小説『IS  とある転生者の不運転生 』
作者:影薄(影薄のブログ)

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第十六話 VS山田事件 前編!

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〜第二アリーナ〜

遅いですね。織斑君たち…もう五分も…女子にでも囲まれましたか?うちの学園全体的におかしいですよね。…お、来た来た。

「遅い!」

「「すいません!」」
これは出席簿の一撃がありますね。

スパアン!

やっぱり。

これで全員並びましたね。


「ずいぶんゆっくりしてましたわね。ISスーツを着るだけで、どうしてこんな時間がかかるのかしら?」
後ろうるさいですね。オルコットさんの言葉棘しかないですね。

「まぁ?織斑さんはさぞかし女性との縁がありますから?大方喋りながら来たんでしょう?」
オルコットさんのキャラが・・・悪化していく・・。

「はぁ?アンタバカじゃないの?」
なぜ納得してしまう。助け舟でも出してあげますか。

「大方、デュノア君を一目みたい女子達に囲まれたんでしょう。あんまり喋っていると先生に---」

「もう来ている。」

スパアン!

オルコットさんと鳳さんがキレイに叩かれましたね。

「ごほん!では、本日から実習を開始する。」

「「「「はい!」」」」
良い返事ですね〜ですがこの二人は…

「どうしてこう人の頭をポンポンと…。」

「一夏のせい一夏のせい……。」
まぁ・・・オルコットさんの言い分は分かるんですけど鳳さん。織斑君は関係ないでしょう。

「まずは戦闘を実演してもらおう。白神・・はまだ無理そうだな・・鳳!オルコット!」
む、もう大丈夫ですよ。篠ノ之さんチラチラ火傷見ないでくださいよ。疼くじゃないですか。

「「はい!」」
今度は良い返事ですね。

「専用機持ちならすぐに始められるだろう。前に出ろ!」

「めんどくさい。なんで私が。」
それ多分聞こえてますよ。

「はぁ、こういうのはなんだが見世物のようで気が進みませんわ。」
貴方のキャラは舞台とかに良くいそうなキャラですから大丈夫です。
・・・なんか織斑先生が呟きましたね・・なんでしょう?

「やはりここはイギリスの代表候補生 セシリア・オルコットの出番ですわね。」
なんか急にやる気出しましたね。織斑君関連でしょうか?

「実力の差っていうのを見せ付けてやる良い機会ね!専用機持ちの!」
さっきと態度の差!

「それお相手は?鈴さんとの勝負でも構いませんが。」

「ふふ〜ん。こっちのセリフゥ。返り討ちよ。」
気持ち悪!

「慌てるな、バカ共。対戦相手は…。」
ん?上?

「わぁぁぁぁぁ!どいてください!」
山田先生ですか。たしか昔織斑先生と本気になった山田先生が手を組んだら最強って・・・雑誌でやってたらしいですね。上がり症さえなければ最強クラスなんですね山田先生。

ドゴォン!

・・・丁度織斑君がいた所に落ちましたけど・・大丈夫でしょうかね?

「あ、あの織斑君?」
…なぜ織斑君が上?このラッキースケベ。しかも胸を掴むという・・・。

「あの…そのですね?こんな…あぁでもこのまま行けば織斑先生が義理のお姉さんになってそれはそれで魅力的な・・。」
山田先生…妄想しないで…織斑君は…あぁ立ち上がった。…ってビーム!?

「うわぁ!」

「オホホホ・・・。残念です。外してしまいましたわ。」
…国際条約違反ですし…代表候補生から降ろされて最悪死刑ですね。唯一の男のIS操縦者殺人未遂…今のはバッチリISのカメラで撮りましたし…いつか使おう。

「一夏!!」
おお・・・あっちはブーメランみたいにして投降…だから条約違反ですって!

ドンドン!
・・今撃ち落したのは山田先生?なんて正確な射撃…さすが元代表候補生。上がり症と織斑先生が居なければ代表格実と言われただけはありますね。

「織斑君?怪我はありませんか?」
若干代表候補生二人に対して怒ってますね?笑顔が怖いです。

「は、はい…ありがとうございます。」

「山田先生は元国家IS代表候補生だ。今ぐらいの射撃は造作もない。」

「昔のことですよ。それに候補生のままでしたし・・・。」
ですが並の候補生からは射撃は頭一つ抜けてたでしょうね。

「さて小娘共、さっさと始めるぞ。」

「え?あの・・・二対一で?」
そりゃ、今回の勝負は教員の実力を分からせるためだからだと思いますよ。

「いや・・さすがにそれは・・・。」

「安心しろ。今のお前達ではすぐ負ける。」
そりゃ成り立てとは貫禄が違うでしょうね。

「「む。」」
…私も参加したい。

「織斑先生、私も参加させてください。」
山田先生の射撃を正面から撮影すればオルトロスやビーム突撃銃をより上手く当てるコツが掴めるかもしれませんからね、もう怪我するのは御免ですし。

「ダメだ。まだ怪我が治っていないだろう。」

「もう痛みは引いていますよ。火傷はお金かけないと一生残ることが分かりましたしこれで完治ということで良いと思います。」
本当は少し痛いんですけどね。

「そこまで言うならやらせてやろう。ただし試合開始5分後からだ。それ以前の参加は許さん。」
なぜ…さすがに3対一はキツイから?

「では…はじめ!」
さぁて五分で終わらないでくださいねお二方!

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戦闘シーンは次回!

ではまた〜

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