小説『ONE PIECE 大海賊時代に転生』
作者:ねこぱんち()

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8.ココヤシ村〜1〜

SIDEルーク
ココヤシ村に向かいながら、ルフィとサンジにグランドラインについて話してあげた。ヨサクが言うことを肯定したり、訂正したりだが。
途中でモームが襲いかかってきたが、面倒だったので覇王色の覇気をぶつけておとなしくさせた。ルフィは目を輝かせて大騒ぎしていたが、サンジとヨサクは目を丸くして驚いていた。
ルフィは今の覇気をどうやったのかと聞いてきた。しかし今後の予定をまだ考えていなかったため、ただ「威圧」したとだけ答えておいた。まぁ、嘘はついてないはずだしね。
サンジは何か考えているようだ。これから麦わらの一味には原作以上に強くなってもらいたいので、サンジの考えが今後の成長につながることだと嬉しい。

ココヤシ村に着くまでに、今後の予定を考えておこう。一味全員のパワーアップを目的にするとして、覇気についてはクロコダイルと一戦交えるまでには、一味全員に話してみようかな。自然系対策があれば、ルフィも原作程には苦労しないだろうし…。それから、バラティエに来るまでにストックしておいた俺の悪魔の実の能力である牙を、ゾロとウソップに渡そうかな。ゾロに渡すのは剣に加工してもらえる場所が見つかってからだが。

今後の予定も決まったし、船を引くモームを少し急かそうかな。

SIDE OUT

SIDEサンジ
バラティエに取材に来たルークとは話が合った。俺はうまい料理を作る。あいつはうまい料理を食べる。しかもルークはそれを本にするらしい。いつか俺がもっと腕を磨いて、くそじじいにも負けない料理を作れるようになったら、俺の料理も記事にしてくれるらしい。

ルークの夢を聞いて、俺はそれを側で応援してやりたかったから、ルフィにルークの乗船を頼んだ。世界中を巡るなら、危険がつきものだから、俺が守ってやろうと思ったからだ。本来はレディしか守らないが、ルークの夢は俺にも共感できるところがあるからだ。まだ出会ったばかりだが、ルークとは親友になれそうな気がする。
だが俺が目にしたのは何だ?ルークはこう言っていた。「それなりに強いから、足手まといにはならない。」足手まといどころじゃない。あの怪物を傷つけることなく、威圧するだけで制圧してしまった。本人はたいしたことないと言っていたが、あんなことできるやつは見たことがない。実際に戦ったところを見たわけじゃないが、ルークは強い。一味の誰よりも。あの怪物を威圧した瞬間、俺もルフィも動けなかった。今はルフィは大騒ぎしているが、あの瞬間、ルークの戦闘力を感じたはずだ。
俺は…弱い。グランドラインから来たルークが『それなりに』強いと言っていた。つまりグランドラインには、ルーク以上の化け物どもがゴロゴロしているってことだ。このままじゃ、ルークを守るどころか俺自身の夢さえ叶えられない…。俺は強くなって、オールブルーを必ず見つけてやる。そのためにもルークに修行でもつけてもらいたいところだが…どうやら目的地に着いたようだな。今後のことは、ナミさんを連れ戻してからゆっくり考えるとしよう。

SIDE OUT

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