小説『ハイスクールD×D 異形の存在』
作者:霊夜()

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29話目



Side 闇



こんばんは
今日は久しぶりに、夜のオカルト研究部にいる
目の前では、リーアと、ソーナが言い争いをしている
どちらが、今夜使い魔を探しに行くかについてだ
・・・あ、よく考えたら俺たちも使い魔がいないな


「なあ、その使い魔探すの、俺達も行っていいかな?」
と、二人に聞いてみた
・・・それにしても、兵動家の二人が、いちゃつきすぎだ
後、もう一つ言うと俺の膝の上に孔明と、マーリンちゃんが座っている
仲いいな、この二人
白音は俺の横に座っていて、もう片方の横に、アテナ
・・・何か、神にでもなった気分だぞ?
後ろからは、黒歌が抱きついてきている
足元には、危恋が座っている
ソファがあるのだから、ソファに座れば良いものを
・・・え?祐斗はどうしたって?


「・・・何で僕だけ」
と、子猫の横で沈んでいる
まあ、俺的にも男とイチャイチャする気はないしこれでいいんだがな
・・・たまに、祐斗がこの中の誰かに殺気をぶつけることがあるから怖いんだよな
ほら、恋華を見てみろ
大人しく読書をしているぞ?
その横には、オーフィスも大人しくお菓子を食べている

そして、リーアと、ソーナが俺の方に一斉に向いて


「本当ですか!?」
と聞いてきた
普段はクールな二人なのに、この変わりようは・・・
ゼノヴィアも驚いているぞ?


「それは本当か?」
って、そっちのほうだったか、ゼノヴィア!


「ああ、俺達も使い魔がいなくてな」
というと、リーアとソーナは目を輝かせて


「勝った方が、お兄様と・・・」
リーア、不気味な笑みはしないほうがいいぞ?


「はい、勝利したほうが闇様と、一緒に使い魔探しができるのです」
・・・おいおい、ソーナも同じような顔をするな


「いや、普通に誘ってくれたら行くぞ?」
と言ったら、匙がいきなり


「何で先生ばっかりモテるんすか!?」
などといってきた、さあ?
そんなこと知るか、もし知っているのだったら前世の俺はリア充だったぞ?


「そんなこと知るわけないだろ?まあ、強いて言うのならば・・・ドラゴンかな?」
うむ、ドラゴンだ
多分、ドラゴンが関係している


「ドラゴンですか?」
匙が聞き返してくる
ここは『人に聞くな、自分で考えろ』というべきか?
それとも、真剣に言う方がいいか?
まあ、どっちでもいいか


「詳しくは知らんが、昔聞いたことがある」
よし、これで上手く逃げられたか?


「どんな話なんすか?」
・・・追求してくるとは
はあ、仕方ない・・・


「ドラゴンは色んな物を引き寄せる、敵となる者や、仲間となるもの、また女も然り」
確かこんな感じだったか?


「そうでしたか、・・・俺にもドラゴンがあったらよかったんですけどね」
何かボソボソ言っている
・・・コイツは勘違いをしている


「いや、お前もドラゴン関係の神器を持っているぞ?」
そう言ったら、俺の下まで走ってきた
・・・自分の神器くらいは知っとけよ


「まじっすか!?何が入ってるんすか!?」
家の皆が睨んでるぞ?


「それ以上は近づかないほうがいいぞ?あと、お前の中の神器は・・・いや、俺よりもアザゼルの方が詳しいか、運がいいな匙、この街のどこかにアザゼルがいるぞ?この情報は、千円で売る」
そう言うと、孔明が


「お金取るんですか?」
と、ジト目で見てきた
当たり前だろ、堕天使の総督様だぞ?安いほうだ


「まあ、いつかはここに来ると思うしいいだろ?」


「は、はあ・・・まあ、そういうのならば仕方ありませんね」
ああ、仕方がないのだぞ?


