sideフラン
いや〜あぶなかった〜。どうも!毎度お馴染みフランです!
あの炎はあぶなかったね〜レーヴァテインを出すのがあと少しおそかったらやられてたかもね。
「なぜだ」
「ん?」
「あれはおれの最大火力だったんだぞ!?なのに何故!?」
なんか焼き鳥がパニクってる。
「そんなの、私のほうが強いからだよ?でも、あれで最大?なら残念だったね。こっちはまだまだ全力じゃないよ?」
その言葉に焼き鳥が呆然とする。
「そ、そんなことが…」
「ん?何か言った?」
「そんなことがあってたまるかァーーーーーー!!」
何か逆ギレして突っ込んでくる。そこを軽く躱し、レーヴァテインで焼き鳥を真っ二つにする。
だが、それだけでは倒せなかったらしく、再生をはじめた。
「めんどくさいなぁ。てまをかかせないでよね」
そういって焼き鳥を切り刻む。まるでネギのように。
「ライザー様リタイア。このゲームはフラン様の勝利です」
ま、当然だよね?
side三人称
場所は戻って部室。一足先に戻ってきたグレモリー眷属+αはフランたちを待つ。
「言ったでしょう?フラン達はほとんど最強。魔王の眷属達ともほぼ互角に戦えるでしょう」
リアス達に向かって微笑みながら言う。
「ええ、そうでしたね。まさかあれほど強いとは思いませんでしたわ」
「とうぜんです!ちぇんもあこがれてます」
橙はめを輝かしながら言う。それに皆がいやされてると、フラン達がもどってきた。
「りあす、よかったね〜これで婚約はなしだよ!」
「ええ、ありがとう。でも、なぜこんなことをしたのかしら?」
疑問に思っていたことをリアスが言う。すると、
「そんなの、あの焼き鳥は気に入らなくて、リアス達を気に入ったからだよ。なんか、トラブルをいっぱい持ってきてくれそうだし」
フランはあの時のように笑いながら言った。だが、その笑顔に含まれた狂気には紫以外誰一人として気づかなかった。