小説『ハイスクールD×D〜転生者は悪魔の妹!?〜』
作者:ウルスラグナ()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>



そして放課後。

え?授業?普通だったよ?ただ、木場君に放課後ついてきてくれるかどうかを聞きに来たから、それに頷いた事以外は特に何もなかったし。

それで今、木場君の後についていっているとこだ。行き先は旧校舎のオカルト研究部の部室だろう…多分。

(ちょっといいか?)

そんなことを考えていると、小声で一誠が話しかけてきた。

(なに?)

(単刀直入に聞く。君達は転生者か?)

(なんでそう思ったの?)

(この世界には少なくても君達は存在しないはずだから)

(そう言うイッセーは転生者?)

(俺はイッセーに憑依しただけだよ)

(ふーん。そーなんだ。ちなみにこっちの転生者は私だけだよ?)

(そうか…教えてくれてありがとな)

(このくらい別にいいよー)

そんなことを話してるうちに目的地に着いたようだ。

既に木場君が扉を開けている。

中にはいると、

「はじめまして。スカーレット家の当主殿。私はリアス・グレモリー、次期グレモリー家の当主です」

「はじめまして。私はリアス部長の「女王」の姫島 朱乃ですわ」

「……初めまして」

そう挨拶してきたのは、原作メンバーたちだった。

「ご丁寧にありがとうございます。私はフランお嬢様のメイドで「女王」の十六夜 咲夜です。主に代わってご挨拶をさせていただきます」

そう咲夜が言った次の瞬間、部室に魔方陣が現れ、炎と共に一人の男性が現れた。

たぶんあれがライザー・フェニックスだろう。原作にもあったけど、ほんとにちょいワル系だ。

そんなことを考えていたら話は結構進んでいたらしい。気づけばあのライザー(以降焼き鳥)の後ろにあいつの眷属が大集合していた。

「へー。焼き鳥のくせに美少女ばっかとか笑わせるね。しかも、リアス先輩が嫌がってるのにあの馴れ馴れしい態度。見てて反吐がでるね」

そう呟いたら、周りが静まりかえってしまった。どうやら予想以上に大きな声を出していたらしい。

「なっ!?こっこの誇り高きフェニックスの俺に向かってやきとりだとっ!?…まあいい。だが、そこまで言うのだったら、貴様の眷属はさぞりっぱなのだろうなぁ?」

顔を真っ赤にして怒ったかと思ったら、いきなりそんなことを言ってきた。自分がどういわれようと、問題はない。だが、仲間たちをけなされるのは許せない。咲夜もそうなのだろう。必死にポーカーフェイスで殺気を隠そうとしてる。

「…ゲームだ」

「ん?」

「お前も上級悪魔ならレーティングゲームができるだろ。こっちが勝ったらさっきの言葉の撤回と謝罪、あとリアス先輩の婚約の件を白紙に戻してもらおう」

「…いいだろう。ただし、こっちが勝ったらお前とお前の眷属は俺の奴隷になってもらおうか」

「「「「!!??」」」」

「ライザー!!あなた、なにをかんがえて「まって、せんぱい。いいんだ。負ける気はない」でも…」

そして、僕は右手をそっと振り上げた。すると、背後にスカーレット家の魔方陣となぜか隙間も一緒にあらわれた。

「あっ…紫に美鈴。どうしたの?」

「それはね、中国がどうしても連れて行けと鬼気せまった顔で言うから、これはおもしろそうとおもってね」

「ふーん。それで、美鈴はどーしてきたかったの?」

「そのことですが、おねがいします!!どうか私もけんぞくにいr「いいよー」ほんとですか!?ありがとうございます!!」

なんやかんやで美鈴も眷属になった。ちなみに使った駒は、あまってた「兵士」。しかも変異の駒だった。

「そいつらがお前の眷属なのか…?」

「まあ、さっきひとり増えたけど私の眷属たちだよ。そんなことよりはやくゲームをはじめよう。グレイフィアさん、準備できてる?」

そうさっきまで空気と化していたグレイフィアさんが、

「はい、こんなこともあろうかといつでもゲームが出来るようにしております」

そして、焼き鳥とのゲームが始まった。

-6-
Copyright ©ウルスラグナ All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える