小説『IS  とある転生者の不運転生 』
作者:影薄(影薄のブログ)

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第三十三話 一度めんどくさいと思うとそれから全てがめんどく感じる

前書き 
宿題が終わらない

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さ、さてどうしましょうかね……最初から真面目にやっとけば良かった……。向こうが対策を練っているとは……ガナーは撃つ瞬間にあの蝿みたいのに撃たれますし……ここは一度ブレイズで弾幕を張った後に……あ、まだ見せてないパック一つありましたね。それを使いましょう!


〜side織斑〜

「あの白神さんをセシリアが押している!」
あの一年最強と言われていた白神さんが焦った顔してるな。

「うむ。セシリアはしっかり対策を考えているしこの前のリベンジに燃えていたが白神さんはめんどくさそうな顔をしていたからな士気の問題もあるだろう。」
箒が珍しくまともな解説をしてる……どうしたんだ?

「セシリアと違って夏休み中一回も学園に顔出さなかったし、しばらくISに乗ってなかったのかもしれないね。笑っても少し口吊り上げるだけの白神さんが普通に表情出してるし。」
なるほどブランクってやつか。さすがシャルルだな。

「一佐は最初手を抜いていたな。当たると思っていたビームが外れたりパックを破壊されてペースを乱しされたんだろう。幻想闘士(ファントムウォーリア)は高い演算能力を必要とするISだ。冷静さを失っては実力を発揮できないだろう。」
一佐って……白神さんのことだよな?なるほどものすごく頭を使うのか。どっちが勝つのか楽しみだな!


〜sideout〜

〜side白神〜

「オルコットさん!貴方の快進撃はこれで終了です!」

「フィナーレを迎えるのは貴方のほうですわ!」

高速交換! ブレイズ!

<ブレイズパック 起動……異常なし>

<武装……・ミサイルパックブレイズ・ビームトマホーク・ハンドグレネード・・ビーム突撃銃……異常なし>

「そんなミサイル主体の装備など!撃ち落して見せますわ!」
ミサイル前段発射。目標、青い蝿のボス。

「だから無駄だと!……!?煙幕!?」

「あまり私をバカにすンじゃねぇぞ!アァ!?」
高速交換 レジェンド!

<レジェンドパック起動……異常なし>

<武装確認……巨大ビーム砲ユーディキウス 巨大ビームソード 砲門32式ドラグーン……異常なし>

「な!?なんですの!?そのパックは!?」

「演算能力の格の違いを教えてやります!いけ!ドラグーン!」
8つのドラグーンの力を見よ!

「な!?私のブルーティアーズに似ている!?それに8つも!?なぜ日本の機体に!?ですが本体を狙えば!」
この中で私を正確に狙うとはしかし!

「私は貴方と違い演算中でも動けるんですよ!この32のビームの網からは逃れられませんよ!」

「そ、そんな演算中でも動けるなんて……!そんなビームの数ティアーズをぶつけても……ど、どうすれば!」
混乱しているうちに蝿を全て破壊です!

「とどめです!ドラグーン+ビーム砲!」
全弾発射!

「そ、そんな!きゃあああああああああああああああ!!!!」

「そこまで!勝者 白神!次は自習だ!各自準備をしろ!」
……絶対この勝負織斑先生なんか言われますね。……はぁ、憂鬱だ……。

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徹夜しないと終わらない量……それはもはや宿題ではない!

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