小説『ハイスクールD×D 異形の存在』
作者:霊夜()

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24話目







side 闇




おはよう、
・・・俺は今、焦っている!・・・え?何故かって??、それはな?
















                    俺の尻に尻尾が生えたからだ!!













しかも、それはTo LO〇Eるのデビルーク星人みたいな尻尾だ・・・
これはもしや、見た目をギドにして欲しいって言ってたやつなのか!?
・・・ではなぜ今まで、・・・嫌、生まれた時からなかったのだ?
あの神様に会いたくなってきた・・・、ってか、この尻尾の事、皆にどう言おうか?・・・

俺はそう思いながら、二度寝をしようとベットに行こうとした時、



ガチャッ



・・・部屋のドアが開いて、・・・


「闇〜、一緒に寝るにゃ〜〜・・・ってどうしたにゃ?、お尻を抑えて・・・は!、も、もしかして祐斗に掘られたのかにゃ!?、・・・殺しに行ってくるにゃ!!」
黒歌が入ってきたと思ったら、すぐに祐斗の部屋に行こうとしていた・・・って、おい!
何故俺が祐斗に掘られなければいけない!?、・・・もしそうなったら、祐斗はこの世にいないぞ?


「って、おい待て、黒歌!!」
俺は急いで黒歌を止めたら


「・・・闇、お尻大丈夫かにゃ?・・・これからは、私が一緒に寝るから安心して欲しいにゃ」


「嫌、お前と寝ても危険だからな!?・・・っじゃなくて、俺は別に祐斗に「何ですか!お兄様!!」・・・呼んだけど、呼んでないからな!?ってか来るの早すぎだろ!?・・・まだ寝ててもいいから」


「・・・分かりました・・・、ではお休みなさい・・・」
祐斗が目じりに涙をためて自分の部屋へ帰って行った
・・・ってか、まだ諦めてなかったんだ・・・


「闇、あれは絶対にわざとにゃ、・・・殺してk「ちょい待て!、まずは話を聞け!!」・・・分かったにゃ、・・・っで、誰に掘られたのにゃ?」
・・・まずはそこから離れましょう・・・


「嫌、掘られていないぞ!」


「・・・そうだったかにゃ・・・っち!」
・・・こいつ舌打ちしたぞ!・・・もしかして黒歌はあの腐った女の一人なのか!?


「黒歌、・・・喧嘩売ってんだr「すいませんでしたにゃ!!」・・・よろしい、っで、本題に入りたいんだが、・・・俺に尻尾が生えた」


「え!?、・・・で、でも吸血鬼は尻尾があるんじゃ!」


「残念ながら、その吸血鬼とは別の種類の吸血鬼なんだ」


「そ、それだったら、・・・吸血鬼と悪魔の細胞が結びついて尻尾が出来たとか?」


「そんなこと聞いた事がない」


「うん、私もないにゃ、・・・じゃあ、・・・悪魔自体尻尾がある種族なんじゃ?」


「お前も悪魔だろ?・・・、どうしよう・・・」


「・・・他に何かの血とか混ざってないのかにゃ?」


「嫌、俺の元両親だって、吸血鬼と人間だったし、現父親だって、(最強の)ドラゴンだったし・・・」


「じゃあ、まず現父親に聞きに行ってみるにゃ!」








そうして俺と黒歌は次元の狭間に向かった



「おーーーい!、父さんいるかーーー?」
俺は大声で父さんを呼んだ、そしたら


「ん?どうした、闇?」
目の前にはでかいドラゴンが立っている、まあ、これが俺の父さんのグレートレッドなんだ(多分久しぶりの登場だったから説明あり)


