小説『ハイスクールD×D 異形の存在』
作者:霊夜()

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26話目、





side 闇







どうも、今、俺の前には一人のエクソシストが立っている
いや、はぐれエクソシストか
俺の後ろには超絶かわいいマーリンちゃんがいる
俺とマーリンちゃんは買い物に来ていたんだ
マーリンちゃんに服を買ってやろうと思ってな・・・
こんな変態なんか見せたくない・・・
このエクソシストはみんなも知っている通りフリード・セルゼンだ
片手には聖剣を持っている、あれはエクスカリバーのかけらだろう


「これは最低で気色悪い出会いざんすね!クソ悪魔が!!」
そう言って、聖剣を振っている
・・・早いな・・・まあ、俺からすれば遅いが


「マーリンちゃん、あんな声なんか聞いたらダメだぞ?腐っちゃうからな」
そう言って、マーリンちゃんの耳を手で押さえた


「ああ?てめえ、舐めてんだろうが!!」
いきなり切れだして襲いかかってきた
・・・剣と同じくらいの速さか・・・


「遅すぎるぞ?」
そう言って、フリードの腹をけった
反射的に銃で防ごうとしてたが、少し遅れ、肋骨を折って後方に吹き飛ばした
後ろにある電柱に当たった・・・
少し電柱がかけた、・・・折れるくらいだと思ったんだけどな
ん?あの光はもしかして・・・


「さすがはマーリンちゃん、電柱の強度をあげたんだな、えらいな」
そう言って、後ろにいるマーリンちゃんの頭を撫でてやった


「な、なんだよその速さは・・・糞が!!糞みたいな悪魔に蹴られちまったよ、きたねえよクソが!!」
そう言って、また襲いかかってきた
殺気の方向からしたら・・・狙いはマーリンちゃんか
そう思った俺は、マーリンちゃんを影に隠そうと影を操った
が、少し遅れて、フリードの剣先がマーリンちゃんの腕に当たった
したに少しだけ、血が零れ落ちた・・・
え?・・・マジかよ・・・
お前みたいな汚らしいクズがマーリンちゃんに怪我させていいと思ってんのか?
・・・答えなんか簡単だろ?ダメに決まってる・・・
聖剣で切られたからそこは切り傷程度ですまない・・・
一生残ったらどうするんだよ・・・、どうしよう・・・
殺そう、・・・泣き叫べよ?・・・笑わせてみろ
(これは、主人公がロリコンだからこそ起こりうることです、あとは仲間思い)


「殺す、・・・泣き叫べ」
そう言って、俺は、フリードの足元の影を操り、フリードの体を固定した
その次に、フリードの体を中心に、半径1mあたりの地面だけを溶岩にし
周りには、ブーステッド・ギア(腕だけ)が数十個ほど浮いている
空にはトゥウルーロンギヌスが5つほどある


「さあ、どれで死にたい?」
そう殺気を出して聞いたら


「な、なんだよこれは・・・、も、もしかして、貴様あの黒咲 闇・・・クソ悪魔の中で一番殺したいランキングNo1の!!・・・」
おお、殺したいランキング1番か〜
嬉しくないね〜、特別大サービスで、全部使ってやろうか?


「全部がいいのか?欲張りだね〜、でもな?使うわけ無いだろ?」
そう言い、尻尾の先をフリードの左胸に当て


「俺が直々に殺してやる」
そう言って、トランスで尻尾の先を鋭くし一気に心臓を貫いた
そして、フリードの体に触り、トランスを使い、体の中の血を火に変えて焼き消した


「・・・雑魚、・・・・・・このエクスカリバーどうしよ」
そう言いながら、そのエクスカリバーを拾った


「あつ!・・・なにこれ・・・喧嘩売ってるだろ・・・」
そう言って、踏み潰した
欠片はたまたま持っていた袋の中だ


「あ・・・、マーリンちゃん大丈夫かな」
そう言って、俺の影の中からマーリンちゃんを出した


「大丈夫か?マーリンちゃん」
そう言いながら、マーリンちゃんを抱き寄せた


「う、うん・・・だいじょーぶだけど・・・いたい・・いたいよ」
そう言って、抱き返してくれる
・・・俺のせいだろ?・・・絶対そうだ・・・
でも、その前に・・・全教会のせいでもあり、コカビエルのせいでもある・・・
怒った・・・絶対に殺す