「っで、どっちが今夜、使い魔を探しに行くんだ?」
と、二人の方を向いて言うと


「お兄様、私です!」
リーアが、すごい笑顔で見てきた
・・・ジャンケンで勝ったんだ
ソーナは、暗いオーラを出して沈んでいる


「ああ、そうか。じゃあ早速行こうか、それとソーナ、さっき言った通り呼んでくれたら行くぞ?」
そう言うと、ソーナは見る見るうちに明るくなっていった


「で、では、来週の今日はどうでしょう?」
来週の今日か・・・
まあ、特に俺はすることもないし(←教師)
まあ、いいか


「ああ、いいぜ?リーア、転移魔法陣でも出してくれ」
そう言うと、リーアではなく黒歌が


「もう出したにゃ」
そう言って、魔法陣の大きさを大きくしていく
黒歌、そんな術も出来ていたとは・・・


「ありがとう。じゃあ、早速行こうか」
孔明と、マーリンちゃんを膝から下ろした
そして、俺達は、森に到着した
ここでも、兵藤家のバカ二人はイチャイチャしている
兵藤妹は、虫嫌いらしくイッセーに抱きついている
松田と元浜に見せてやりたいな
まあ、教師としてはいけない行為だからする気はないがな

・・・何者かの気を感じる
そして、何か言わなければいけない気がしてきた
・・・息を大きく吸って


「「ゲットだぜ!!」」
・・・やっぱりな
気の正体は、悪魔で怪しい男だ
そして、ポケ○ンに出てくる服装に似ている服を着ている
・・・もしかして
俺は、その変態の後ろに行って、手錠を作り


「お巡りさん、捕まえました」
そう言って、捕まえた
こんな森に、怪しいおっさんが出てくるとは


「お、お兄様、その人は・・・」
リーアが何かを言おうとしているが


「え!?っちょ、離せ!離すんだ!!」
変態の声が邪魔になっている


「五月蝿い、変態」
白音が近付いて行きそう言った
流石に、これは心に来るぞ?


「・・・へ、変態じゃない!俺はマダラタウンから来たザトゥージだ!!」
っく、署よりも先に、病院か
いや、ここは・・・


「イッセー妹!アーシア、コイツの頭にトワイライトヒーリングを!」
そう言うと、アーシアが急いできた
そして、真剣にこの変態の頭に光を当てている


「俺は平常だぜ!!」
・・・だめだ、元に戻らん・・・


「すまん、俺たちにはもう何もできない」
泣いているふりをしながら、皆の下まで下がっていく


「あ、あの、お兄様。あの方は使い魔に関してのプロですよ、彼のアドバイスを聞きながら今日は、使い魔を探すんです」
・・・ああ、そうだったんだ
つまりは、使い魔を探している時に、魔物に頭の中をいじられたってか?
それならば納得できるな


「さっきはすまなかったな、俺は黒咲 闇だ。後ろにいるのは俺の眷属のオーフィス、白音、アテナ、祐斗、恋華、黒歌、マーリン、孔明、危恋だ」
一応は自己紹介をしておくべきだろ
そして、イッセーたちも自己紹介をした


「じゃあ、早速使い魔を探そうか。ザトゥージ、アドバイスとやらをくれ」
そう言うと、ザトゥージは魔物図鑑を取り出し


「どんな使い魔をご所望かな?・・・・って、く、黒咲 闇!?あ、あの・・・」
なんか知らんが焦っている
まあ、俺には関係・・・あったか


「フレンドリーに行こうぜ、フレンドリーに」


「で、ですが・・・」
・・・いきなり敬語になった
なんか、こんな見た目のおっさんに敬語を使われるって、気分が悪くなる


「別に俺は気にしないし、誰も気にしないだろ」


「そ、そうでs「敬語も使うな、変態の敬語なんて聞きたくない」・・・変態じゃねえぜ!」
おお、やっと元に戻ったな
もう少しで吐くところだった


「っで、俺の所望する使い魔ってのは、・・・別に何でもいいな」
うん、特にないな
あ、頭のいいやつとかだったらいいかな
強さとか別にどうでもいいし
可愛い系とかもいいな


「な、何でもいいって・・・」
ザトゥージが何か言っているな
ふむ、ここは眷属思いのキングとして、眷属に聞いてみるか・・・
そう思い、振り返ってみると


「闇!私と、白音と祐斗とアテナ、危恋は、もう決まったにゃ!!」
と、黒歌が言ってきた
黒歌の足元には黒猫がいて、白音は白猫を抱きかかえている
祐斗の手(指)には鳥がとまっている
アテナの肩にはフクロウがとまっている
危恋は、足元に犬が座っていた


