小説『遊戯王の世界にやってきました』
作者:ガウェイン()

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「これより、月一テストの実技を始めるノ〜ネ!」

やあ、皆さんお久しぶりです。天道遊希です。今回は聞いての通りテストなんだ。昨日は十代と一緒にデッキをいじったりしてなかなか楽しみにしてたんだよ。同じ寮でやるなら実力的に俺と十代が戦うと思ってたから。(因みに十代との戦績は6・4くらいで何とか勝ち越している。アイツの手札おかしいんだよ。)

まあね、十代は皆さんの予想通り遅刻してるんだよね。で、俺も後回しにされるかと思ってたらこんな声が聞こえてきたんだ。

「それデ〜ワ、セニョール万丈目、セニョール天道、フィールドに上がるノ〜ネ。」

「天道!早く来い!」

何で俺なの?ここは十代じゃないの?…あ…

『どうしたんですか?ご主人様。』

「(いや、なんでもない。)クロノス先生、俺の記憶が確かなら同じ寮の生徒と対戦すると聞いた居たのですが…」

「セニョール天道、貴方は学業も真面目であり、入試に遅刻しかけたとはいえレッドに置いておくには勿体ない実力デス〜ノ。そこでセニョール万丈目から是非ともあなたと対戦したいと希望が出たため、急追この対戦が決まったノ〜ネ。この成績次第ではラーイエローへの昇格もあり得るので全力を尽くすノ〜ネ。」

「俺が直々に相手をしてやるんだ、ありがたいと思え天道!」

そうだよ!俺がデュエルしたから万丈目は十代とデュエルしてない。だから俺とデュエルしたいって希望したのか。…自業自得じゃん、俺。

「ワーイ、ウレシイナ〜」

『ご主人様、大丈夫ですか?』

レンが心配してくれているがあまり耳に入らない。仕方なくデッキをシャッフルし、ディスクにセットする。そして

「デュエル!!」

「デュエル…はぁ…」

デュエルが始まった。先行は万丈目だ。

「俺のターン、ドロー!オレは『X−ヘッド・キャノン』を召喚し、永続魔法『機甲部隊の最前線』を発動し、ターンエンドだ!」

万丈目 LP4000 手札 4枚


X−ヘッド・キャノン

魔法・罠
機甲部隊の最前線

(X−ヘッド・キャノン/X-Head Cannon)
通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1500
強力なキャノン砲を装備した、合体能力を持つモンスター。
合体と分離を駆使して様々な攻撃を繰り出す。

(機甲部隊の最前線(マシンナーズ・フロントライン)/Machina Armored Unit)
永続魔法
機械族モンスターが戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、
そのモンスターより攻撃力の低い、
同じ属性の機械族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

「俺のターン、ドロー。」

万丈目の場には通常モンスターが一枚とリクルート系の永続魔法が一枚…攻撃を誘っているのか?俺の手札は良いとは言えないし…仕方ない。

「俺は『おろかな埋葬』を発動して、デッキからウォルフを墓地に送る。そのままウォルフは自身の効果で特殊召喚。


俺の場にウォルフが現れ、雄たけびを上げる。

「(本当はライラも欲しいが手札にないしな…)行け、ウォルフ!『X−ヘッド・キャノン』に攻撃!」

ウォルフが跳躍し、キャノンに殴りかかると、キャノンは爆発し万丈目のライフが削られる。

万丈目 LP4000→3700

「だがこの瞬間、フロントラインの効果を発動!デッキから『Y−ドラゴン・ヘッド』を特殊召喚する!」

爆発が収まるとそこにはドラゴンをイメージした赤い機械が佇んでいた。

(Y−ドラゴン・ヘッド/Y-Dragon Head)
ユニオンモンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1600
1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして
自分の「X−ヘッド・キャノン」に装備、または装備を解除して
表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で装備カード扱いになっている時のみ、
装備モンスターの攻撃力・守備力は400ポイントアップする。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。
装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、
代わりにこのカードを破壊する。)

