小説『転生はメリットしかない?現実はそう甘くない』
作者:Ratchet()

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 そして俺の家族は居なくなった・・・




 「この度はお悔やみ申し上げます。まさか・・・潤さんが交通事故で亡くなるなんて」

「そうですね・・・。『あたしは死んでも地獄から蘇って来るよ!』何て言っていたのに・・・」

・・・よお。俺だ。哀崎曲里だ。

今俺は葬式に参列している。・・・誰のかは察してくれ。

・・・そうだよ。家の、両親の葬式だよ・・・。

あれは俺が6歳の誕生日を迎えて1ヶ月位過ぎてからだったな。

何でも結婚してから7年経って俺ももう一人でも留守番出来るだろうって事で、二人で新婚旅行の代わりの旅行に行って来るって告げられたのだ。

俺はそれを了承し旅行に行っている間は高町家に厄介になる事となり、二人は3泊4日の旅行に旅立った。因みに行く場所は教えてもらっていない。

「土産楽しみにしてな!あっと驚く物買ってきてやんよ!」とお袋に言われたので俺は詳細を聞かずに両親を見送った。

・・・そう。ここで俺は詳しい事をお袋に聞いておくべきだったのだ。

お袋達の向かう先が両親の死に場所となったのだから・・・。









俺が両親が死んだと連絡を受けたのは3日目の夕方だった。

その日も前2日と同じく恭兄と御神流を盗む為に模擬戦をしたり士郎さんに剣術指南をしてもらっていた。

夕方頃に士郎さんが電話を取りに行って恭兄と休んでいたんだ。

「あ〜。まだまだな、俺」

「何言ってんだ。その年でそこまで出来てれば十分だ。よっぽどの事が無い限りお前が負ける事はないぞ?なのになんでそんなに焦っているんだ?」

焦っている?確かに焦ってはいるのかも知れない。それでも

「嫌なんですよ・・・」

「何が嫌なんだ?」

「目の前の人が傷ついているのに見ているだけしか出来ない事が・・・」

そうだ。今でこそ力を与えられ中々のレベルで扱えてはいるが前世ではそこまで強くなかった。そして俺は親がいない事から小学生の時にイジメにあっていた。

俺自身はあまり気にはしていなかったが俺を擁護してくれた人が何人かはいた。しかし今度はその人達がイジメにあってしまい俺にはそれをどうにかする術を持っていなかった。

結局その人達は皆どこかへ引っ越してしまい心に一生消えない傷を持つ事になってしまった。

だから俺は今世では出来るだけ強い力を持ちたい。如何なる時、状況でも俺の大切な人を守れる為に。

そんな風に休んでいると士郎さんが何やらかなり焦った様子で道場に駆け込んできた。

「ま、曲里君!!大変だ!!君の、君の両親が!!」

そう言われ俺の中で何やら音が鳴った気がした。・・・まるで大切な物が壊れたかのような音が・・・。

「事故で・・・亡くなられた・・・」






あの後俺は呆然と立ち尽くし言葉の意味を理解できなかった。いや、理解しようとしなかった。

そして俺はあの後防衛本能なのか意識を失い10日も眠っていたらしい。

そして両親の遺体を見させてもらった。

そこには血がこびり付いているが何時もの自信に満ち溢れた表情をしているお袋と何時も通りの無表情な親父がいた。

そして看護婦からお袋の所持品の中に俺宛の手紙があると言われたので受け取り読んだ。

そこにはこう書かれていた。

『あ〜これを読んでいると言う事はあたしと旦那は死んだようだね。まずはまー。あんたに謝らせてくれ。



すまない。幼いあんたを一人にしちまって。本当にすまない。

実は今回の旅行って言うのは嘘だったんだよ。本当は国内にいるあたし達二人に敵対している組織を潰しに行ってたんだ。

理由は・・・賢いまーなら分かるだろう?あんたを危険な目に会わせない為さ。

それでもあたし等が死んだと言う事は相手はかなりのやり手を呼んでいたんだろうさ。

だからもしかしたらあんたを狙う刺客が来るかもしれない。

これはあたし達の不始末だけど気をつけな。幾らあんたが強くなったとは言え多人数相手だと厳しいだろ?

