２３話目
ｓｉｄｅ 闇
「私は別の世界から来ました・・・転生者です」
・・・え？、いや、あり得ないぞ？
「いやいやいや、ちょっと待ってくれ、・・・えっと、転生者って？」
「はい、私の前の名前は、山下 鈴香です」
・・・苗字が変わっただけか？
「あり得るわけないだろ？」
「でも、あなたも転生者ですよね？」
・・・何でわかる？・・・いや、だって・・・
「私の知っているハイスクールＤ×Ｄの世界には、黒咲 闇なんてキャラはいないし、アリスなんてキャラもいない、ほかにも鈴ってキャラもいません！」
「・・・もし、俺がその転生者ではなかったら？」
「それは、・・・その時決めます！」
「・・・はあ、・・・俺もその転生者だ」
「やっぱりそうでしたか！」
「・・・でも、俺はほかの転生者のいない世界を選んだぞ？」
「そ、それは・・・神様がほかにハイスクールＤ×Ｄの世界で空いているところがなかったからです」
おいおい、神様よ〜、・・・まあ、その後にほかの転生者は来ないように・・・とは言ってなかったし・・・
「でも、それじゃあお前がレイナーレ程度の敵に殺されることはなかったはずだ」
「だ、だって、私がもらったのはサポート系の神器それだけですから」
・・・欲がないね〜
「この世界に来た目的は？」
「・・・兵藤一誠が、兄という設定が大事なんです、・・・私たちは、Ｂ・Ｌ・Ｃ・・・ああ、ブラザー・ラブ・クラブに所属していて・・まあ、二人しかないんですけどね・・・、ああ、他にもヴァ―リ・ルシファーの妹という設定で、フォルテさんがいるんですよ、・・・っで、そ、そのイッセーお兄ちゃんのサポートができたらなって、思ってサポート系の神器にしたんです。・・・ですが、死ぬことを忘れていたんです」
おいおい、死ぬところぐらいは覚えていないと・・・
「じゃあ、お前がこの世界に来た目的は、イッセーが目的で、そのＢ・Ｌ・Ｃのもう一人のフォルテって子はヴァ―リ目的って感じでいいんだな？」
「はい、・・・お恥ずかしながら・・・」
「まあ、いいさ・・・っで、そのフォルテってこの神器は？」
「えっと、確か、パワーズ・ギフト・・・です、能力はその名前の通り、力を譲渡するんです」
「・・・わかった、・・・っで、どうしてそんなことを俺に言った？」
「それは、・・・お兄ちゃんに、自信をつけさせてほしいんです！」
「・・・自信？・・・ライザー編の修行時にあったやつか？」
「はい、・・・ライザーとの試合で、あなたが石５つくらいで、試合を終了させたので・・・自分はただの雑魚なんじゃないかって思い始めていて・・・」
「・・・それはすまないな、・・・でも、俺より強いやつなんて存在しないし、核の差ぐらいは誰でも感じるだろ」
「ですが！・・・お兄ちゃんにはいつも明るく過ごしていてほしいんです！！」
「・・・ああ、分かった・・・じゃあ明日の朝、この前修行していたところに来い」
「わかりました！・・・では、ありがとうございました！！」
そう言って、兵藤妹は帰って行った・・・
ああ、この会話は俺と兵藤妹しか知らない、だって俺が結界はったんだからな
〜〜〜次の日〜〜〜
俺は、昨日あったことを眷属に話して（自信をつけることだけ）俺１人で行くと言って家を出てきている
「お！やっと来たか、・・・今回は荷物がなくて楽だっただろ？、まあ修行したからってのもあるんだけどな」
「早すぎますよ・・・、じゃあ、お兄ちゃんをよろしくお願いしますね！」
そう言って、兵藤妹は木の下に行った、
「え？、お兄ちゃんをよろしくってどういう事だ？・・・えっと、先生、説明お願いします」
イッセーはマジでわけがわからない！って感じの顔だ
「それはな、・・・昨日の夜、お前の妹に、あ、あ、あ、こほんこほん！・・・お兄ちゃんに自信をつけてあげて！（声マネ）・・・って言われてさ〜」
「じ、自信・・・ですか？」
「ああ、何か、ライザー戦で俺が石だけで敵を倒したから、お前が自分をただの雑魚だって「ど、どうしてそれを！？」・・・さっき言っただろ？、お前の妹からだ」
「・・・り、鈴香！？・・・ま、マジで！？」
「ああ、マジだ・・・じゃあ、始めるぞ？」