「・・・早すぎるぞ、まあいいけど。契約はしたのか?」


「うん、したにゃよ?」
ふむ、先を越されたレベルじゃないぞこれ
・・・負けてられん


「ザトゥージ、何でもいいから、強い使い魔を」


「強い使い魔、・・・天魔の業龍(カオスカルマドラゴン)ティアマットはどうだ?」
ふむ、龍王の一角か
それは、面白いな・・・


「わかった、今から捕まえに行ってくる」
そう言うと


「はあ!?っちょ、冗談ですよ!?」
いきなりザトゥージが、俺の前まで走ってきた


「いや、冗談でもなんでもいい。龍王を使い魔にする、格好良いじゃねえか!」
と、ニヤリと笑って言うと


「や、闇さん・・・あんたこそが、本物の男だ!俺は応援してるぜ!!」
おう、コイツも男というものを分かっている
だが


「・・・やっぱり、お兄様も男なのね・・・」
リーアが、ジト目で見てきた


「あらあら、格好良いですわよ」
朱乃にもわかるのか!!


「闇、頑張れ」
オーフィスちゃん!!!
俺のテンションはマックスになり、オーフィスちゃんに抱きついた


「や、闇・・・苦しい」
おっと、流石にやりすぎたか


「ゴメンな?」
そう言って、オーフィスの凸にキスをした


「/////////////」
オーフィスは、顔を赤くして黙った
オーフィスも感情表現が上手くなったな
俺の眷属は、皆俺を応援してくれた
皆、いい奴だよな・・・
それに、イッセーも俺たちと同じ男だってわかった
・・・って、あれ?
俺、そのティアマットのいる場所なんか知らないぞ?
確かに、龍の気とかはわかるが、この森に龍が多過ぎる


「なあ、ザトゥージ。ティアマットってどこにいる?」
と、聞くと


「確か・・・、おお、見える見える!・・・あの山の頂上にある、洞穴の中さ」
そう言って、遠くを指差す
・・・ふむ、これは楽しくなってきたぞ?


「っじゃ、行ってくるな」
そう言って、悪魔の翼を出した
そして、その翼をトランスで龍の翼に変身させた
もちろん、翼の力とか、見た目以外にも変わった部分が多い
そして、地面を勢いよく蹴り跳んだ
そこから、翼を動かしその山に向かって飛んでいった
数分もしないうちに、その山に到着して、今、登山をしている
全力で走れば、即座に頂上に着いた


「・・・これが、その洞穴か」
龍が入れるほど大きい、穴があいていた


「・・・魔王並みという程はあるな」
そう言いながらも、闇は笑っている
・・・ティアマット、龍王の一角、魔王並みの力
やばい、楽しみになってきた!!!
子供のように、はしゃぎながら、奥へと走っていった

そして、ついに大きな広場のようなところに出た


「・・・あの真ん中で寝ているのが、そのティアマットなのか?」
目の前には、グレートレッドよりかは小さいのだが、人間のサイズから考えてみると充分に大きいサイズの龍が眠っていた
・・・こいつが、ティアマットか・・・
それにしても、メスというだけあるな
胸がある、・・・いや、俺にはそういう趣味は無いからな


「・・・それにしても、俺が来たというのに気持ちよさそうに寝やがって、なんかムカつく・・・よし、決めた」
俺は、トランスで、ティアマットの頭上の空間を巨大なタライに変身させ、掌の上にできる空間をハリセンに変身させた


「覚悟しやがれ、この野郎!」
そう言って、高速で相手に近づき、ハリセンで頭をぶん殴った


「つぁ!?・・・つぅーー、な、何事!?」
・・・龍王にしては、普通の人間とは変わらないな、もう少し面白いリアクションが欲しかったな・・・


「目が覚めたか?ティアマット」
と、ハリセンを直して聞いてみたが


「き、貴様が、私の頭を殴ったのか?」
・・・睨まれても困る
俺が来たことに気づかないなんて・・・
確かに、気は消していたが・・・
龍王ともあろうものが、その程度のまやかしに気づかないなんて


