小説『ハイスクールD×D 異形の存在』
作者:霊夜()

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25話目






side 闇




こんばんは
今、俺の、いや、俺たちの前には二人の聖剣所持者がいる
青い髪に緑のメッシュ、彼女はゼノヴィア
茶色でツインテール、こちらは紫藤 イリナ
ここは、オカルト研究部
ここに来ている理由は、聖剣関係だろう詳しく言えば、破壊されたエクスカリバーだ
だが思い出してみろ
俺が祐斗を助けるついでにその実験を止めたはずなのだ
そして、ほかにも驚くべきことがある
それは、リーアの騎士、アリスがその二人にさっきを向けていることにだ
確かに、聖職者が来たらそうなるのも当たり前だ
だが、それとは違う
彼女の殺気と、気が違うのだ
・・・もしかして、祐斗の変わりか?
とも思った
確かに、俺が原作を破壊したせいで、この世界が変わっていることも分かる
祐斗の方はというと、殺気なんか出していないし、睨んですらいない
それよりも驚いているようだ
俺と同じで、聖剣計画は終わったはずなのに何故?、といった感じか
それにしてもポーカーフェイスが上手いな・・・
黒歌と白音も驚いている
俺は、そのゼノヴィアに聞いてみた


「その聖剣計画、俺が終わらしたはずだぞ?」
と言ったら


「お前がか?・・・いつだ?」
・・・そう言われても、いつだったっけ?
確か・・・


「いつかは覚えていないが5〜6年前くらいだな」


「ふむ、そうか・・・だが、多分それは、ひとつの教会のことだろう」
・・・え?
ああ、確かにそうだな
じゃあ、他にも聖剣計画をしていた・・・って
それは、一つの教会内の話じゃなかった!


「そういう事か・・・、ああ、そうだ、俺は黒咲 闇だ、よろしく」


「あまり、悪魔と馴れ馴れしくしたくないが・・・・って、黒咲 闇?・・・イリナ、どこかで聞いたことがあったんだが・・・」
と、イリナに聞いた
・・・どこだろうな?


「もう!ゼノヴィア!!あの停止の日の張本人だよ!!」
といった
ああ、そんなこともあったな
それを聞いたゼノヴィアは、顔を真っ青にして


「こ、これは、申し訳ございません!!き、気づかなかっただけで・・・ま、まだ死ぬわけには」
・・・何か言ってるけど・・・
もしかして、俺がさっきまでの態度に切れて殺す・・・と?
いや、まてよ・・・?
俺って、怖い存在?
・・・いや、俺ほど優しい生き物なんていない
じゃあ・・・何故?
そう思い、黒歌に聞いてみた


「な、なあ黒歌、・・・もしかして俺って・・・怖がられてる?」
と言ったら


「・・・多分、いや、絶対そうにゃ」
と言ってきた
マジで落ち込む・・・


「俺って優しいよね?」
と聞いてみても


「仲間に対してたけどにゃ」
と言い返された


「・・・泣いていいかな?」


「みっともないにゃ」
・・・すごく心に来ます


「・・・ひどいな、・・・っで、俺は怒っていない、だから気にするな」
とゼノヴィアに言った
そうしたら、ゼノヴィアは顔を上げて


「そ、それはありがたい・・・」
と言った、しかも少しだけ目が潤んでいる!!
これはこれで可愛いな・・・


「っで、ここに来た理由は、この街で暴れ回るためにリーアに了承してもらうために来た・・・的な感じでいいか?」


「ま、まあそんな感じだよ」
と、イリナがいった


「じゃあ、俺も手伝わせてもらう、いいか?」


「「な、なんで!?」」
と驚いているようだが理由はひとつ


「暇だからだ」


「・・・はあ!?え、えっと・・・ほ、本気で言ってるの?聖剣に当たるだけでも悪魔は死ぬのよ!?」
と、リーアが驚いているようだが


「俺に通用すると思っているのか?殺られる前に殺るそれが俺だ」


「私、初めて知ったにゃ・・・」
と黒歌が言って


「僕もです」
と祐斗が言った


「さ、さすがね・・・」
とリーアが呆れている
しかも俺には頼れる仲間がいるしな


「闇、我・・・守る」
とオーフィスが言った
ありがたいね、俺も守るからね


「ああ、殺るという言葉で思い出した、恋華、この刀、直しといたから」
そう言って、恋歌に妖刀村正を渡した
いや〜、浄化しておいたんだが綺麗に忘れていた


「で、ですが、呪いとか・・・」
と恋華が暗い状態で言った
いや、もうそのキャラはしなくていいよ・・・


「いや、呪いなんてない。これはただの喋る刀さ」


『・・・この我が・・・ただの喋る刀・・・残念よ・・』
村正、喋るだけだろうに
ああ、他にも強度とかがっているけどな


「あ、ありがとうございます!さすがにクナイとかだけでは戦いづらかったですから」
と恋歌が頭を下げていった
いや、そんなに固くならなくてもいいのに・・・


「それから、みんなも知っているとおり、・・・おいで、アテナ、あの愛と戦の神のアテナもいる」
と言って、俺のもとに来たアテナを抱っこしてゼノヴィアたちに見せた


「こ、この目で神を見られるだなんて・・・だが、今は悪魔・・・、邪神か・・」
とゼノヴィアが言った
それを聞いたアテナが暗くなった
・・・これにはさすがに怒るぞ?


