sideフラン
吹き上がった炎の中から、焼き鳥が出てきた。
「お前達は待つということができないのか…?」
「なんで?」
なんで待つ必要があるんだろう。ぜんっぜんわからない。
「なんでって…相手の王が来たことに疑問はないのか?」
「ないよ?だって、もう敵はお前一人しかいないじゃん」
そう言うと、焼き鳥は言葉につまる。
「と、とにかく、俺は一騎打ちを申し込みにk「いいよ〜」…なら、向こうの屋上でやるぞ」
「なんでここでやんないの?」
「ここでは、お前の眷属がおおいからな」
なるほど。まあたしかに、気がつくと全員集合している。
「う〜ん、じゃあ、咲夜を残して皆は部室にでも行ってて」
そう言うと、皆は反論することなく、屋上から出て行った。さり際にさりげなく応援してくれたのがとても嬉しい。いい仲間をもててよかった。
「さて、これでいい〜?」
「ああ、十分だ。では、始めるか」
そういうと、いきなり焼き鳥が火を放ってくる。
「あれ?その程度の火力しか出さないの?さっきの火力はだせないのかな?」
「ハッそんなにお望みなら出してやるよ」
そう言うと、一気に火力がましてくる。
そして、炎につつまれた。
side三人称
所変わってまたまたお馴染みのモニタールーム。
「お、おいっ!!フランが炎に飲み込まれたけど大丈夫なのか!?」
イッセーはどうしようもなく焦る。
「そんなに心配しなくても大丈夫よ〜」
「そうね。ほら、ご覧なさい」
紫がそう言うと、画面に変化が起こる。
そこにいたのは…
炎の剣を携え、無傷で炎の中から満面の笑みで出たきたフランだった…