side三人称
時は少し戻って萃香達が敵と出会ったのと同時刻。
「な〜れいむ〜」
「何よ」
「暇だぜ」
「まあ、否定はしないわ」
所変わって体育館付近の上空。
そこでは…
「くっなぜ当たらないの!?」
「だってなぁ」
「もうあんたの攻撃は欠伸がでるほど遅いのよ」
大量に起こる爆発を起こす焼き鳥の女王とそれを軽くかわす魔法使いと巫女がいた。
「あーイライラするわね!ちょっとアンタ!もう少し爆発を速くしたり、範囲を広くしたり、量を多くしたりできないの!?」
「おいおい霊夢。相手のあの息切れからしてあれで本気だぜ。そこまでいうのはよしといたほうがいいぜ」
「それもそうね。でもさっさと終わらせてフランの所に戻りたいから…」
そう言うと、袖から一枚のカードを取り出す。
「ハァハァ、そ、そんな、カードで、何が出来るのよ…」
「おいおい、大丈夫か?何か心配になってきたぜ」
「そうね可哀想だから、さっさと潰して休ませようかしら」
「それがいいぜ」
「な、なにをs」
「霊符「夢想封印」!!」
霊夢がカードを持ちながらそう言うと、いくつかの光の玉が相手に叩きつけるようにあつまる。
そしてどこからともなく、
「ラ、ライザー様の兵士八名、騎士二名、戦車二名、僧侶二名、女王リタイヤ」
という放送が聞こえてきた。
「よしっさっさと戻るわよ!!」
「ちょっとまてって、おい、れいむ〜」
こうして可哀想な理由でやられた焼き鳥の所の女王だった…