小説『緋弾のアリア 最強の言霊使い』
作者:みんちゃん(アットノベルス)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

その後俺は教務の方へと行きチャリジャックの経緯を説明し、教室の方へと戻った。

しばらくするとキンジが戻ってきて


「燐!! お前オレ置いて行きやがったな。あのあと大変だったんだぞ!」


「だろうな。」


「だったらなんで!」


燐は気だるそうに


「面倒くさかった」


と言い机に突っ伏し、すぐに寝息をたて始めた。

そして、しばらくして担任の先生が入ってきて


「今日は新しく増えるお友達がいます。では、入ってきて」


そう言うと入ってくるどこか見覚えがある小さい女の子が入ってきた。


「アイツは.......]


朝の少女ではないかと、内心びっくりしていたが気にしない。

すると隣の心の支えであり、なおかつ唯一のパートナーである優樹亞依(ゆうき あい)がどうしたのと聞いてき
たので(まあ、最近はキンジも入れて三人パーティーだが)


「朝のジャックの知ってるだろ?あれでなキンジを助けてもらったんだが......」


そうして経緯を説明した。

そしてアリアが全体を見渡し


「私アイツの隣がいい」


と言う。キンジは嘘だ。みたいな顔してる。

あぁあ、キンジ可哀想に。



「あと.......」



まさか、俺も?俺はやめといた方がいいz「あとアイツも」

と、俺を指さしている。まずい、横を見ると亞依が消えていた。そして

 
「なあに?あなた、もしかして、わたしの燐を盗ろうとしているの?」


と、アリアの目の前に突然現れ、そしてアリアを吹き飛ばそうとした。

流石にそれは不味いなと思ったので、亞依を止めることにした。


「亞依!」


名前を呼び彼女を抱きすくめた。


「俺はお前のものだろう?お前以外のところにはいけないから。戻ろう?」


「うん」


そして事無きを得た。

しかし、こちらはそうはいかなかったようだ。

峰理子―ちっこい武偵、ただしアリアとは大きく違う点があるが.....―が武偵らしく推理を発表するらしいがあまりにも迷推理だったので割愛しよう。

理子がアリアをからかうようにしているとアリアが発砲してきたのだ。無意味な発砲は禁止されているわけではないので誰もそこまで気にはしなかった。

ただ発砲音と共に何か鉄をはじくような音がした。

燐の机と天井には先程まではなかった銃痕があった。

そして燐は立ち上がりアリアに一瞬で距離を詰めおでこに指を二本たて


「次はないよ。」


そう言って自分の席に戻った。

そのあとは特に何かあるわけでもなく、いつもの日常が来ると思われた。




しかし、家に帰るがあることに気づいた。


「食べるものがない......」


そうつぶやくと


「よしキンジのところに行こう」


そう言って隣のキンジの家に行き、


「キンジー、入るぞー」


と言い、返事を待たずに入っていった。

すると先客がいた。

あのチビがいたのだ。

そして


「いいとこに来たわね。あなたにも話があるのよ。」


「あなたたち、私のドレイになりなさい」




「..........................................」




  はあ?

-2-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える