小説『ONE PIECE 大海賊時代に転生』
作者:ねこぱんち()

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9.ココヤシ村〜2〜

SIDEルーク
無事にゾロとウソップと合流し、自己紹介を終え、ノジコからナミの話を聞いた。
「ところでルーク、てめぇはそのダガーで戦うのか?」
ゾロがすごく悪そうな顔で尋ねてきた。
「このダガーも使うけど、メインはこれかな…。」
人獣型と獣型の姿をそれぞれ見せると、ゾロとウソップ、さらにサンジまで驚いた顔をしており、ルフィはすごく嬉しそうだ。
「ルーク…能力者だったのか…。」
サンジがつぶやいた。
「あれ?サンジとルフィにも言ってなかったっけ?俺は動物系古代種、ネコネコの実、モデル・サーベルタイガーを食べたトラ人間だよ。身体能力がブーストされるから、ダガー使わなくてもある程度の敵なら倒せるんだよね。」
相変わらず悪そうな顔をしているゾロは、
「ダガー『も』ってことは、少しは剣術もいけるのか?」
「師匠が言うには『一流にはなれるけど、超一流にはなれないレベル』らしいよ。剣術より武術のほうが得意だからね。ダガーは…まぁ、あると便利なことも多いから持ってるんだ。」
「なるほど…それなら今度訓練に付き合ってくれねぇか?先日鷹の目に負けたんだが、グランドラインの一般的なレベルも知っておきたい。」
「鷹の目と戦って生きてるなんて、グランドラインでもそんなにいないはずだよ?よっぽど期待されてるんだねぇ。訓練については、むしろこちらからお願いしたいところだよ。俺の悪魔の実の能力は、身体能力のブーストがメインだから、基礎的な身体能力の向上は願ってもないことだからね。」

ふとウソップがつぶやいた。
「ルークは今どれくらい強いんだ?これから魚人と一戦交えるんだ。どのくらい強いのかわからないと、作戦の立てようがないぜ?」
確かにウソップの言うこともわかるな。
「そうだな…実際に動いてみせるよ。…剃。」
俺は一瞬でウソップの背後をとってダガーを首に突き付けた。
「スピードはこれくらいかな。あと、鉄程度なら斬れるし、あのアーロンパークくらいなら素手で潰せるかな。あとは…グランドラインで賞金稼ぎをしていた頃の獲物だと、2億くらいまでなら制圧できるよ。」
「2億って…アーロンの10倍じゃねぇか…。あと、俺の首に突き付けているダガーをどけてください。」
ウソップは涙目になりながらそう言った。
俺が十分に戦力になることがわかり、ゾロはもっと悪そうな顔になり、サンジやルフィ、さらにはウソップまでもが鍛えてほしいと言い出した。
「とりあえず、航海士のナミって子のところに向かおうよ。俺は話もしたことがないし、現状を把握するにはナミからも話を聞いた方がいいからね。」

さてさて…原作通りならネズミ大佐が悪さしてるはずなんだけど、どうなってるのかなぁ。まぁ、行けばわかるし、どっちみちアーロンは潰すし、気楽に行こうかな。

SIDE OUT

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