「俺が、お前の命を狙う刺客だったらどうするんだ?馬鹿者目が」
心の中では腹を抱えて笑う俺がいる


「い、いきなり現れて、説教されるなんて・・・」
ティアマットは、この状況をうまく理解できていないみたいだ


「ほら、座りなさい」
そう言いながら、俺が座ると、ティアマットも警戒しているようだが、俺と同じように座った


「まあ、安心しろ。俺はお前を殺そうと思ってきたわけじゃない」


「頭を殴ってきたくせによく言うわ!」
ふむ、龍王と聞いて偉そうな馬鹿だと思っていたのだがな・・・


「お前は一体なんなんだ?龍王だろうが!自分の住む場所に何者かが入ってきたら起きて戦う準備でもしておけ!警戒するのが遅すぎだ!!」
キャラが変わるほどの起こりっぷりだな、俺は
これぞ教師って感じだな!うん


「す、すいません」
竜王に謝られるとは、思いもしなかった
だがな・・・


「龍王が、そんなに軽々しく頭を下げるな!!龍王と言うのは誇り高い存在なんだぞ?」


「は、はい。すいません」
・・・ふむ、また謝ると?


「頭上注意」
そう言うと、ティアマットは上を見上げた
そこには、巨大なタライがある
これは、人間のサイズからして大きいというわけではない
ちゃんと、龍のサイズからしてだ


「・・・・・・あ・・・」
ティアマットは、口を開けたまま固まっている
流石に、こんな大きさのたライは見たことがなく、戸惑っているようだ


「状況判断は大事だぞ?力でねじ伏せろ」
そう言ったら


「わ、分かりましたわ!!」
そう言って、タライに魔弾や、光の槍をぶつける
天魔とはこういう意味か?
天と魔の力を使える・・・か
格好良いね、憧れちまうぜ・・・くくく


「あ、すまん。それ攻撃を反射するように創った」
・・・だが言うのが遅すぎたのか、ティアマットはすでに、跳ね返ってきた攻撃を避けていた


「その反射神経、流石だな」


「ありがとうございます!」
・・・俺は龍王の教師か何かか?


「よし、話の続きをするぞ?」
そう言って、地面に触りトランスで地面をじゅうたんに変身させた


「こ、これって?」
そう聞いてきたから
いつも通り


「これは、俺の能力だ」
と答えておく


「そうでしたか」
・・・龍王に謝られるどころか、敬語で話されてるは


「敬語は使わなくていいんだぞ?」


「普段からこの話し方なので、気にしないでください」
ふむ、そうか・・・


「俺の名前は、黒咲 闇だ、悪魔をしている」
自己紹介は大事だろう
主の名前を知らない使い魔なんていないだろうしな
それと、俺の使い魔になるのは決定事項だぞ?


「黒咲?・・・確か、今冥界でトップと言われてる悪魔も同じ名前だった気が・・・」
多分、それは俺のことだ
それと、冥界だけではないぞ?
まあ、自分で言うのは少し、いや、すごく恥ずかしいのだがな


「・・・それに、あなた。私を殺すために来たわけではないのですよね?」


「ああ、その通りだな」
と答えると、怪訝そうな顔をして


「だったら、何のために来たのですか?」


「お前が欲しいからだ」
と、分かりやすく、そしてはっきりと言うと


「い、いきなり告白!?いや、プロポーズ!?」
龍王が何を焦っている
それに、ものすごい勘違いをしている


「いや、使い魔に欲しいという意味なのだが?」
と、言ってみるが


「こ、この私に首輪をつけて・・・あ、あんなことや、こんなことを・・・」
・・・こいつ絶対にませてるな


「正気に戻れ、馬鹿者」
そう言って、ハリセンを出して叩いた


「っつ!!・・・・あ、あなた、本当に普通の悪魔?」
はい、・・・ああ、いや違うな
普通ではないな、うん


「グレートレッドの息子で、オーフィスの主だ。夢幻と無限を司る悪魔だ。それと、俺は吸血鬼と人間のハーフで、神器を持っている。俺の神器は黒龍神王だ」
説明をするならこれくらいだろうな
これ以外は思いつかんし


「・・・つ、つまりは、あなたからすれば、私はただの龍王ということかしら?」
いや、流石にそこまでは言わないぞ?