「ユニオンモンスターを残したのは痛いか…カードを一枚セットして、ターン終了だ。」

遊希 LP4000 手札 4枚

場 
ウォルフ

魔法・罠
伏せ×1

万丈目にターンが移る。

「俺のターン、ドロー!…魔法カード『強欲な壺』を発動し、二枚カードを引く。フ…天道!俺の切り札の一つを見せてやろう!」

うっわ…壺からの切り札宣言…これは不味いか?ライトロードの生命線の墓地が全然ないし…

「俺は『Z−メタル・キャタピラー』を召喚!」

万丈目の場に現れたのは金色の機械族モンスター。確かコイツらって合体するんだよな。

(Z−メタル・キャタピラー/Z-Metal Tank)
ユニオンモンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1300
1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして
自分の「X−ヘッド・ キャノン」「Y−ドラゴン・ヘッド」に装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で装備カード扱いになっている時のみ、
装備モンスターの攻撃力・守備力は600ポイントアップする。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。
装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、
代わりにこのカードを破壊する。)

「さらに魔法カード『思い出のブランコ』を発動!基地から『X−ヘッド・キャノン』を特殊召喚!」

万丈目の墓地からキャノンが復活する。…ブランコに吊られながら。

「…何ともシュールな光景だな。」

「やかましい!」

万丈目もシュールと言うことは理解しているらしい。レンなら似合いそうなんだが…あ、鎧では無理があるか。

『ご主人様、私脱いだら凄いんですよ?』

(どこで覚えたそんな言葉!?)

『テレビで見ました。』

俺とレンが話している間にも状況は進む。

「これで俺の場にはXYZがそろった。この三体をゲームから除外し『XYZ−ドラゴン・キャノン』を特殊召喚だ!」

万丈目の場の三体が合体し、巨大なモンスターとなる。と言うかデカい。三体のモンスターが合体してるわけだしな。

(XYZ−ドラゴン・キャノン/XYZ-Dragon Cannon)
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻2800/守2600
「X−ヘッド・キャノン」+「Y−ドラゴン・ヘッド」+「Z−メタル・キャタピラー」
自分フィールド上に存在する上記のカードを
ゲームから除外した場合のみ、エクストラデッキから
特殊召喚する事ができる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
自分のメインフェイズ時に手札を1枚捨てる事で、
相手フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。

「効果を発動!手札一枚をコストに、お前の場のセットカードを破壊する!『ハイパー・デストラクション』!!」

「チェーン発動!『砂塵の大竜巻』だ!お前のフロントラインを破壊する!」

XYZの効果で破壊されるよりも先に竜巻が発生し、万丈目の永続魔法を破壊する。

「ちぃ!?だがこれで無防備だ!行けぇ『「X・Y・Z ハイパー・キャノン』!!」

ちょ!?ウォルフさん!?何でそんな『我が人生に一点の曇りなし!』みたいな表情で仁王立ちしてるの?あ、破壊された。…ウォルフ、お前の活躍はきちんと見たからな…

遊希 LP4000→3300

「どんなカードだろうがXYZに破壊できない物は無い!さあ、天道!お前のターンだ!」

万丈目 LP3700 手札 3枚

場 
XYZ−ドラゴン・キャノン

伏せ
無し

「俺のターン、ドロー…!!」

『お待たせしました!』

引いたのはレン…開闢の使者のカードだ。良し、これなら…あ…

『どうしたんですか?』

「(墓地に闇がない…)俺はモンスターをセットしてターン終了だ。」

そうだった…さっき自分で墓地がないって思ったのに忘れてた…これで防げればいいんだが…

遊希 LP3300 手札 4枚


セットモンスター

魔法・罠
無し

「俺のターン!XYZ効果を発動!手札一枚を捨て、そのセットモンスターを破壊する!『ハイパー・デストラクション』!!」

俺の場のモンスターが破壊される。が…

「この瞬間『ダンディライオン』の効果を発動!『綿毛トークン』を2体特殊召喚だ!」

俺の場に二体のフワフワとしたトークンが現れる。

『はぅ〜もふいです〜』

レンが和んでいる。確かに癒されるんだが状況を考えてほしいもんだ。

「ええい!面倒だ!魔法カード『二重召喚(デュアルサモン)』この効果によって俺は二回の通常召喚を行うことができる!出でよ『V−タイガー・ジェット』『W−ウィング・カタパルト』!!」

万丈目が手札を使い切って出したのは二体の飛行系の機械族モンスター。

(V−タイガー・ジェット/V-Tiger Jet)
通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1600/守1800
空中戦を得意とする、合体能力を持つモンスター。
合体と分離を駆使して立体的な攻撃を繰り出す

