「そういえば、作戦とかどうするんだぜ?」
「ん〜、パチェ〜何かない〜?」
「ずいぶんとやる気なさそうね…」
魔理沙から聞かれたので、パチェに振るとなんかあきれられた。でも、それはしかたない。だって相手は焼き鳥だよ?服に臭いがついたら落とすのが大変そうだよね…咲夜が。
「パチェ〜ないの〜?」
「…藍?何かないかしら?」
「そこで私に振るのか?…はぁ、作戦といったら作戦っぽいのならあるぞ?」
そうパチェに振られた藍がいった。って言うかパチェさんよ、あんたなにも考えてなかったんかい…あ、ちなみに僕は考えたけど、それだとすぐに終わりそうでつまんないんだよね。
その作戦っていうのは、とっても単純で、第一段階が魔理沙とゆうかりんのマスパでフィールドを更地にする。で、討ちもらしを囲んでリンチする…うん、自分で考えておいてあれだけど…酷いね。コレ。
「なになに〜?どんなの?」
「まず、この地図を見てくれ」
そう言って、どこからともなく藍がどうやって手に入れたのか駒王学園の地図を取り出した。
「さっきの咲夜もどきによると、我々の拠点は、ここ。旧校舎のオカルト研究部の部室だ。そして、焼き鳥共の拠点はここ、新校舎の生徒会室だ。そこで相手の拠点攻略において、重要な場所は…ここだ」
そういいながら藍は旧校舎と新校舎を繋いでいる場所を指す。
「体育館?」
「そうだ。ここを制圧するために萃香と幽香、たのめるか?」
「しかたないね。じゃ、いってくるよ」
「わかったわ。ただし、フランがちょっとでも怪我をして見なさい。その時はあなたを半殺しにするわ」
「安心しろ。そんなことはさせない。フランの護衛には咲夜と妖夢、中国、パチュリー、アリス、そして私がつく」
「そう。それじゃフラン、いってくるわ」
「いってらっしゃ〜い」
そういって出て行く幽香を見送る。それにしても、こっちの幽香は僕にちょっと過保護過ぎる気がする。ま、いいか。
「私たちには何も言わないってことは好きにうごいていいのかしら?」
「ああ、ちゃんときまっているぞ?お前たちは索敵と強襲だ」
「なんかてきとうだぜ…」
「面倒くさいわね」
そういって、なんかやる気がなさそうな魔理沙と霊夢。しかたない。あれ、やるか…
「れいむ、まりさ、おねがい。いって…?(うるうる)」
必殺「涙目で上目使い」を使った。すると、
「まかせなさい!!」
「まかせるんだぜ!!」
そう言うと、颯爽とでていった。
「あとはどうするの〜?」
「屋上でお茶でもしない?」
「いいね〜咲夜、お茶の用意をおねがい」
「かしこまりました。お嬢様」
「おいおい…まぁ、いいか」
僕が藍にそう聞くと、アリスがそう言ってきた。
そんなこんなでレーティングゲーム中なのに皆でお茶をしに屋上にいった。
こんなことしててもいいのかな?ま、いいか。どうせ相手は焼き鳥だし。