それとあたし達が普通の人じゃない事はあんたは何となく知っているだろう?詳しい事はあたしの商売敵にまで成長したあいつにでも聞きな。

あたしの葬式にでもやってくるからそん時にでも聞いたら良いさ。

ああ・・・。もう書こうとした事はないね。まあ、悔いがあるとすればもっとまーに愛情を注ぎたかったしまーのタキシード姿を見たかったね・・・。

まああたしと旦那から言えることは一つだけだよ。


あたしらの死に引き摺られずに幸せになりな!

これがあたしと旦那から送る最後の言葉だよ。じゃあ、向こうで会えたら酒でも飲もうさね。

じゃあな。曲里。

PS.あたし達の部屋にあんたへのプレゼントを残しておいたから何時でも良いから受け取ってくれよ?

                       


                                 何時までもお前を愛する両親より』



・・・こんなの見たら、耐えられねえよ・・・。


「何で・・・何で死んじまったんだよ・・・!親父、お袋・・・!」俺はその日人目も憚らず涙を流した。






それから数日して両親の葬式が営まれた。葬式に参列した人は沢山いて勿論高町家や七夜も訪れ、更に親父の親戚の汀目さんに双識さん、軋識さんが来ていてお袋の親戚の真心さん、商売敵であるいーさんにその妻である友さんも訪れた。

それに各国の重鎮や日本の名家の人達も葬儀に訪れている。勿論財力の人達も何人か来ていた。

そして皆一様に「君のお母さんにはとても世話になったよ」

「君のお母さんがいなかったら私は今ここにはいないよ」

等お袋に世話になったと言う人は沢山いた。だがまあ親父に感謝の言葉を言う人は少なく恨み言を言う人もまたいなかった。

一つ言われたのは「君のお父さんがあの時潤さんを止めてくれなかったら我が国は危なかったよ」と行った某国の人の言葉は忘れられそうにない。

お袋はあの国で何をやってそして親父はどうやってお袋を止めたのか、不思議で仕方なかった。

そして葬儀中に行き成りやって来た変な男がいた。その男は行き成りやって来て焼香の順番も守らずに遺体の前に立ち「はん!やっと死んだのかよ!全く手間かけさせやがって!」と言い出した。

・・・何だと?

「お前は何を言っているんだ!ここは葬儀の場だぞ?早くここを立ち去れ!」と周りの人が言うと

「あん?俺様に指図するのか?俺様は財力の世界の『あの』赤神家との関係している会社の社長だぞ?俺に喧嘩を売ると言う事は財力の世界の赤神家に喧嘩を売るのと同意だぞ?」

そう言うと周りの人は黙った。あいつは勝ち誇った顔をしていたが俺にはそんな事関係ない。そいつに近づいた。

「おい・・・」

「あん?小僧何のようグヴァッ!」此方を振り向いた瞬間にそいつの水月を右手で殴った。すると腹を押さえ悶絶している。

周りの人も唖然としている。

「き、貴様・・・!この俺様を・・・殴り、やがったな・・!」

「それがどうした?唯俺は人様の親の葬儀で騒ぎ立てている不躾な輩を排除しただけだが?」

「何・・・!貴様あの邪魔者の息子かっ!」

「だったら、どうすんだ?おっさん」

「貴様覚えておけよ!貴様をこの国で、いや世界で生きていけないようにしてやる!後で泣いて謝っても遅いぞ!」そう吐き捨てて奴は走って立ち去った。

だから俺はその背後に覇気とそして本気の殺気を乗せて言った。

「・・・言ってろ。もしそうなっても俺はお前をどんな手を使ってでも潰してやる。俺の名前は哀崎曲里。偉大なる『赤き制裁』と『ボルト・キープ』である両親の嫡子だ!正々堂々真っ向から不意を打ってやるよ!」