「おい、喧嘩売ってんだろ?お前ら人間を全員殺すぞ?覇龍になるだけでお前ら全員殺せるぞ?」
と言ったら、またもや顔を真っ青にして謝ってきた
まあ、本気を出したら地球くらい破壊できるんだけどな
少し、そうほんの少しだけ怒っていた俺にアテナは


「しょうがないですよ、・・・神なのに悪魔になってしまったから」


「大丈夫だ、安心しろ、お前は邪神なんかではない」
そう言ってから
俺の膝の上に乗せ


「俺がお前を守ってやるからな」
と言った
ただそれだけで落ち着いたようだ
みんなは羨ましそうにこっちを見ている・・・


「それと、黒歌、聖剣がどこにあるかとかわかるか?」
と聞いてみたら


「臭いはするにゃ、ここに3つ、教会に3つあるにゃ」
・・・ここに3つ
ってか次元の狭間的なところにあるものの臭をよくわかるな


「み、三つ!?・・・だって、この二人は二つしか持ってないのよ?」
とリーアが驚いている


「いや、隠してるだけだろうに、・・・っで、場所の方は詳しく分かるか?」


「ごめんにゃ・・・そこまではわからないにゃ」


「いや、いいよ・・・どうせ、全部破壊するんだからな」


「あの・・・、先生・・・、その聖剣破壊計画、私にも手伝だわせてもらっていいですか?」
とアリスが言った
まあ、いいだろう、特に止める理由なんてないしな


「わかった、いいぞ。だが無茶はするな、もし何かがあったらこの仕事、首にされそうだからな」
と言ったら
みんなが口を合わせて


「「「「「「「「「「「うわ、先生(闇)(ご主人様)ひどいですね(にゃ)」」」」」」」」」」」」
と言った
いや、俺はこれで食ってるんだからしょうがないだろ(嘘です、この方は金持ちです)


「・・・お前は?」
とゼノヴィアが、アリスに聞いた


「私はアリス・アージュ、・・・あなたたちの先輩で、失敗作だよ」
と言った・・・って、原作の祐斗のセリフとあんま変わらないじゃん!?
まあいいか・・・


「私たとの先輩?・・・・ああ、君も実験台か・・・」
とゼノヴィアが言った瞬間




バンッ!!!!!!




アリスが机を叩いて


「そう呼ぶな!・・・殺すぞ!!」
と殺気を全開(多分・・・いや、気の質からして絶対だな)を出していった
普段のアリスとは何か違う
荒れてるね・・・


「ふん、できるものなら・・・」
とゼノヴィアが言って聖剣を構えた


「ここで暴れようとすな!・・・黒歌、結界頼む」


「わかったにゃ」
そう言って、黒歌が結界を作った
そして、アリスとゼノヴィアの戦闘が始まった
だがアリスは武器を持っていない


「祐斗、聖魔剣を創ってくれ、二つほどあれば十分だ」


「はい、分かりました」
そう言って、聖魔剣を創って渡してきた
それを、


「アリス!この剣を使え!!」
そう言ったが


「・・・すいませんが、聖の力なんて使いたくなくて、・・・」
そう言ってきたから


「ったく、しょうがねえな・・・トランス」
そう言った瞬間(言わなくてもできます)その剣の聖の力が魔に変わり魔の威力が高まった


「はい、これでいいだろ?」
と聞いて渡した


「ありがとうございます・・・、・・・殺す!」
魔剣を受け取って、ゼノヴィアのほうに走っていった
ああ、ここは外じゃないから
この部屋には魔法陣があってその能力は破壊されたものを治す、こんな感じだった
しかも、黒歌の結界によって、外への衝撃はないし
俺の力で魔法の力は高まっているから安心して暴れられる
イリナは、ゼノヴィアを止めようと頑張っていたけど無理だってわかったから教室の隅の方に行っている(ここ、原作とは違うところ!)




〜〜〜数分後〜〜〜



戦闘は終わった
結果はアリスの負けだ
あのエクスカリバーが本物だったらアリスは死んでいただろう
魔剣も、ゼノヴィアの聖剣に破壊された
さすがに本物じゃなくとも威力は強いか・・・










これで、俺の聖剣破壊計画が始まった
・・・コカビエル・・・強いのか?

一撃で沈めようか・・・くくく





side out

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