「・・・ああもう！！・・・わかりました！、お願いします！！」
自棄になってる・・・
「・・・っで、まず、お前の持っているブーステッド・ギアで、力を最大まで上げろ」
「わかりました・・・ブースト！！」
『boost！！boost！！boost！！boost！！boost！！・・・・・・・・』
〜〜〜３分後
「そろそろ、限界だな」
・・・正直言う、驚いた・・・、だって原作では２分だったぞ？
まあ、いいか・・・
「す、すげえ・・・、力があふれてくる・・・」
「じゃあ、一気に全ての魔力を固めて、俺に向かってぶつけて見ろ」
「え！？、・・・で、でも、さすがに！！」
イッセー君は戸惑っているようだけど、
「お前は最強を何だと思っている？、安心しろ、・・・まあ一応神器は出しとくけど・・・」
「・・・わかりました、・・・じゃあ、行きます！・・・はあぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ！！！！！！！！！！！！！！！」
・・・イッセー君、喋らなくても魔力は固められるよ・・・
「よし、さあ来い！！」
俺は構えた・・・ああ、今の俺の体は、上級悪魔並だ
「いっけぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ！！！！！！！！！！！」
・・・イッセーから、巨大な魔力の塊が飛んできた、・・・巨大すぎるぞ！？
「くっ！・・・予想外過ぎる・・・！？・・・ははは！！！！」
俺はその魔力の塊に飲み込まれた・・・
ｓｉｄｅ ｏｕｔ
ｓｉｄｅ なし
「・・・はあっはあっはあっはあ・・・って、先生！・・・大丈夫ですか！？」
・・・イッセーが焦っているけど・・・
「え？・・・先生？・・・死んでないよな・・・最強だろ？・・・え？・・・」
「お、お兄ちゃん・・・さっき、腕が飛んでいくのが見えた・・・」
「え！？・・・い、行ってみよう！・・・」
そして、イッセーとその妹は闇の右手を見つけた・・・
え？、何故わかるかって？？、・・・右手には神器があるからだよ・・・
「・・・右手・・・だけ？？」
イッセーは目の前の光景に驚愕していた・・・
その光景とは・・・黒い・・・嫌、漆黒の龍右手だった・・・
そして、その右手は、真っ赤な血の中心にあった・・・
「せ、先生・・・の手だよな・・・」
「たぶん、そうだよ・・・、先生の神器も、漆黒の籠手だったから・・・」
そして、次の瞬間・・・
『Recovery！！』
その漆黒の籠手から音声が鳴った・・・
その瞬間・・・
じゅくじゅくじゅくじゅくじゅくじゅくじゅくじゅく・・・・
その籠手の周りにあった籠手から闇が出てきて、体をつくっていった・・
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ・・・・
その構成された体の模型から目玉や、口、鼻、髪の毛、耳などの細かい部分が出来て行った・・・
・・・・・・ドックンッ！！！！！
大きな鼓動の音が聞こえたとともに、闇の体全体が出来上がった・・・
「・・・さすがに、上級悪魔程度の体じゃこうなるか・・・」
「・・・・・・先生、・・・マジで普通の悪魔？」
そう、イッセーが闇に聞いた
「俺は、吸血鬼だ、それと、この神器は・・・チートだからな」
「「・・・先生自体がチートですよ・・・」」
「さすが兄妹、仲いいな」
「「そ、そんなこと・・・ははは、照れますよ///」」
二回連続ではもってる・・・
「・・・で、どうだ？、上級悪魔くらいは余裕で殺せる、・・・しかもお前はもっと強くなれるんだぞ？」
「・・・すごいです・・・」
「お兄ちゃん・・・やっぱりカッコイイ！！」
「先生・・・マジでありがとうございました！！」
「・・・私からも、・・・ありがとうございました！！」
「じゃあ、今日はこれでお開きだ、・・・じゃあ俺は帰るわ」
これでイッセーに自信をつけさせることができたと思う
ふふふ、教師っぽい事だろ？、だって、俺教師だし！！
そう思いながら、闇はニヤニヤしながら帰って行った
ｓｉｄｅ ｏｕｔ