そして少し静かになった後周りが『う、うおおおおおおおおおおおおおおお!!』と何やら叫びだした。

そして口々に「感動したぞ!!」やら

「あんな奴に好きにさせんぞ!あいつの会社を潰せ!」とか

「あいつを逆に社会的に潰すぞ!」とか話していた。

そしてメイドを三人も連れた一人の女性が俺の前に来た。

「先程は家の系列の会社の者が粗相をしてしまい誠に申し訳ありません。あの者は即刻会社から、いや『財力の世界』から排除します。」と言った。

「あなたは・・・?」と聞くと

「はい。私はあいつの経営している会社の上の財閥である『赤神家』の社長の赤神イリアと申します。潤さんには生前とてもお世話になった者です」と言われた。

成る程。この人がイリアさんか・・・。

その後名刺を渡され「困った事があれば何時でも連絡下さいね。力になりますよ?」と言いイリアさんはメイドを引き連れ帰って行った。

それを皮切りにどんどん人が帰っていき残ったのは双識さん軋識さんといーさん友さんに士郎さん恭兄、そして七夜がいる。

因みに七夜の両親はもう一つの葬式に行っている。その葬式とはこいつと近所付き合いがあった八神家だ。

何でも5日前に交通事故で亡くなったらしく葬式が重なった為此方には七夜だけで来たらしい。

八神の方に居なくて良いのか聞くと「・・・確かに本音を言えばはやての所に居て慰めてやりたいがあいつがな、『ななやんの親友の人も今日葬式何やろ?なら そっちにいってきい。私は大丈夫や。やから親友の所にいってき!』て言われてな・・・。まあ後でまた一緒にいてやるがな」と答えた。