次の日、オカルト研究部で、エクスカリバーのかけらを渡した
マーリンちゃんの傷は、兵藤妹に直してもらった
感謝してもし足りないくらいだ
俺はみんなにコカビエルを殺す、手助けは必要ない・・・と言った
当然、反対されたがそれを無視した
リーアには、何故そんなことを?と聞かれたから、俺は
マーリンちゃんに傷を負わせたからだ、と素直に言った
そしたら、みんなは唖然としていた・・・
おかしいか?、おかしくないと思うが・・・
一番反論してきたのは、アリスだった
アリスにも神器はあるし、原作では祐斗が禁手に至ったから、
別にいいかということで一緒に戦うことになった、
それに対する反論の多さには驚いた

寝ている時も、俺の眷属が部屋に来てうるさかったが、
O・HA・NA・SHIをしたら、静かになった
夜は、マーリンちゃんと寝ました
温かかったです・・・ああ、ハレンチなことはしないぞ!?
ロリは愛でるものだ、汚してはいけない
ま、まあそれを望むんだったら・・・しないわけではないぞ?
そして、次の日


「じゃあ、俺は出かける」
そう言って、家を出た
原作ブレイクをしてはいけないと思いながらも世界が勝手に動いていく
一度も言ったことはないけど、アリスの神器とかもそうだ
永遠の氷姫だ、・・・笑いそうになったよ・・・
コカビエルは、バルパーといっしょに教会にいる
俺はアリスを連れて、その教会に向かった


「なあ、アリス。アリスはさあ、自分の神器に対してどう思っている?」
と聞いたら
アリスは最初驚いたように見せてから


「どうとは?」
と聞き返された


「好きかどうかかな?あと、使いやすいとか、いろいろと」
そう言ったら


「好きですよ、ですが、私の手に余る程の威力で、私にはもったいないと思っています」
と言った、・・・もったいないね〜
そうか?まあ、俺的にはどうでもいいけど・・・


「その神器、この戦が終わったら見せてくれ」
そう言ったら、アリスは少し微笑んで


「えらくレベルの低いフラグですね」
と言ってきた・・・
おいおい、そんな風には思ってなかったんだけどな・・・


「でも、これで少しは緊張は解せただろ?」
と言ったら、アリスは少し顔を赤くして


「そんなことを考えていってくださったのですか・・・先生は何を考えているかわかりませんね」
と言った、別のフラグも手に入れちゃったかも・・・


「ついたぞ?お前の目的はバルパー・ガリレイだろ、もう一人のクズは殺したから、俺はコカビエルをやる、それ以外に何かがいても、俺が全部殺すから、エクスカリバーとガリレイをよろしく」
そう言って、周りに影響がないように結界を張って教会に入っていった


「どうもこんにちは、今からお前らを殺す闇です」
と、コカビエルたちの前で言った
それを聞いたコカビエルは


「おお、これは悪魔側で一番と言われるほどの悪魔ではございませんか、そんな方が俺を殺しにくるとは」
と笑いながら言っている


「ああ、っで、俺の横にいる女は、お前の仲間のバルパーとか言う奴を殺しに来た、後エクスカリバーの破壊だ、だから、邪魔はしないでやって欲しい、その代わりお前を殺してやるからさ」
と言って、殺気を出した


「だが、その殺気の量、悪魔では上級クラスあたりだ、本気で来い」
と言ってきたから、舌打ちをして


「本気はやめろって言われているんだ、まあ、次元の狭間だったらいいのかな?」
と言ったら、コカビエルは


「それなら、次元の狭間に行こう、そっちの方が楽しめそうでな」
と言い出した
はあ、・・・まあいいか


「アリス!俺はこいつらと次元の狭間に行く!あとは頼んだ!!」
そう言って、空間に割れ目を作り次元の狭間に入っていった





「じゃあ、早速本気になってやる」
そう言って全リミッターを解除した
その瞬間、コカビエルの体から汗が滝のように出てきた
さすがは、聖書に乗るだけはある
この程度で済むからな・・・まあ、俺は何もしていないが


「こ、これが悪魔サイドでNo1を誇る悪魔の力か・・・次元が違う」
と真っ青になりながら言った


「戦争がしたかったんだろ?じゃあ、今からの戦いを戦争だと思え、まあ一秒もいらないけどな」
と言ったら、切れたのだろう、光の槍を創り出して投げてきた
俺は何も抵抗をせず刺された、それを見たコカビエルは勝利を確信したのか俺の体でハリセンボンを作った
いや、俺のカッコよさからしたらハリネズミか?・・・いや、それはかっこいいじゃなくて可愛いか
俺の体は光りだし、消えかけている


「さ、最強もこの程度か・・・私一人で悪魔全員を殺すことも簡単だというのか、はは!素晴らしい」
といきなりテンションを上げて言っている
・・・うっせえなおい
ああ、めんどくせ


「この程度って・・・その言い方はひどいと思うぞ?」
そう言った瞬間、コカビエルは顔を真っ青にし、俺の方を見てきた
焦りすぎだぞ?


