小説『異世界転生物語〜え?リリカル?なにそれ?〜』
作者:ガウェイン()

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おひさ!最近バイトが忙しくてなかなか時間が取れません。



「つまり、光ちゃん達は闇の書の残滓?から偶然生まれちゃったってこと?」

「そうだ。軽く調べてみたが危険性は無いようだし問題ないだろ。」

思いのほか説明はスムーズにいった。アリサ達もあの事件の後、魔法関連の事は説明してあるおかげか何回か質問は来たが納得してくれた。

「で、その子…舞夜も文と同じデバイスってこと?」

「ああ。まあ、文の親戚とでも思ってくれれば良い。それで合っているな?文。」

「そーなりますね。細かい違いはありますが…大体あってます。」

良かった。これで大まかな説明は終わったし…自己紹介させるか。

「じゃあ、説明もしたところで自己紹介してくれ。元々その為に集めたんだ。」

「はい。私は『天宮 光』と申します。以後、宜しくお願いします。」

まあ、無難だな。

「我は『天宮 咲夜』だ。良きに計らえ塵芥どもよ。」

咲夜、お前はもう王様じゃないんだぞ…あ、光に叩かれた。

「何をする!?」

「それは此方の台詞です、咲夜。そんなでは葵以下ですよ?」

「なぁ!?葵以下だと……宜しく頼む…」

「ヒカリン、それって酷くない!?あ、ボクは『天宮 葵』だよ!宜しく!」

珍しく葵が突っ込みを入れた。まだ会ってから一日立ってないから珍しくかはわからないが。

「とまあ、そろそろ…」


ちょっと待て!!!!



俺が締めようとしたところでなのは達が声をそろえて大声を出した。一体なんだ?

「三人とも『天宮』ってどういう事や!?」

「そうなの!どういうことなの!?」

「司、説明して?」

上からはやて、なのは、フェイト。

「ああ、説明してなかったな。三人…いや、舞夜を含めて四人か。四人とも今日から家で暮らすことになっているからだ。戸籍の方も、今朝のうちに偽造しておいたし…」

「司、待て!」

俺が事情を説明し、シグナムが止める。何か問題でもあったか?

「昨日私達に言ったことを覚えているか?」

「そ、そうだ。司、昨日の言葉は嘘だったのか!?」

続いてリインフォースまで…一体どうしたんだ?

「司さん、お二人は昨日の夜に司さんが言った『付き合う』について聞いているんですよ。」

「「「「!?!?!?」」」」

文の言葉を聞いて表情が一変するなのは、すずか、フェイト、アリサ。

「あれは…」

「ちょ!?どういうことよ司!二人となんて…」

「アリサ、俺はシグナムとリインフォースの二人と付き合うとは言っていないぞ?」

「そ、そうだよね。司君がそんな…」

俺の言葉を聞いて若干落ち着いてきたすずかとアリサに、文が爆弾を落とす。

「そうですよ。私にも言ってくれましたので二人ではありません。」

「文ちゃんも!?」

「三人目!?」

今度はなのはとフェイト。そこに小さいが、確かな爆弾が落とされる。

「あ、私もやで。」

裏切り者!!

声には出していないが、なのは達四人の目は確かにそう訴えていた。まあ、驚くことかもしれないが何でそんなに騒ぐんだ?

「司は女心と言うものを学ぶべきですね。」

「全くだ。それこそ葵以下だぞ?」

「だから何でボクが例えになるの!?」

この際だから葵は放っておくとして…

「どうしたんだ?確かに少々変わっているかもしれないがそこまで驚くことじゃ…」

「おかしいよ!」

「そうだよ!シグナム達もおかしいと思わないの!?」

なのはとフェイトの心からの叫び。そして名指しされたシグナムは…

「ま、まあ、思う所がないと言えば嘘になるが…司はそういう人間だ。」

惚れた弱み、とでもいうんだろうか?そういってシグナムは苦笑した。

「常識に囚われず、来るものを受け入れる。そんな司だからこそ我らは司に好意を抱いた。」

お前たちは違うのか?

そういってリインフォースがなのは達に視線を向ける。

おい、なのは達の言う好意は友人としてのであって…

「そ、そうだけど…」

「そんな急に…」

「ま、まあ…そうだけど…」

「私もすずかも、司に命助けられてるわけだし…」

上からなのは、すずか、フェイト、アリサの順。

…え?なんかこの展開は…



「…司君!」

なのはが何かを決意したかのように声を張り上げた。

「私も司君が好きなの!最初は友達としてだったけど…家で司君が助けてくれた時から1人の男の子として司君が大好きです!付き合って下さい!!」

「…」

「つ、司!」

次はフェイト。なのはと同じく決意を固めて声を出す。

「私も、初めて会って、司が助けてくれた時からずっと気になってて…何時からか解らないけど異性として見てた。迷惑かもしれないけど…私と付き合って!」

「…」

「わ、私も!」

今度はすずか。この際勢いが大事と言わんばかりに普段は出さないであろう大きな声で喋りだす。

「はやてちゃんと司君でご飯食べた時、気が付いたの。司君といるとすごく落ち着いて、幸せな気持ちになれて…私も一緒に居たいの!」

「…」

「…ああ、もう!言うわよ!」

アリサが自棄になったように、叫ぶように言う。

「仕方ないじゃない!本当に殺されるかもって思ってる時にあんな恰好良い事して助けてくれて…惚れない訳ないじゃないの!」

「…」

四人が思いを吐き出して、司を見る。司は…

「…は!?イカンイカン。ありえない夢をみていた。悪いがもう一度言ってもらえるか?」

変なところで(若しくは当たり前?)鈍感な司の処理能力が追い付かなかったようだ。

「だから…」

「私達四人とも」

「司の事が…」

「異性として…」

「「「「好きなの(よ)!!」」」」

先日の段階でこうなることを予想してたはやてや文、シグナム達が(再びフリーズしかけた)司に声をかける。

「司君、どないするん?」

「まあ、想像できているが。」

「ほら、司さん。答えを待ってますよ。」

「答えてやれ、司。」

「…わかったよ…」

何とか処理を終えた司が声を出す。

「すべてを受け入れる!細かいことはもう知らん!法律など知った事か!」

自棄になったように声を上げる。それを聞いてなのは達も歓喜の声を上げる。それを見ていた光達が呟くように言う。

「ある意味、堂々と浮気宣言されたようなものなのですが…」

「本人たちが認めているのだから良いのではないか?」

「は!?そういえばスイーツは?」





今回はここまで。ボスラッシュならぬ告白ラッシュ。かなり無理矢理やっちゃった感がありますがこうでもしないと作者の技量ではどれだけかかるか解らなかったのでまとめました。あと5〜10話くらいでAs編完結予定です。

此処でちょっとフラグ。

タイタンフォームって…擬人化すると巨乳だと思う。

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