まあ、それより、昼ごはん食べようよ』」
明久が自覚なしのフォロー。ナイス!
「あの、私、お弁当を作ってくたんですけど・・・」
そういえば姫路の弁当は殺人弁当だった。やばい、これこそ犠牲者を出すだろ・・・
「ゑ?」
明久たちはそうとは知らず、うれしそうな返事をした。
「あの、大濱君もいかがですか?」
女神のようなほほえみがこちらに向けられた。
ありがとう・・・でも、死にたくない・・・でも姫路さんを悲しませるわけにはいかない・・・
「うん、いいよ。ありがとう」
OKを出してしまった。自前のポーカーフェイスで。


〜屋上にて〜

「では私はみなさんの飲み物を買ってきますね。」
「ウチも行く!」
島田と姫路は食堂の自販機に飲み物を買いに行った。

さて、この危機的状況をどうするか…

「じゃ、俺、先にいただき!」
雄二がつまみ食いしてしまった・

「ずるいよ、雄二!!『パタッ』え?」

雄二は倒れた。もちろん経験値はない。

「どうしたの?」
『はんにんはべんとう』
その通りです。

「まさか、なにいってるの雄二?」
「…抜け駆けは許さない…」
「そうじゃ。そうやって独り占めはいかんぞ」

そして残りの3人も食べてしまった。

明久と土屋と秀吉は倒れた。

(しかたない。これも姫路のためか)
元輝はお弁当を食べた。

元輝は倒れた。もう残りの人がいない。目の前が真っ黒になった…




姫路と島田が帰ってきたとき、5人の死体があった。2人の美少女は何が起きたかわからなかった。

-5-
Copyright ©御坂 秀吉 All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える