第四話『定期テストと聞いたら悪夢しか思い浮かばない。』
なんやかんやあってテスト当日。正直此処のテストはランクが低すぎるので十分で解いて残り時間は新しいスペカを考えつつ自分のデッキについて考えていた。
バーンやデッキ破壊とかノーマルビートとか色々試してきたけどなんか納得がいくカテゴリがない。ヴェノムやスピリット、六武衆なんかは少しだけしっくり来るんだがまだ納得行かない…。ま、そのうち出会えるか。
「考え中悪いけど次実技だよ?早く行かないと。ていうかデッキまだ決まってないの?」
「ええ、まぁ本日使うのは決まってますけど。ネタですが。」
「夜のネタデッキはネタで済まない出来じゃん。」
なんのことやら。
そして
「確か………天上院だったか?あんたが俺の相手か」
「あなたが噂のね。あなたの可愛い主の前で悪いけど全力で打ち負かさせてもらうわ。」
「なんだそのイタイ二つ名。八雲でいい八雲で。しかし妹様を可愛いと呼ぶなど−−−−−−たったそれだけの言葉で妹様を賞賛するなバカモノめ!許さん、決闘!」
「そっち方面で怒られた!?ええと、決闘!」
「俺のターン、特殊召喚し、生け贄に捧げる。其の悪魔は非遇の身なれど秘められし力は神をも凌駕する、召喚!(ATK1550)」
「モ、モリンフェン!?後なんか無駄に詠唱凝ってる!?」
「二枚伏せてターンエンドだ!」
「わ、私のターン、発動、手札のエトワール・サイバーとブレード・スケーターを融合して召喚!
バトルよ、サイバー・ブレイダーでモリンフェンに攻撃!」
「永続罠発動、サイバー・ブレイダーの攻撃と効果を封じる。」
「仕方ないわね、二枚伏せてターンエンドよ。」
「俺のターン、発動、手札を全て捨てて同じ数だけドロー。召喚、効果でデッキから闇属性一体を墓地に。」
「罠発動!場のモンスターを全て破壊するわ!そして発動してサイバー・ブレイダーを蘇生よ!」
「かまわんさ。墓地に闇属性五種類いるから特殊召喚効果で墓地のモリンフェンを除外して特殊召喚、
伏せてあった発動、ゼラートを墓地に送って二枚ドロー。発動、を守備表示で蘇生する。こいつはデュアルモンスターだから墓地では通常モンスター扱いだ。一枚伏せてターンエンドだ。」
「私のターン、ドロー!バトルよ、ブレイダーで魔族召喚師に攻撃!」
「単純すぎだよ!罠発動!通常モンスターが攻撃された時に発動可能、攻撃表示の通常モンスター以外を全て破壊!くらいな、斧符『一撃必殺ジャスティスブレイカ』!」
「な、くっ、よ!エトワール・サイバーとブレード・スケーター(ATK1400)に戻してスケーターは残るわ!」
ううむ、片割れしか倒せないか。しかしまぁソリッドビジョンよ、わかっているな。床下から機械の顔が出てきてエネルギー充填。そして音声が
『フォース!セット・オン!
チャージ!スタンバイ・オッケィ!
いくぞ!!
ジャスティス!ブレイカーーッ!!!』
うむ、前に早苗んとこでしたやつと一緒だな、うん。
「よくわかんないエフェクトだけど、バトルフェイズは続いているわよ!ブレード・スケーターで攻撃!」
「ふむ、しょうがないな。(夜LP4000→2600)」
「このままターンエンドよ。」
「俺のターン、モンスターをセットして墓地のを除外して攻撃表示に。の効果、互いに手札を全てすてて五枚ドロー。発動、墓地のクリエイター、ゼラート、終末、魔族召喚師、コンフィーをデッキに戻して二枚ドロー。
さてと、じゃ終わらすか、発動、互いに一体ずつ生け贄にする。俺はメタポだ。」
「く、ブレード・スケーターよ…」
「邪魔者は消えた…。発動、手札一枚捨てて除外されてるモリンフェンを蘇生して装備。発動。さっき捨てたモリンフェンをこのターンのみ蘇生。発動、LV5以上の通常モンスター、モリンフェンを加えて、モリンフェン特殊召喚。」
「な…」
「バトルだ、モリンフェン三体でダイレクトアタック!T(トリプル)・M(モリンフェン)・B(ブレイカー)!」
「モ、モリンフェンに負けるなんてーーーーーー!」(明日香LP4000→-650)
ネタで作ったが以外とまわるな。今度はクリッターで殴り殺すデッキでも組んでみるか?
「いや、洒落にならないからやめて。ていうかこっちに来てからそういうのばっかだよね?」
「さりげなく心を読むとは流石です妹様。まぁガチデッキ使うほど強くないですし。そちらはどういう展開でしたか?」
「だから顔に出てるって。えーと、相手がエアーマン出して終了、返しでデミスとバルバロスだしてワンキル。ただ相手の顔と名前が出てこないんだけど…」
「忘れてもいい存在ってことじゃないんですか?」
「そっか、そだね。じゃ帰ったらまた弾幕ごっこしよ!」
「深夜にですよ。」
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どーでもいい解説
〜斧符『一撃必殺ジャスティスブレイカ』
夜がテスト中に考えたスペカ。
東方の弾幕的に解説すると発動すると夜が画面中央上部に移動して一定時間後に極太レーザーを下に発射する。難易度が上がるとなぎ払うようになる。
名前通り被弾すると残機が幾つあってもゲームオーバーだが難易度に関わらず右上隅と左上隅は安地なのではっきりいって消化スペル。
元ネタは某配管工のRPG。
〜T・M・B〜
謎の発想の産物。モリンフェン三体の全力砲撃を同時にたたき込む決戦魔法。
かつて全シグナーの龍と全地縛神がくんずほぐれつの大混戦していたところに横から打ちこんで双方まとめて封印したとかなんとか。
元ネタは某リリカルのエース編の世紀末合体砲撃。