小説『IS  とある転生者の不運転生 』
作者:影薄(影薄のブログ)

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第十九話 ドン!とかズガーンという感じとか感覚とかしか言ってないのに教えた気になってるのはおかしいと思います。by白神

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〜放課後(アリーナ)〜

「こう!スバーッ!という感じでやってからガキン!ドカーン!という感じだ!」

「なんとなく分かるでしょう感覚よ感覚。はぁ!?なんで分かんないのよバカ!」

「防御の時は右半身斜め前方へ五度!回避の時は後方へ二十度ですわ!」
・・・。

「率直に言わせてもらう。全然分からん!」
でしょうね。

「なぜ分からん!」

「ちゃんと聞きなさいよちゃんと!」

「もう一回説明いたしますわ。」

「これは・・通りで中々上手くならないわけですね・・。」

「そうなんだよ。だから白神さんも連れて来た。」

「なによ一夏!私の教え方に文句でもあるの?」
ありまくりですよね。

「そうだぞ!一夏!人がせっかく教えてやってるというのに!」

「まったくですわ。」

「いやいや、この教え方は分からないですよ。一人は擬音だらけ、一人は感覚でそして一人は上級者しか・・いや、上級者でも分からないような理論、これじゃあいつまで経っても・・。・・反論されたら嫌ですから先に言いますと跳び箱をバンッ!ピョーン!スタッ!って感じでとか因数分解を初めてやるのに感覚でやれって言ってるようなものですよ。オルコットさんは何も知らない人にいきなり専門用語持ち出すようなものですよ。」

「「「う・・・・。」」」
具体例を出されてもし自分がその状況にあったら・・と思うと反論できないようですね。

「さて・・・今日はせっかくですから私とデュノア君で教えますかね。」

「あはは・・そうだね。」

「まず、織斑君は回避するとき少し大きく回りすぎていることです。」

「でもビームとか怖くないか?」

「織斑君ドッジボールは好きですか?」

「おう、中学の時よく皆でやってた。」

「相手の攻撃をボールだと思ってください。回避できるボールは外野に当てられないようにするために最小限で避ける避けられないボールはキャッチ・・この場合は雪片で叩き切ったり腕でガードですね。ダメージが少ない部位なので。後は瞬間加速(イグニッションブースト)を改良して曲がれるようにしましょう。」

「でもよ。瞬時加速で曲がろうとすると全身の骨が折れるって聞いたぞ。」
しっかり勉強してますね。

「なので織斑君には個別連続瞬時加速(リボルバー・イグニッション・ブースト)を覚えてもらいます。」

「え!それって高等技術って呼ばれてなかったか?俺にはそんなの無理じゃ・・。」

「ものは試しです。まず飛んでください。」

「分かった。」

「電気のついていない豆電球を4つ浮かべてください。・・そして豆電球一つにスイッチを入れる瞬間に加速!」
お!できてるし・・まだ70%くらいですけど・・実戦でも使えるレベル・・。

「次2つ目!三つ目!四つ目!・・・・成功しましたね…まさか一回で成功するとは・・。」

「やった!できた〜。これで少しは上手く戦えるようになる!」

「使い方は色々ありますから試してみてください。」
恐ろしい才能・・・。

「一夏〜。じゃあ僕と模擬戦やろうか。」

「おう!勝負だ!」
・・・まだフランスでも屈指の実力者のデュノア君には・・・ほら負けた。


「つまり、一夏が勝てないのは射撃武器の特性を理解してないからだよ。」
まぁ、めぼしい武器だけでも知っていてほしいですね。

「この白式って後付装備(イコライザ)がないんだよね?」

「あぁ・・拡張領域(バススロット)がほとんど空いてないらしい。」

「ちょっと見せてもらっても良いですか?」
確か・・バススロットが1%でも空いていれば入る武器が幻想闘士(ファントムウォーリア)の中にあったような・・まったく使ってませんけど。

「1.2%…これなら私の作った射撃武器入るかも・・・。」
政府から支給された〜なんて言ったら販売しろ!って各国に言われるかもしれませんからね。

「マジか!?」

「へぇ〜そんなの作ったんだ。で、どんな武器?場合によっては使えないかもしれないしね。」

「そうですね。名前は M−17カスタムでハンドガンです。一発命中してもSEを10削れるかくらいですけど、相手の体勢を崩すことに特化した武器です。」

「なるほど〜それなら体勢を立て直している間に接近して攻撃できるから良いね。」

「今からそちらの拡張領域(バススロット)に転送します・・・転送しました。では呼び出してみてください。」
…帰ったらガナーパック直さないと・・忘れてました。

「来い!M−17カスタム!」
キラッと光って登場・・。ISが拒否しても強制的に拡張領域(バススロット)に入るという鬼畜武器ですけどね。

「おお、ついに俺のISにも銃が・・。ありがとう!」

「いえいえ、デュノア君、後は頼みました。私はISのメンテナンスに行って来ます。」
・・・というか修理に。

「うん。分かったよ。また明日ね!」

「はい。また明日。」

「じゃあな〜。銃ありがとな〜!」
さてと・・さっさと直して寝ましょう!…て私寝ることばっか言ってる気が・・・気のせい?

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後書き
感想お待ちしております。感想お待ちしております!(大事なことなので二回言いました。)

私も説明下手なので上手く書けたか分かりません。

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