「なあ父さん、・・・俺に尻尾が生えた」


「・・・お前は一体何の種族なんだ?」
・・・父さんも知らないらしい


「闇のお父様、闇の体に何かした覚えはありますかにゃ?」


「俺が?闇の体に??・・・は!笑はせるな、俺のたった一人の息子にそんなことをすると思っているのか?」
父さんはやっぱりいいドラゴンなんだな・・・


「・・・黒い尻尾・・・、俺の魔力を食わせて育ててきたが、その所為だったら赤色になるはずだ」
まあその通りで、俺は父さんの魔力を食って育ってきた


「じゃあ、心当たりとかはありますかにゃ?」


「いや、申し訳ないが俺には全くわからない・・・」


「ありがとう、父さん」


「ありがとうございましたにゃ、お父様」
そうして俺たちは家に帰った、
・・・って、黒歌が敬語を使った!・・・しかもお父様だと!?
まあ、それは置いといて・・・


「次は何処に行こうか?」
俺は黒歌に聞いてみたら、


「じゃあ、次はその元両親の所に聞きに行くとかはどうかにゃ?」
・・・元両親か・・・、さすがにきついな・・・
もし、『何故まだ生きている!?』だとか言われたら、吸血鬼という存在全てを滅ぼしかねん
しかも、絶対に俺の怯えるはずだしな・・・


「嫌、元両親は止めておく」
俺は、(たぶん)暗い表情で言った、そしたら


「・・・分かったにゃ」
黒歌は、分かってくれたのか、元両親のところは諦めてくれた


「他には、・・・サーさんのところとかはどうだ?」
サーさんに言ったら、悪魔の体の性能の事とか教えてくれそうだしな


「わかったにゃ、じゃあ、早速魔界に行くにゃ!」


「じゃあ、もう一度次元の狭間に行こうか」
そうして、俺たちは次元の狭間を通って、魔界に行った、


「・・・って、サーさんは何処にいんだろ?」


「グレモリー領にはいないと思うにゃよ」


「ああ、だから・・・魔王たちの集まるところでもあるんじゃないか?」


「そんなのありそうにゃ!!」


「・・・って、サーさんの気を探しながら行った方が、早く見つけられると思うんだけど?」
俺の提案に黒歌は


「確かに、ここには気を操れる最強の悪魔が2人もいるから早く見つかるはずにゃ!」
自分で言って恥ずかしくないのかな?
そうして、俺たちはサーさんの気を探しながら進んでいくと・・・


「・・・見つけたにゃ・・・、って、最初に行ってたグレモリー領にゃ!」
そう、最終的に俺たちはグレモリー領に着いた
ではさっそく、


「こほん!、・・・サーーーーーさーーーーーーん!!!!!!!!!!」
俺は子供みたいに叫んだ、・・・そしたら、





ダダダダダダダダダダダダッ!!!!!



複数の足音が聞こえ、


「「「「「「だ、誰だ!!・・・って、黒咲様じゃないですか!?」」」」」」」
何人かの兵士たちが出てきた、そして、綺麗には盛りながら言ってきた


「サーさんいるかな?」
俺がそう聞くと


「は、はい!、おりますけど、・・・その、領の前で叫ぶのはやめていただけませんか?、サーゼクス様の趣味で人間界のインターホンをつけておりますから、それを押して下されれば・・・」
一人の兵士がびくびくしながら言ってきた・・・
あれ?・・・もしかして怯えられてますか?


「ああ、分かった・・・じゃあ、サーさんを呼んできてほしいんだが」


「は、はい!、分かりました!!」
その兵士は急いで領の中へと走って行った






〜〜〜数分後





「・・・やっぱり、闇君だったか・・・、家の兵士がびくびくしてたよ」


「ははは!、それはすまないな・・・って、何故俺が怯えられなければいけない?」
俺に怯える点なんてないだろ?、そしたら


「いや、闇君の暴走した時を見て皆が君に怯えだしたんだ・・・申し訳ないね」


「ああ、それだったら俺に怯えないようなやつはいないだろうな、はっはっは!」


「・・・闇、笑いごとじゃないにゃよ?」


「いやいや、笑う所だろ?」


「・・・まあ、闇だったらしょうがないにゃね・・・」


「ひでぇな!!、俺だって普通の常識ぐらいは知ってるぞ!!」


「まあ、それはいいにゃ・・・、サーゼクス様、今日こちらに来たのは、闇に「俺に尻尾が生えたんだ」・・・いいところどりにゃね・・・」じとー
黒歌がジト目で見てきた・・・まあ、普通に可愛いな、そして、サーさんの反応は、