(W−ウィング・カタパルト/W-Wing Catapult)
ユニオンモンスター
星4/光属性/機械族/攻1300/守1500
1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして
自分の「V−タイガー・ジェット」に装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で装備カード扱いになっている時のみ、
装備モンスターの攻撃力・守備力は400ポイントアップする。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。
装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、
代わりにこのカードを破壊する。)

「行けぇ!タイガー・ジェット、ウィング・カタパルト、綿毛トークンを攻撃だ!」

万丈目の宣言と共に二体のモンスターが攻撃を開始する。…まるで空襲だな。

『ああ!?綿毛ちゃん!?』

二体の攻撃が終わると綿毛は影も形も無く、未だ攻撃可能なXYZが構えていた。

「直接攻撃だ!『X・Y・Z− ハイパー・キャノン』!!」

「ぐぅ!?」

『ご主人様!?』

遊希 LP3300→500

「この瞬間手札から『トラゴエディア』の効果を発動!俺が戦闘ダメージを受けた時、このモンスターを特殊召喚する。」

俺の場に巨大な悪魔が現れる。万丈目には手札がない。このターンでトラゴエディアは破壊できないはず…レンには悪いが次のターンでXYZを奪えれば…

「甘い!メインフェイズ2でウィング・カタパルトとタイガー・ジェットを除外し、『VW−タイガー・カタパルト』を特殊召喚!」

またしても二体のモンスターが合体し、新たなモンスターとなる。

(VW−タイガー・カタパルト/VW-Tiger Catapult)
融合・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2000/守2100
「V−タイガー・ジェット」+「W−ウィング・カタパルト」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードを必要としない)。
手札を1枚捨てることで、相手フィールド上モンスター1体の表示形式を変更する。
(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)

確かに悪くない効果だが…何故この場面で…?

「さらに『VW−タイガー・カタパルト』と『XYZ−ドラゴン・キャノン』で合体!完成!『VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン』!!」

万丈目の場に巨大なロボットが完成する。って言うか…

「(グレート・ゴーバス〇ー?)」

『いやいや、電〇っぽくないですか?』

「(確かに、グレート・ゴ〇バスターより〇童っぽいな。あ、でも映画でこんな感じの武器つけてたような…)」

『アレはフ〇ーゼのアス〇ロスイッチのおかげで…』

「(ああ、なるほど。じゃ、電〇か。)」

実際に見ると五体のモンスターが合体してるわけだしここまで巨大にもなるのか…

(VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン/VWXYZ-Dragon Catapult Cannon)
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「VW−タイガー・カタパルト」+「XYZ−ドラゴン・キャノン」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードを必要としない)。
1ターンに1度、相手フィールド上のカード1枚をゲームから除外する。
このカードが攻撃する時、攻撃対象となるモンスターの表示形式を
変更する事ができる。(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)

「ドラゴン・カタパルトキャノンの効果を発動!お前の場の『トラゴエディア』をゲームから除外する!」

「なに!?」

俺の計画が…不味い…不味いぞ…

「さあ、これでターンエンドだ!何を出そうがこのモンスターの前では無力!俺の勝利は決まったも同然だ!」

万丈目 LP3700 手札 0枚


VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン

魔法・罠
無し

『何言ってやがるん出すか!!次のご主人様のターンでケチョンケチョンにしてやりますよ!…なるべく惨ったらしくね…』

「(レン!?どうした急に!?)俺のターン!ドロー!」

『だって…だってあの男は可愛い綿毛ちゃん達を…』

其処かい!!

ドローカードは…よし!

「俺は魔法カード『ソーラー・エクスチェンジ』を発動!手札の『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』をコストにして、二枚ドロー、その墓地に二枚落とす。」

(ライトロード・ドラゴン グラゴニス/Gragonith, Lightsworn Dragon)
効果モンスター
星6/光属性/ドラゴン族/攻2000/守1600
このカードの攻撃力・守備力は、自分の墓地の「ライトロード」
と名のついたモンスターの種類×300ポイントアップする。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

落ちたのは…

一枚目 ライコウ…違う!

二枚目は…ゴーズ!!

