小説『IS  とある転生者の不運転生 』
作者:影薄(影薄のブログ)

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第三十五話 皆忘れてると思いますが私は元男です。魂は男です。by白神

前書き


注意!!!!!!!!!!!!!!!

この話と次の話はただでさえ低いクオリティがさらにひきゅくなっております。飛ばしても何も問題ないのでクオリティが低くてもいい方は是非読んで下さい。ではドゾ

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〜全校集会〜

ふわぁ……こういうのが一番眠たくなるんですよね。早く終わらないかな。学園祭なんてどうでもいいです。

「それでは生徒会長から説明させていただきます。」
暗部の長で生徒会長で国家代表。どんだけキャラ立ってるんでしょう。

「やあみんな。おはよう。」
軽っ!生徒会長の言葉とは思えませんね。

「さてさて、今年は色々と立て込んでいてちゃんとした挨拶がまだだったね。私の名前は更識楯無(さらしきたてなし)。君たち生徒の長よ。以後、よろしく。」
……天然の人たらし?その笑顔一つであちらこちらから熱っぽいため息が……。

「では、今月の一大イベント学園祭だけど、今回に限り特別ルールを導入するわ。その内容というのは!」
あれどういう原理で空間投影ディスプレイ動いてるんでしょう。扇子動かしたら浮かび上がるって……。

「名付けて、『各部対抗織斑一夏争奪戦』!」
うわ……織斑君景品扱いですか……なんて理不尽……織斑君御武運を……。

「「「「「「ええええええええええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」」」」」」」
一斉に織斑君のほうに視線向けましたね。ナニコレ怖い。

「静かに。学園祭では毎年各部活動ごと催し物を出し、それに対して投票を行って、上位組には部費に特別助成金が出る仕組みでした。しかし、今回はそれではつまらないと思い、織斑一夏を、一位の部活動に強制入部させましょう!」

「うおおおおおおっ!」
けたたましい!最早女子の叫び声じゃない!

「素晴らしい、素晴らしいわ会長!」

「こうなったらやってやる……やぁぁぁってやるわ!」
そこ!アニメネタを持ち出さない!

「今日からすぐに準備を始めるわよ!秋季大会?ほっとけ、あんなん!」
いや、秋季大会をあんなん呼ばわりしちゃダメでしょう……。

「とうか、俺の了承とか無いぞ……。」
やっぱりそうなんですか。可愛そうに。たまにウザイけど。


「よしよしよしっ、盛り上がってきたぁぁ!」

「今日の放課後から集会するわよ!意見の出し合いで多数決取るから!」

「最高でも一位、最低でも一位よ!」
女子のボルテージは最高潮。気持ち悪い。そしてこの体育館、香水みたいなにおいが混ざって気持ち悪い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜教室・放課後特別HR〜

「えーと……。」
学園祭のクラスの出し物を決めてるんですが……これはひどい。内容が 『織斑一夏のホストクラブ』『織斑一夏とツイスター』『織斑一夏とポッキー遊び』『織斑一夏と王様ゲーム』と休憩所……これはひどい。これなら私の提案した休憩所で決まりでしょう。めんどくさいですし。

「却下。」

「「「「えええええええええええええええ!?」」」」
女子の大ブーイング。私の休憩所も却下ですか。

「アホか!誰が嬉しいんだ、こんなもん!」
私以外の女子は嬉しいんじゃないんですかね。

「私は嬉しいわね。断言する。」

「そうだそうだ!女子を喜ばせる義務を全うせよ!}

「織斑一夏は共有財産である!」

「他のクラスから色々言われてるんだってば。うちの部の先輩もうるさいし。」

「助けると思って!」

「メシア気取りで!」
いや、それは学び舎でやるものじゃないのばかりでしょう。

「山田先生ダメですよね?こういうおかしな企画は。」
え?休憩所っておかしいんですかね?前世うちのクラスはそれでほとんどずっと他のクラス回れて楽しかったんですけど……。じゃああきらめますか。

「えっ!?わ、私に振るんですか!?」
おい副担任。ちゃんと舵取りしてください。ツッコミ要員が不足しています。

「え、えーと……うーん。わ、私はポッキーなんか良いと思いますよ?」
おーい副担任。

「とにかく普通の意見をだな!」

「メイド喫茶なんてどうだ?」
は?ちょっと少佐何言ってんの?ちょっとつらつらと何説明してるの?ちょっと待て、メイド喫茶てことはメイド服着るんですよね?え?私も着るんですよね?え、そんな元男の私にそんなの着れと!?未だに端っこで着替えたり私服にスカートが一つもない私がデスカ!?スカートだって制服だから我慢してるだけ恥ずかしいんですよ!?無理、絶対無理!

「良いね!それでいこう!」

「織斑君、執事服……。」

「じゃあ、メイド喫茶で決定で「待ってください!」白神さん?」
ストップです!

「そんなの認められません!大体聖なる学び舎でそんなことしてはいけません!」

「あれ?白神さん、やけに必死だね。もしかして恥ずかしいとか?」
ギクっ。

「い、いえそんなことは……大体もっと普通なのを選べないんですか!?山田先生も何か言ってください!」
頼む山田先生!

「え……私は言いと思いますよ。」
役に立たない先生ですね!

「いつもモラルやらなんやら言ってる白神さんがクラスの輪乱すの〜?」

「それっておかしいよね。」

「そうだね。」

「うぅ……。」
何も言い返せない。

「じゃ、じゃあメイド喫茶で決定で。俺は織斑先生に報告してくるな。」

「あ、あぁ……。」
行ってしまった。

「楽しみだね〜学園祭。」

「そうだね〜織斑君の執事服も良いけど、」

「なにより。」

(((((いつもクールな白神さんがメイド姿で恥ずかしがりながら接客するところが見られる!))))
白神怜は意外とクラスで人気があったようだ。しかし、変な方向にだが。

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恥ずかしがりながらとかまったくありません。これからもまったく。結局外面はクールのままです。


感想お待ちしております。

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