小説『異世界転生物語〜え?リリカル?なにそれ?〜』
作者:ガウェイン()

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おひさで〜す。昨日DVDで仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦を見ました。クウガが影薄かったです。それに比べダグバの威厳がすごい事すごい事…他の幹部が士(門矢 士)に腰折って頭下げてるのにダグバは頷くだけって…やはり他の悪役とは格が違うってことですかね。



「成程…つまりお前たちは闇の書の闇の残滓が何らかの形で変化し今の形となり、意志を持った存在…と、言う事か?」

「はい。大まかに言えばそうなります。」

俺の問になのはに似た少女が答える。

「もっとも、何故こうなったのかは不明なのです。本来は何かの形で安定していた筈なのですが、無理矢理切り離されたようで…」

……言えない…恐らく俺がリインフォースから切り離したせいだなんて言えないぞ…あの時点では微量な残滓だったから切り離せば不安定になって自然消滅すると思っていたのだが…

「まあ、今は安定していますし、闇の書にあった良くない機能も消えたので魔法が使えるだけの一般人と変わりませんが…」

俺が悩んでいるとなのはに似た少女…シュテルと言うらしい…が仕方ない、とばかりに呟く。…俺にも責任があるしなぁ…

「イナズマキッック!!」

「ゴゥっ!?」

いきなり背中から衝撃がきた。声から解る通り、フェイトに似た少女…レヴィが俺に飛び蹴りを放ってきた。

「シュテルンとばっか話してつまらんないよ〜、ボクとも遊んでよ〜。」

「やかましいぞ!遊んでおるわけではないのだから静かにしたらどうだ!」

「でも〜王様だって暇でしょ?」

王様と呼ばれたはやてに似た少女はロード、と言うらしく、名前の通り偉そうにしている。が、一応気遣いは出来るようなのでまるっきり悪いやつではないらしい。

「司さん、大丈夫ですか?」

「文、その二人の相手をしていてくれ。話が進まん。」


話を聞いた限りでは三人とも今の形で安定しており、もう闇の書の闇として活動することは無いという事、魔法が使えるだけで他は一般人と変わらないという事、そして、当たり前の話だが身寄りがないということが分かった。

…どうする?幾つか案は有るが…まあ、仕方ないか。




「お前たち、今日からここに住め。」

司は案を纏めると、開口一番に爆弾を落とした。

「え?」

「は?」

「お〜」

「司さん!?」

『マスター!?』

1人を除き全員驚く。

「ここなら部屋もあるし、金銭的に問題がある訳でもない。知り合いのほとんどは魔法関係者だから隠す必要もないし、全部丸く収まるだろ?」

「お話はありがたいのですが…その…私達には戸籍、と言うものがありませんし…」

「そこは問題ない、フィリップ!話は聞いていたな?」

司の言葉に三人が?を頭に浮かべる。今この場には他に誰もいないから当然と言えば当然だろう。

パソコンの画面が光り、音声が流れる。

『勿論だよ司。つまり彼女たちの戸籍を偽造すればいいんだね?』

「話が早くていい。頼む。」

そういうと画面が消える。早速偽造作業に入ったようだ。

「ちょ!?司さん、本気ですか!?犯罪ですよ!?」

「何言ってるんだ?文、お前の今の戸籍だってフィリップが作った偽造だぞ?」

「なんですってぇ!?」

『文さん、知らなかったんですか?』

「(なんなのだ?この家は…)」

「(ロード、私たちは相当変わった方々に拾われたようです。)」

「まてまて〜!」

「こっちだよ〜」

文の叫びを聞いて呆れる司とオーラ。それを見て何でこうなったんだと悩むシュテルとロード、全く気にせず遊ぶレヴィと舞夜(子供var)。非常にカオスな空気が展開された。


約1時間後…

話し合いの結果、三人は司の家に住むことを了承した。元より、断る理由もなかったのだから当然と言えば当然ではあるが。

「何故、ここまでしてくれるのですか?」

「何故…って、見捨てたら気分悪いだろ?(それに俺にも責任は有るし…)」

「…わかりました。それからもう一つお願いがあるのですが…私たちに、名前を下さい。」

「名前?」

「はい。今の名は名前、と言うよりも闇の書の闇としての役割としての意味合いがあるので…」

「僕もお願い!格好いい名前にして!」

「仕方あるまいな。確かに今の我らの名前では少々この国では違和感がある。光栄に思うがいい、我に名を付ける事を許す。」




名前か…如何すればいいんだ?

「じゃあ、シュテルは…『光(ひかり)』だ。」

「分かりました。」

なのはを思い出したら出てきたのがスターライトブレイカ―だった。だからライトを変えて光にした。

「僕は?僕は?」

「落ち着け。レヴィは…『葵(あおい)』だ。」

髪の毛が青いから葵。解りやすいな。

「よ〜し!ボクは今日から葵だ!」

「我はどうなるのだ?」

「ロードは…」

どうするか…はやてだろ?それじゃあ…

「タヌk・・・」

「却下だ!!」

「………仕方ない。ならば…『咲夜(さくや)』だ。夜が咲くと書く。」

「ほ、ほう…(いい名前じゃないか…)中々だな。許してやろう。」

気に入ってもらえて何よりだ。じゃあ、一応出来るだけ早く紹介しに行かなきゃな…俺もそう長くないし(・・・・・・・・・)

こうして我が家に新たな住人が増えた。





ちょっと短いですが今回はキリが良いのでここまで。

以下 予告(嘘)


時は十年後 ミッドチルダの首都、クラナガンに存在する時空管理局地上本部をテロリストが占拠した。

「26の…人工『星の記憶達(ガイアメモリーズ)』…?」



「おのれ…貴様達は一体…?」

「俺は大道克己…そして、俺達は『NEVER』…管理局に縛られたこの世界を開放する者だ。」


『エターナル フルドライブ!!』

「「「「うわぁぁぁl!!??」」」」


「そんな…力が使えない…?」

「一体何なの…?」

「文!舞夜!」

闘う力を奪われた魔導師たち


「君は…?」

「分からない…何も思い出せないの…」




「あなたに…何が解るんですか!?」




「そいつは唯の人間じゃない。そいつは…」

「いやぁぁぁぁ!!!???」

鍵を握る記憶喪失の少女。


巨大スクリーンに映し出され、テロリストが言い放つ。

『さあ、市民諸君…地獄を楽しみな!!』



「終わりだ 過去の英雄よ…」

「ぐぁぁぁぁ!!!???」


「「「司君!!」」」

「「「司!!」」」

「「「司さん!!」」」

そして…

「思い…出した…」

管理局 史上最大の危機…そして、司の新たなる力が覚醒する。

『AtoZ 永遠の記憶 〜ミッドチルダ崩壊!?〜』

製作予定…ありません。しいて言うならばstr編終了後の番外編に当たります。よってstr編が終わって、その時に気力と記憶が残っていれば作ると思います。

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