小説『solitude alliance 』
作者:銀虎()

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#17

Think to perform the entertainment of the one to teach it without knowing the condition to invade the recluse with an insufficient head dear ignorant masses for the kana body how; if hurt feelings, is honor; yours sincerely, than a recluse



拝啓 愚民達よ 足りない頭で隠者に攻め込む調子はいかがかな 身分知らず教える為に一つの余興を行おうと思う 気に障ったら光栄です 敬具 隠者より



このメールは、カズマと勇太と田中が襲われた晩の二週間後の深夜

天がさらわれた晩の二週間後の深夜に送られた

そして、天は目隠しだけを身に付けたさ状態で山の中で通りすがりの農業帰りの爺さんに発見された。

今、入院中だ。栄養失調・性器裂傷・打撲で

“僕はいったい何をやっているんだ”

包帯と湿布と結構にまみれた僕は

僕は今、入院している天の病室の前にいる

「はいれよ。」

勇太が俺に言っている。

目の上と頬に青アザと切り傷ができていた

「お前が最後だぞ?」

カズマが言った

包帯をグルグル巻かれた額のカズマがいた

「あんたは一番行かなきゃならないんじゃないの?」

元気が言った

眼帯に頬に正方形の大きなリバテープを張った元気いた

ヒステリックに心を病んでいる天は病室に親はおろかカズマ、勇太、元気も入れさせ無かった



ガチャ



扉を開けた



襲ってきた集団を払いのけ

気を失って気付いたのはこれも二週間後

気が付いたそして、横に座り泣いていた元気に事情を聞いた

“あの子が一番助けたのかアンタだ。けれど、あんたはあの子にとどかなった。あの子の傷を癒すのがあんたにできないなら誰にもできない”



扉を開けた

そこには傷だらけで痩せ細った天が俺も睨んできた

そして、椅子と花瓶が飛んできた。



バン・ゴチャ



椅子は腹に当たって臓腑を揺らす

花瓶は額に当たって砕ける



枕、額縁、点滴台、マグカップ、ガラスのコップ



僕はそこに立ち続けた

勇太にカズヤに元気に耐えられなかった罰を

勇太にカズマに元気に向けられるべきでなかった罰を

僕は受けている



カレンダー、本、雑誌、果物ナイフ



皮膚が裂ける、腫れる、刺さる

白の包帯は赤に染まり始めて染まりきった頃

投げるの物が無くなり果てたとき



天はその場に泣き崩れた



僕は近くに寄った

ハイキックが飛んできた

正拳が鳩尾に刺さった

頬をはたかれた



空手初段の天の打撃を受け止める

天が、受けたダメージはこんな物じゃない

もっともっと深い重いものだ



右の目の上が腫れて見えなくなって

額の血で左の目が開けられなくなって

天の拳が裂けて血が流れ

僕の血と混ざり始めた頃



天はすがる様に僕の胸に涙を落とした


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