「よし!オレは墓地のウォルフとゴーズを除外し、『カオスソルジャー‐開闢の使者』を特殊召喚!」

『私、参上!!』

対峙するレンと巨大ロボット

「っく…しかし、いかにカオスソルジャーと言っても攻撃力は同じ!相打ちに持ち込むか!」

「残念ながら、開闢の使者にはもう一つ効果がある。」

「なんだと!?」

万丈目の目が驚愕に見開かれる。手軽な召喚方法で攻撃力は3000、条件付きとはいえ2回攻撃。そこにさらに効果があるなんて、信じがたいのだろう。

「攻撃権を放棄する代わりに一ターンに一度、フィールドのモンスターを除外できる効果がな。ま、今回は使わないが。」

「情けをかけるつもりか!!」

情け?もちろん…

「安心しろ、そんなつもりは一切ない!」

さっきの『ソーラー・エクスチェンジ』で手札に来た魔法カードに指をかけ、ディスクに読み込ませる。

「手札から魔法カード『シャイニング・アブソーブ』を発動!俺が選ぶのは『VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン』だ!」

(シャイニング・アブソーブ/Leeching the Light)
通常魔法
相手フィールド上に表側表示で存在する
光属性モンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する
全てのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
選択したモンスターの攻撃力分アップする。

「この効果によって、俺のモンスターは『対象になった光属性モンスター』の攻撃力分攻撃力がアップする!」



元々は裁きの龍やケルビムが奪われた時の為に入れていたんだが、思わぬところで役に立ったな。

効果が適用されてレンの剣と鎧が輝く。

『ハイパーキャ〇トオフ!!』

atk3000→6000

「馬鹿な!!攻撃力6000で連続攻撃だと!?」

周りの観客も驚いている。攻撃力6000なんて早々見る数字じゃないからな。(例外はいるが…)

「いや、なかなかに焦ったぞ、万丈目。バトルフェイズ、『開闢の使者』で『ドラゴン・カタパルトキャノン』を攻撃だ。≪シャイニング・ブレード≫!!」

『ウェェェェェイ!!!』

レンの気合(?)が籠った一撃を受けて巨大ロボットが破壊され爆発する。

万丈目 LP3700→700

1(ワン)

爆発が収まり…

2(トゥー)

煙がはれ…

3(スリー)

レンが剣を構える。

「終わりだ。二回目の攻撃!≪開闢双破斬・閃光≫!!」

『マキシマム・シャイニング・ブレイド!!!』

あ、レンも自分で考えたのか。

「ウワァァァ…!!」

万丈目 LP700→-5300

俺の勝利でデュエルが終了した。


「おめでとう、天道遊希君、遊戯十代君。君たちは無事ラーイエローに昇格です。」

条件通り万丈目に勝った俺と、遅れはしたものの試験では昨日のデッキ調整が功を奏したのかオベリスクブルーに完勝した十代は校長室に呼び出されていた。言葉通り昇格を認め、イエローの制服を渡すためだろう。しかし…

「校長先生、俺は辞退するぜ。」

「同じく、俺も辞退させていただきます。」

俺も十代もその話を断った。

「ほう…?理由を聞いても?」

「俺はレッドが気に入ってるんだ。だからレッドのままがいいんだ!」

「なるほど…天道君は?」

俺は…

「今のレッドも気に入ってますし…上に行くときはブルーになる時って決めてるんで。」

個人的な理由だが、目指すならトップだよな。

「分かりました…君たちは今回のテストでイエロー以上の実力が認められたので、このままでも構いませんがイエローになりたければ申告してください。二人とも、次回の成績によってはブルーへの昇格もあり得ます。これからも努力を怠らず、精進してください。」


そうして俺と十代はレッド寮に帰ったのだが…

「わぁ!本当に帰ってきたッス!」

「本当に昇格を蹴ったんだな…」

翔とコアラ…十代のルームメイトの前田 隼人が出迎えてくれた。

「おう!やっぱ俺には燃えるレッドが一番だぜ!」

十代が元気に答えるが、俺は違和感を感じていた。

「待て…本当に?誰かから聞いたのか?」

「私が言ったのよ。」

聞き覚えがある声に俺が振り向く。そこには…

「久しぶりね、遊希。」

「…雪乃?」

そこには藤原雪乃その人がいた。




ライダーVS戦隊ヒーロー

今回は遊びを入れて万丈目の言葉をあえて一文字間違えてみました。暇でしたら探してください。

-6-
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「遊戯王デュエルモンスターズGX」EDテーマ「Wake Up Your Heart」
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