小説『ひぐらしのなく頃にin北条悟史』
作者:厨二万歳!()

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第三話 共通ルート3


Side北条悟史


**商店街**

「さて、まずは・・「んだぁ!こら!」・・?」

何か今古臭い不良みたいな声が・・。
声のした路地裏に向かうと、不良に苛められている魅音(?)がいた。

(魅音?・・あの格好は詩音かな?……助けるか)
「おい。お前ら」

不良A「あぁ?なんだぁおめぇ!」

「嫌がってるだろ。やめろよ」

B「ンな野郎ぉおおおおおお!!ッだんねぇことしてっとぁあじゃまねぇぞぉおらぁあ!!」

「何言ってるかわかんないよ。何?もしかしてあなた達は日本語もまともに使えない馬鹿なんですか?」

C「んなろぉおおお!!」

不良Cが殴りかかってくる。
僕は顔面すれすれにかわしてその腕を取って投げる。

C「どわぁあああ!!!」

「ふぅ。まだやる?」

A「・・だったらこれでどうやぁぁああああ!!!」

不良Aはナイフを取り出して切りかかってくる。
右、左と連続して迫るナイフを避けながら喋る。

「危ないなぁ」(【時間遅延】)

僕は時間遅延を使い、周りを遅くする。
のろまになった不良からナイフを取り上げ、腹にパンチを三発食らわせる。
時間を戻すと、不良は声も上げれずに吹っ飛んだ。
不良B・Cは気絶したAを肩に担いで逃げて行った。

「ねぇ、し・・魅音、これって正当防衛だよね?」
(危ない危ない、もう少しで詩音っていいそうになった)

「え?あ、私か。うん。そうだと思いますよ」

「・・・ねぇ、君魅音じゃないよね?魅音なら敬語じゃないし、スカートじゃないだろうしさ」

「え?あ。しまった…」

「まあ、どうでもいいけどさ。…もうあんな連中に関わっちゃだめだよ。また泣く羽目になるよ」

なでなで

もう沙都子ですっかり癖になってしまった頭を撫でるという行為を詩音にする

「な!?ば、馬鹿にしてます?! 大体、私泣いてません!!」

「はいはい。ま、無事でよかったよ」にこっ

僕は詩音を安心させるために微笑んだ。

「ぁっ」

「だからもう泣いちゃだめだよ?」

「! 泣いてないですって!!」

「ははは、じゃあね、泣き虫お嬢さん」

僕は彼女の頭から手を離すと、走ってその場から立ち去った


「だから、あれは嘘泣きですってばああ!!!」


そんな叫びを聞きながら


Side out

-3-
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