そして俺はいーさんからお袋の事を、双識さんと軋識さんからは親父の事を聞いた。

両親は予想通りの二人であるらしく違う点は里は壊滅はしていないらしく皆自分らしい生活を送っているらしい。

そしてお袋の方は特に変わっていなくて俺からしたら爺さんとの仲は悪くは無いらしく今回の事も重く受け止めていると真心さんは言った。

そして話が終わるといーさんが「ねえ。君が良かったら家で暮らすかい?」と言ったのを皮切りに双識さんが

「私の家族になって”妹”になる気は無いかい?」と言い

軋識さんが「俺の弟子になる気はないっちゃ?」と言い心さんにも一緒に暮らさないか?と誘われた。

因みに士郎さんと恭兄は親父の事は良く知っているらしく士郎さんに関してはいーさんと爺さんの激突の話も知っている位だ。

だが俺は「・・・。すいません。申し出は嬉しいですが断らせていただきます」と答えた。

すると双識さんが「何でだい?敵が来て迷惑になると思っているなら心外だよ?ここに居る面子は皆トキと同じ位の実力だよ?」と言ったので俺は

「いえ、皆さんの実力を疑っているわけではありません」と答えると軋識さんが

「じゃあなんで断るんっちゃ?」と言う。

「・・・両親と過ごした家を捨てたくないだけです」と半分嘘(・・・)を吐いて答えた。

すると「・・・まあ、それで納得しようじゃないか」と双識さんが答えるのを皮切りに皆一様に

「仕方ねえっちゃね。そう言う所はトキ譲りっちゃね」

「いや、潤さん譲りじゃないですか?」等と言い少し笑みを浮かべた後真顔に戻り、

「じゃあ君は一人で生活するのかい?」と双識さんに問わた。

「はい。一応家事などは一通りお袋から習っていますし困った事があれば高町家に頼ろうと思っています」と士郎さんと恭兄を見ながら言う。

すると少し苦笑しながら「ええ。私達で出来る事なら何でもやりますよ」と士郎さんが答えた。

それを聞き皆納得はした後に全員が自分の名刺を取り出し『何かあったら連絡をして来なさい(くるっちゃ)』と言い帰っていった。





それから七夜は今日は俺の家に泊まると言ったので士郎さんに車で俺の家に送ってもらった。

そして家に帰ってきてから俺は両親の部屋に行き机の上にある俺宛のプレゼントを取りに行った。

机にあった箱を開けるとそこには『曲里』と刺繍がしてある黒の皮手袋と『請負人』と書かれた赤の腕章に手紙が一通入っていた。

手紙を取り出し読む。そこには短くこう書かれていた。

『これはあたし等の遺品とでも思ってくれていい。

まず手袋は識からのだ。なんでもあいつの古い知人に頼んで作ってもらった特性の皮手袋なんだと。

それを着けていたら曲弦師の使用は勿論耐電、対刃対弾対炎とかなり色々なオプションが付いているんだと。

あ、それとそれを着けたまま楽器を演奏しても素手と変わらない演奏が出来るようになるって。まあ、そこまで行くのにはあんたの練習が不可欠だけどね。

楽器も序に全て譲るから好きなように使えとさ。

そしてあたしのはあたしが請負人をやってた最初の頃に使ってた腕章だ。これはいらなかったらいーたんにでもあげてやりな。

まああんたは早死にするんじゃないよ!精々70までは生きな!!じゃあね。


PS.僕からは一言。音楽とは音を楽しむ為にある。それを体現できれば後は何もいらないのさ。まあ、お前が音楽を極めればそれもまた悪くはない。

                                    



                                     お前を心配する両親より』


俺は手紙を折りたたみポケットに入れた。そして手袋を手に取り嵌めてみる。少しぶかぶかだが嵌めれない事もない。

俺は感謝の意味も込めてこの手袋に名前を付けた。

「・・・お前は俺、哀崎曲里の相棒だ。名前は『黒き断罪(オーバーブレイク)』」

そして腕章も手に取り箱を閉めて七夜が待つリビングに向かった。





そこには俺を転生させた女神と七夜が居た。

「・・・何故お前が俺達の前に居る?」尋ねると

「・・・実はあなたの両親の死が此方の者が関わっていたようです・・・」

「・・・そうか。そいつらはどうなるんだ?」

「・・・今回は流石に刑罰があります。とは言ってもそちらの物と違い軽い刑なのですが・・・」

「そうか・・・」

「・・・あの。何も聞かないんですか?何も言わないんですか?」

「・・・何か聞けば細部まで答えてくれるのか?何か言えば親父とお袋は帰ってくるのか?」

「・・・・・・」

「違うだろ?だから俺は何も聞かないし言わない。・・・所で何のようだ?俺にそれを言うだけなら七夜は必要ないだろ?」

「・・・実はあなたの両親が亡くなったのが此方のせいですのでアフターケアと言う形で能力を新たに3つ追加しろっと上からの指示で来ました」

「・・・ふん。普通それで納得するわけないだろ・・・」

「・・・仰るとおりです。後実質渡せる能力は2つのみです」

「何でだ?3つじゃないのか?それに俺にも渡すのかよ。俺は別に関係ないだろ?」

「七夜・・・。良いか?俺たちを転生させたのは誰だ?」

「?目の前の人に決まっているだろ?」

「そうだ。つまり俺だけだと不公平だからお前にもやると言う事だ」

「ならなんであの自称オリ主は居ないんだ?」

「管轄違いだろ。俺らとあいつを転生させた奴は違う人物の筈だ。だから居ない。そうだろ?」

「・・・はい。その通りです。後2つしか渡せないのは私が1つ能力をゴリ押ししたからです」

「その能力って何だよ?」

「・・・。『英霊召喚』です」

「・・・・・・はっ?」

「ですから英霊を召喚させる能力です。後呼び出した英霊は受肉しますし一度出したらマスターであるあなた方が死なない限り契約も解除されません」

「・・・他のデメリットは?」

「・・・流石ですね。他には召喚の時にはSランク相当の魔力を一気に持っていかれますので下手をすればそれで死ぬ可能性が御座いますのでお気をつけを。後は英霊は今の自身に縁のある者しか出せません」