「な、なんでそんな体をしていて話せる!・・・お、お前は・・・悪魔じゃないのか!」
と言ってきた、・・・はい、俺は悪魔ですよ?


「はあ、・・・最強ってことしか知らないのかよ・・・」
そう言った瞬間









『Dlain!!!』








俺の右腕から音声がなった
神器を出していないのになぜ使えるかって?
それは簡単、出していなくても使えると言うふざけた魔法を創ったからだ
そして、その瞬間俺の体に突き刺さっていたいくつもの槍は俺の体に溶け込むように消えていった
次に











『Recovery!!!!』











また俺の右腕から音声がなり
俺の体に空いた穴が一瞬にして消えていった
それを見ていたコカビエルは驚愕に染まった顔を向けている
それを見て、笑いながら


「俺の本気が見たいんだろ?じゃあ、・・・見せてやるよ」
そう言った瞬間、俺の周りに漆黒の闇が広がった
何も見えない・・・真っ黒だ
そして、俺は口を開き


「                     我、目覚めるは


                  永遠なる力を持ちし暗黒の支配者なり


                   己の全てを直し、貴様らの力を奪う
 

                     我、暗黒世界の全てを使い


                  汝らの全てを破壊し、すべてを奪おう



                   ジャガ−ノート・キリングドライブ」
そう言った瞬間、俺の周りにある闇が一匹の龍を作った
その龍は俺を飲み込むように近づいてきたが、俺の右手から、『Dlain』という音声がなり
その龍は俺の中に入っていった、その龍とともに周りの闇も・・・
闇は、コカビエルに当たり、また『Dlain』となって、コカビエルの力ごと俺の体に入ってきた
俺は、漆黒の龍をモチーフにしたような鎧を着ている
今の俺は、全世界を破壊するのに数秒もいらないだろう(←自慢)
俺はコカビエルに近づき、頭を持った
・・その瞬間




バキッ!ッグチ!・・・グジュッ・・・バキバキバキッ!!!!!




首の骨を破壊し、頭を抜き取った
これで確実に死んだだろう
だが、俺は止まらない
今度は、コカビエルの肩にかぶりつき
全ての血を吸い取った、これは吸血鬼としての本能だろう
最後に、また『Dlain』となり、コカビエルの体が俺の体の中に入ってきた
筋力や素早さ、魔力などを、少しも残らず奪い取っていった


「・・・しょうもない、・・・全然楽しくない」
そう言って、元の姿に戻って、リミッターをかけ直した
俺は、あの教会に戻った
そこには、返り血を浴びたアリスが佇んでいた


「大丈夫か?」
そう聞いたら


「は、はい・・・ですが、・・・人を殺してしまいました」
・・・ああ、そこか
何故か悪魔を殺すよりも心に来るんだよな


「ああ、でも、アリスは蚊を殺すだろ?」
と、聞いたら


「え?・・・何故、蚊なのですか?」
と、聞き返されてしまったが


「いいから、・・・あるだろ?」


「は、はい、ありますが・・・もしかして、人を殺すのは蚊を殺すのと一緒だって言うのですか?」
と、言われた・・・
先に言わないでくれよ・・・


「ああ、言うぞ?・・・蚊だって生きている、人間と一緒だ、それを殺すのは人間を殺すのと一緒なんだよ」
そう言ったら、少しだけ笑って


「そう言ったら、よく虫を殺す人は連続殺人犯になりますね」
と言ってきた、・・・そこまでは言わないぞ!?
そう話しながら、オカルト研究部室に戻って、イリナに聖剣を渡した
本当に出来たのか、・・・と驚いていた
そして、一番驚いたのが
何故かゼノヴィアが悪魔になっていた
いや、原作ブレイクじゃなくて、原作が勝手に自分から破壊されて言ってるだけじゃん
それに対して驚いていたら、孔明に教えてもらったんだが
ゼノヴィアとイリナが話し合って、イリナは帰国して、ゼノヴィアはここで悪魔になるといったことになったらしい、その理由が、黒歌のせいだった・・・
詳しく聞いてみたら、
ゼノヴィアと黒歌が、神と俺のことで言い争っていて、つい口が滑って神はいないといってしまったからだ
あとでしっかりと言っておかないとな
そして、約束通り、アリスに神器を見せてもらったが
俺の想像では、槍だったのに、レイピアだった
これで、トランスで創ることができる
ふっふっふ・・・







side out




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後書き


ロンギヌスを出してみましたが、設定が変わってしまったと思います
コカビエルはグロイ死に方で、ヴァーリは出てきませんでした
急な設定で意味がわからなくなっておりますが、笑って許してください(笑)
次回は、危恋登場です
応援よろしくお願いします

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