小説『ハイスクールD×D 異形の存在』
作者:霊夜()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

14話目






side 闇




どうも!、今旅をしているはずなのに暇な闇さんです!
・・・また、道に迷ってしまった、っと言いたいところだが一つだけわかることがある!、ここは無人島だ!!

「我ながらすごい道の迷い方したな・・・、何だよ!無人島って!!」




side out



side 村雨 恋華



今日は!、私の名前は村雨 恋華です。・・・こう見えて忍者なんですよ?・・・え?、忍者と言ったら無口なイメージだから、おかしくないか?って?、
いえいえ、この島の、忍者はこんな感じですよ?、でも、仕事(暗殺など)とかの時は真剣ですね。
それと、ここの忍者は、みんなで支え合って生きているんですよ?


今日、私は10歳になります!
この村では、10歳になるとある刀を鞘から抜けるかの試験をします。
私たちみたいな子供には、抜けた場合、どうなるかとかは知りません、でも、これだけは分かります、






        
                   絶対抜いてはいけない・・・と、





そしてその試験日が来ました。

「恋華ちゃん、誕生日おめでとう!」

「恋華ちゃんも大きくなったね〜」

「今日は試験日だね!、頑張って!」
とか、言われました。
正直、私の知っているその試験には、頑張ることはなかった気がします、

「うん!、みんな、ありがとう!!」
私は笑顔で返しました。






でも、この笑顔は一生、この人たちには見せられなくなる、とはだれも思わなかったでしょう。




                   〜〜〜試験の館!!〜〜〜



・・・やっと、試験をする場所にきました、・・・そこには、どんな色にも染まらない、と言えるような程、真っ黒な刀がありました。
まあ、その刀しかなかったから、それが例の刀なんだ、とわかりました。

「おお、やっと来ましたか、・・・えっと、恋華ちゃん、まずは誕生日おめでとう、そして、この刀を抜けるか試してみてくれ」

「は、はい!、・・・えっと、・・お、重い・・・、う、うんしょ!・・・」ぐぐぐっ






カチッ、ス――――――ッ





・・・抜けてしまった。

そして

『貴様が、我の主か?』
・・・頭の中に直接声がしました。

『もう一度問う、貴様が我の主か?』
・・・主って、どういう意味だろう?・・・、この刀を抜いたのは私、じゃあ、私が主?・・・

「う、うん、そうだよ?、私が君の主」

『そうか、・・・我が名は村正、主を楽しませる刀なり』

・・・そこで、意識はなくなりました。




その日、夢を見ました。
男性なのか、女性なのかもわからない、一人の忍者が、真っ黒な刀を持っていました
その人は、目の前に現れたものすべてを切り裂き、笑っている姿がありました。
苦しんでいる人がいたら、顔を蹴り、泣き叫ぶ人がいたら首の半分を斬る、一見、蹴られた人や、斬られた人は、死んでいるように見える・・・だが、まだかすかに生きている、

つまりは、殺さずにしていながらも、生かさずにもしていたっと、いう答えが正しいのだろう。
その人は、人が死ぬ所を、腹を抱え笑っているほどでした。
ずっと、笑っていました、何が楽しいんだろう?

・・・それよりも、一番驚いたことがあった、それは・・・










 その忍者が自分に似ている、いや、自分だという事!、そして、彼女が持っている、刀は、村正だという事に!!








そして、目が覚めたら、村が真っ赤に染まっていました、・・・それ以上に、自分も、真っ赤に染まっていました。

「・・・臭い」
・・・そう、どこにいっても、臭かった、・・・・・・錆びた鉄のような

私の手には、さっき、私が抜いた刀、村正がありました。
そして、私は疑問を持ちました、それは、・・・・・・さっきのが、夢じゃなく、本当に起きたことかそうでないか、・・・です。





・・・何故か、楽しくなってきました、何にだろう?、何が楽しいんだろう?

・・・そこで、私は、聞いた事のない詠唱?を唱えていました。



             「人を楽しませる生きた呪いの刀よ、
             
                 さあ、笑かせてくれ

             生きたものの顔を恐怖で塗りたくり

                 さあ、聞かせてくれ

             話せるものの恐怖で染まった悲鳴を

               我、呪いの刀の主となりて

            呪われた刀、村正、我に、従えられよ

        

                ・・・抜けろ、村正

             我に真紅に染まるセカイを見せよ!!」


・・・その瞬間、黒いものが、私を包みました・・・、
そして





あはははは!、この島を、真っ赤に染めよう!!

あはは!、悲鳴でできた、音楽会の始まりだ〜!、はははははは!!


アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!


・・・、忍者としての特性、つまりは素早さを生かし、全てを斬っていきました。

「アハハ!!、ぶちゅっ!ってなによ!!、フフフ!、アハハハハハハ!!!」

ぐしゃっ!、・・・、ぐちゅっ、ザザザ!!・・・ズン!、バキッ!、ぐちゃっ!!

・・・いろんな音がする、

・・・これは、・・・私じゃない!、・・・・・・・、は!、そ、そうか・・・さっきの詠唱にあった、『呪いの刀』・・・に体を乗っ取られている!?

でも、・・・楽しい!、・・・人の体の肉を切るときの感触が!、恐怖に染まった顔を見ることが!!






・・・私は、止まらない。


side out


side 闇



「アハハハハハハ!!」

・・・なんか、ものすごい笑ってる子いるし!!、
ってか、何あの刀!、俺の趣味がそのまま刀になりました!、みたいでカッコイイ!!

「ぐちゅっ!、ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!!、ああ、もうたまんない!!」

・・・怖!?、狂ってるよ!?