「え!?、闇君に尻尾が生えた!?・・・少し見せてもらっていいかな?」
サーさんは予想通り驚いてくれた、・・・って、見せるのか、・・・恥ずかしいな・・・まあ嘘だけど


「分かった・・・・・・・よっと!」
俺は隠していた尻尾を出してサーさんに見せてみた、・・・そしたら


「・・・・・・これは何の尻尾かな?」
サーさんが超真剣な顔で聞いてきたけど・・・


「嫌、まだそれすらもわからないんだ・・・」
まあ、ギドさんの尻尾ってことは分かるんだけど・・・それ言ってもわからないはずだし、この世界的に考えたらわからんしな・・・


「そうか・・・、アジュカ君に聞いてみようか」
そう言って、サーさんはアジュカ・ベルゼブブに連絡をした
・・・って、確か俺はアジュカ・ベルゼブブにあったこともなかったっけ?


「じゃあ、さっそく研究所に行こうか」
サーさんはそういって、翼を出して飛んで行った
俺と黒歌もサーさんを追いかけて行った





そして、俺たちはその研究所に到着した


「アジュカ君、例の二人を連れて来たよ」
サーさんがそう言うと、



がががっ!!!



目の前のドアが開いた、・・・開けゴマって言いたかったな・・・


「いらっしゃい、・・・っで君が、あの黒咲 闇君・・・か?」


「はい、そうですけど」
・・・皆、聞いたか?俺は今さっき、敬語を使った!!!!!!!!
・・・騒いでしまった、すんません


「では早速尻尾を見せてくれないか?、・・・できれば血も欲しいんだけど」


「・・・血?、ああ、どうやって尻尾ができたか調べるためにか?」


「嫌、元々君の体に興味があってね、いつか調べれたらいいなって思って」
・・・違うんかい!?


「それは断る、・・・・・・これが俺の尻尾だ」
俺は尻尾を出してアジュカに見せてみた・・・ニックネーム考えよっと、・・・・アジュカ、・・アジュカ・・ジュッカでいいか、


「思いついた、・・・これから俺は、アジュカ・ベルゼブブ、お前の事をジュッカと呼ぶ!」


「「・・・・・・・・・・」」じとー
俺の空気の読めない言葉にサーさんと黒歌が呆れている


「・・・・・・まあ、いいけど・・」
ジュッカ了承してくれた


「よし!、・・・ジュッカ、これからよろしく」


「あ、ああ、よろしく」


「・・・アジュカ様・・・すごいにゃ」
黒歌が驚いている・・・


「・・・っで、これがその例の尻尾か・・・動かせるのか?」


「ああ、先っぽからビームも出せる」ドヤッ
俺はドヤ顔をしながら言ったら


「・・・闇もやっぱり男の子だったんだにゃね」じとー
あいかわらずジト目で見てくる、
サーさんは、


「な、何その設定!、・・・カッコイイ!!、欲しいな!!」
目を光らせながら言ってきた、サーさんにも分かるか!!
ジュッカは・・・


「・・・見たこともない尻尾、先っぽからビーム・・・そんなもの、聞いた事もない・・・僕もわからないよ」
おお!ジュッカでもわからない尻尾!!、得体のしれない尻尾、カッコイイ!!


「また、新たにわかったことがあったら教えてほしい、・・・これが、僕のメールアドレスだ」
・・・ジュッカのメールアドレスを手に入れた!










凄いな、さすがギドさんの体だ!




side out

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