「さあ?・・・っで、そんなことよりも俺の使い魔にならないか?」
と聞いてみたら


「あなたが、本当にグレートレッドの息子かも、オーフィスの主かもわからないし、まだ信じきれていないわね」
そう言われたら、呼ぶか?
いや、でももし、今オーフィスが使い魔を見つけて捕まえようとしているのだったら、悪いしな・・・
父さんだけでいいか


「わかった、父さんだけで納得してくれるか?」
そう言って、何もない、ただの空間を殴った
その瞬間、空間に巨大な割れ目が出来た
これが、物理的につくったドラゴンロードだ


「な、なにコレ・・・」
俺は、その割れ目に向かって


「父さん!来てくれ!!」
と、叫ぶと



バチ、バチバチ!!



その割れ目が、横に広がっていく
そして、その割れ目から、巨大な紅の龍の頭が見えてきた


「・・・呼んだか?闇よ」


「ああ、ティアマットが、俺が父さんの息子か信じきれていなかったから来てもらったんだけど、迷惑だったか?」
と、聞くと


「いや、俺は暇でな。・・・そして、お前がティアマットか」


「・・・で、でかい・・・」
ティアマットが目を見開いている
龍王とは思えんほどだな・・・


「どうだ?これで信じてもらえたか?」
と、聞くが、返事はない


「龍王ともあろうものが、龍神の前で緊張するなよ」
と、言ってみたら


「いや、普通は驚くだろう。それが普通なのだぞ?」
父さんがそう言ってくれるが
・・・いまいちわからんな
まあ、いいか


「っで、そろそろ帰ってもいいか?ここは少し狭すぎるようでな」
・・・確かに、父さんの大きさからすれば、ここは狭すぎるもんな
はっはっは!!流石父さんだな


「いいよ、それと、来てくれてありがとう」
そう言うと、父さんは次元の狭間に戻っていった
あ、空間も直しておかないと


「っで、どうだ?信じてもらえたか?」


「え、ええ・・・、だったら、オーフィスの主というのも本当そうね・・・」
おお、やっと納得してもらえたか


「後は・・・、俺の力当たりだな」
そう言いながら、自分に欠けたリミッターを全部外した
毎度同じく、全世界のみんなに迷惑がかからないようにと、結界は既に張ってある


「・・・あ、あなたは・・・本当に、悪魔?・・・魔王とかじゃないの?」
うわ、すげえ震えてる


「ああ、魔王とかじゃない、ただの悪魔だ」
そう答えると、今度はそのただの悪魔ということが理解できていないみたいだ


「っで、そろそろ言って欲しいのだが?俺の使い魔になるか?ならないか?」
そう言うと、ティアマットは少し考え


「わかったわ、あなたみたいな悪魔はほかにいないだろうし、この選択の方が私にとっては確実に良い答えだろうと思うしね」


「ありがとう、では早速・・・」
そう言って、ティアマットに近づいた
そして、背中の上に乗り


「黒咲 闇の名に命ず。汝、我が使い魔として、契約に応じよ」




こうして、天魔の業龍ティアマットは、俺の使い魔となった
そして、俺とティアマットはリーアたちの元に戻っていった
当然の如く、皆が驚いていた。
アーシアが、蒼雷竜(スプライトドラゴン)の子供を使い魔にしていた
恋華は、自分の持っている村雨と契約をしていたな
刀と契約できるんだな、いや、村雨は妖刀で
一応は、妖怪だからできるのか?
マーリンちゃんは、創剣龍(ブレードドラゴン)の子供を使い魔にしていた

それ以外は、誰も使い魔にしていなかった
・・・次は、ソーナか




Side out



_________________________________________________
後書き


新種のドラゴンとかを出してみました
ティアマットの、キャラが巫山戯過ぎですよね、反省は・・・しませんし、していません
次回は、主人公の神器の中にいる、ドラゴン登場です

-33-
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