小説『繰り返し一粒』
作者:氷菓()

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『違う.......よね。』
きっと、
あの時気づいていなくても、
私はいつか知ることになったのだろう。

ppppppp.................

携帯の着信音が静かな部屋に響き渡る。

『誰.............?』

私はその名前を見た途端、
携帯を床に投げつけそうになった。

゛海斗゛

彼が...
彼が私をここまで追い詰めた。
憎い。憎い。憎い。
騙されてた私も馬鹿だ。
でも、一番腹が起ったのはメールの内容だ。

.......学校来るの楽しみにしてるからな。..

私が何をしたって言うの?
なんで?

きっと彼は学校に私が行かないのを期待しているのだろう。
まだ、付き合ってると思ってるんだ。

私は無言で立ち上がった。

-14-
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