「あ!、強そうな人見っけ!、あはは!!、・・・死ね!!」
うわ!、見つかったよ!?・・・、よく見たら、まだ幼いじゃん!!

しゅっ!、ざんっ!しゅっしゅっしゅ!!

・・・早いな・・・、・・・うむ、欲しい!!

「なんで、何で当たんないの!?、っく、っく、!!」
・・・彼女の心に闇を感じる!!(何も感じておりません)

「ふふふ、それはな、・・・俺の方が早いからだよ!!」
・・・あれ?、・・・早いから、避けられる、それ普通じゃん!?

・・・ここは、新技で!!

「黒咲流、・・・名前なかった!?」

「隙アリだよ!、死ね!!」
ザンッ、

「やっと、当たった〜、・・・でも、何で血出ないの?、なんで一滴も出ないの!?」

ぐちゅぐちゅぐちゅ

「な、なにそれ!?、・・・腕が生えてきた!?」

「・・・ああ、俺にあたっても、俺の再生能力の早さは、意外と(吸血鬼No1ぐらいの速さです)早いから意味ないぜ?」

「な、なんでよ!?、じゃあ、死なないの!?、死んでよ!、悲鳴あげて!!」

「怖いぞ!?、誰が死ぬか!!っつか、誰だよ!、お前は!!」

「私?・・私は村正だよ?」
・・・ん?、まてよ?、たしか村正って、呪いの刀(作者でも知ってるレベル)だよな・・・あれ?、じゃあ、さっき感じた闇は(もう一度言います、感じていません)呪いの事か!!

「ふむ、残念なことだけど、その刀破壊させてもらうね」

『やめておけ、小僧、死ぬぞ?、まあ、我からすればどちらでも構わんが』

ここは!
「えっと、・・・どこから声がした!?」
これだ!、この台詞で笑いが取れる!!(取れません)

『我は村正、我が主の持つ、刀だ』
・・・しゃべる刀って、・・・かっこいい!!

「まあ、いいか、それでは破壊させてもらう」

「きゃはは!、死ね!!」

「おっと!、・・・そんなんじゃ当たんないよ?」

「死ね!死ね!死ね!死ね!!」

「女の子がそんなことを言っちゃダメです!、って毎日パパが言ってるでしょ?」

「うるさい!!、死ね!!」

「む、・・・これは!!、・・・必殺!、右手の人差し指と中指で誰もができる!白羽どり!!」

ビキッ!パキパキパキ!、バリーン!!

村正が破壊された
「あ、・・・力入れすぎた・・・」

「な、な・・ん・・・で・・・・・・・・」ドサッ
・・・村正ちゃん?は倒れてしまった。

「ああ、そうそう、破片を集めとこ・・・、村正(刀)の影を立体化させて、浮かせておけば・・・よし!、破片が浮いてる!!」
これで、全ての破片が集まった。

「帰ったら、浄化しとこ」
地面が汚かったので、次元の狭間で、一日を過ごすことにした





           〜〜〜ピロピピッピッピッピー、一日が立った〜〜〜



なんだ?さっきおBGMは?、なってはいけない音見合いだった

「う、う〜ん」
あ、昨日の村正?ちゃんが起きた

「おはよう、村正?ちゃん」

「え?・・・ってわあ!?、え?ここどこですか!?」

「ここは、次元の狭間だよ?、」

「じ・げんの・は・ざま?・・・ですか?」

「ああ、そうだよ、ああ、俺の名前は黒咲 闇だよ、えっと、村正?ちゃん」

「い、いえ、私は村正って言う名前ではありません、私は村雨 恋華です」

「そうか、・・・それはすまなかった」

「そ、それで、私の村は?」

「ああ、・・・もう、誰もいないよ」

「え!?、な、なんで・・・」

「む?、昨日のこと覚えてないの?」

「昨日?・・・あ!、・・・私が、全員殺したんだ・・・、とても、笑いながら・・・」

「いや、それは君じゃないよ、・・・君はあの刀、村正に体を乗っ取られていたんだ」

「で、でも、・・・」

「君のせいじゃないって」

「で、ですが・・・」

「はあ、・・・踵落としすんぞ?」

「え!?、な、何故!?」

「だって、さっきから、自分が悪いみたいにうじうじ言ってたから、黙らすため?」

「何故疑問形!?」

「それとさ、そういうことは、全部村正のせいにしたらいいじゃんか」

「酷すぎですよ!?」

「ははは!、元気になったな!」

「え?・・・あ、・・・ありがとうございます!」

「で、これから君はどうすんの?」

「わ、私は・・・」

「何もすることがなかったらさ、・・・俺のもんになんねえか?」

「え?・・・貴方のもの・・・?//////」

「どうする?」

「で、では、・・・貴方のものになります///////」

「それじゃあ、今日から、恋華は俺のもの!・・・だ、それと、昨日、自分がしていたことは、一生忘れるな!、いいな?」

「は、はい!/////」

「えっと、・・・恋華には・・・ナイトを!」

「ナイト?ですか?」

「ああ、・・・これから頼むぜ?、俺のナイト(恋華)」

「は、はい!、こ、こちらこそ、末永く、お願いします!!/////////」



side out






_________________________________________________

後書き!!

たぶん、今回が一番、戦闘描写が長かったと思います。

次回は、修行編です。

残りの3人は、原作介入後です。

設定(予定)とは全く違う感じに書いてしまいました、すいません。

これからも、よろしくお願いします

-17-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




「ハイスクールD×D」リアス・グレモリー 抱き枕カバー(スムースニット&セベリスライクラ本体改)セット
新品 \0
中古 \
(参考価格:\)