「なら俺は円卓の騎士の誰かか?」

「まあそうなるでしょうね」

「・・・俺は誰だ?縁のある英霊は居ないと思うが・・・」

「それは此方ではお教えする事は出来ません」

「まあ、その時になれば分かるか・・・」

「はい。では残りの2つを決めましょう。まずは七夜様から」

「じゃあ・・・。技能で「多重次元屈折現象」を出来るようにしてくれ。デメリットはそちらに任せる。後もう一つは第5次バーサーカーの武技経験をくれ。憑依経験をしたら使えるようにしてくれ。だから射殺す百頭(ナインライブズ)も使えるようにしてくれ。これもデメリットはそちらに任せる」

「分かりました。両方のデメリットはデバイスであるガラティーンかAランク以上の宝具でしか使用が出来ません。多重次元屈折現象の方ですが後はどんなに鍛え上げても3つ以上は放てません。4つ目を放とうとすれば体が崩壊するので気をつけてください。他に質問はありますか?」

「・・・ないな。大丈夫だ」

「分かりました。力の譲渡は今晩中に済ませておきます。明日から使用が出来ます。では、次は曲里様どうぞ」

「・・・俺が望むのは乖離剣の所持だ。それも紛い物ではない。本物の乖離剣だ」

「それは出来ません!!それを許せば世界が崩壊してしまいます!!」

「そんな事は聞いてないんだよ。俺は寄越せと言ってんだ」

「しかし・・・!」

「・・・。なら上司に伝えろ。これを承認すれば両親の死を操った奴を許すと」

「なっ!?・・・分かりました。少しお待ち下さい・・・」

そう言うと奴は黙り込んだ。多分上に連絡を取っているんだろう。

そしてその間に七夜が俺に話しかけてきた。

「おい!さっきの本気かよ!?」

「ああ」

「お前は憎くないのかよ!?」

「そんなの憎いに決まっているだろう!?」

「ならなんで!?」

「・・・両親がさ。あたし達の死に捕らわれず幸せになれって言ってくれたんだ。確かに殺した奴は憎い。でもよ。死んだ事で両親との思い出までもが消える訳じゃない。だから俺は今は力を欲するのさ。・・・次は大切なものを失わない為に・・・!」

「・・・曲里・・・」

今まで沈黙していた神が行き成り目を見開き此方に話しかけてきた。

「・・・先ほどの件は了承しました。しかし重いデメリットが付きます。まずは使用はあなたが死に瀕している場合のみ呼び出せます。つまり重傷の時のみ使用できます。次に威力は制限させていただきます。流石に全力でやられると簡単に次元断層が起きますので。後最低でもAAAランクの魔力を消費します。後乖離剣は通常は別次元に保管されています。ここで言う次元とは文字通り次元が違います。例えるなら2次元と3次元の違いのようなものです。・・・ではもう一つ をお聞きします」

「もう一つは管理局に対するコネをくれ」

「・・・分かりました。指定する人物は居ますか?」

「ああ、いる。そいつは・・・・・・だ」俺は人物名を告げた。

隣にいる七夜の驚愕の顔が見ていて面白かった。

「分かりました。デメリットは特にありません。では私はこれで・・・」

そして神が消える前に「そうそう。コネを持った人は明日以降連絡が取れるようになりますので。それと少しずつ原作と乖離して行ってますので少しもう違いが出てきています。何かは七夜様がもう理解しているようですので。後先にもう言っておきますがあなた方が行く小学校は中学までは共学になりますので。では」

そう言うと神は光の粒子になって消え去った。

それから俺達は俺は俺の部屋であいつは俺の部屋の床に敷いた布団で寝た。

こうして俺の家族は居なくなってしまった・・・。

しかし新たな決意を胸に俺はまた一歩を歩みだした。

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