小説『女戦士は穏健派』
作者:剣聖()

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第6話『無体に怒(いか)る、穏健なる女戦士!』



大男『おい!!オンナあ〜!様子は全部観せて貰ったぜ!』

美智子『・・・あなたは?』

大男『グヘヘッ!オレは[名古屋剛走会(なごや ごうそうかい)]の頭張っとる[泰山源太郎(たいざん げんたろう)]ってモンだ!!・・・そこで寝そべっとるバカどもは一応舎弟だ。』

美智子『名古屋剛走会・・・?』

源太郎『ここ等を根城に暴れさせてもらっとる泣く子も黙る集団だったんだがなあ!オンナあ!おのれに恥じかかされる迄はなあ!』

急転直下、いきなり暴走賊の頭を名乗る「泰山源太郎」と云う男が登場し、和やかな雰囲気は一転し、戦慄が走る美智子と太一。

美智子『・・・それで、泰山さん・・・でしたか?私達に何か用ですか?』

太一『決まってますよ、幸瀬さん!どうせ子分どもの弔(とむら)い合戦か何かでしょう。悪いのは連中達のくせに!』

源太郎『ハッハッハ!!!!!中中物分りの良いモヤシじゃね〜か!』

太一『モ!モヤシ!?』

源太郎『だがのう!・・・弔い合戦たあ〜ちと違うな!』

と云うと同時に腹を抑えながら横になり唸っている暴走賊アニキのそばへ行く源太郎。

源太郎『・・・ケッ!!!!!オンナ如きに雁首揃えて不様こきやがるバカども等いりゃあしねえんだよ!!!』


ードッッッスウウウウウウンンンンンン!!!!!!!!!!ー


と云ったと同時に右足を無造作に上げ、大方200kg近くあるであろう全体重を乗せる様に右足をアニキのみぞうち目掛けて振り下ろし、思いっ切り踏み付ける源太郎。

暴走賊アニキ『グッウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウェェェェェェェェェ(激痛苦)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

超絶な悲鳴とも苦声ともとれる叫びを上げるアニキ!!

美智子『キャア!』

太一『ああっ!!』

思わず両手で口を抑え驚く美智子と、瞳孔を開きまくり驚愕する太一!次の瞬間・・・

暴走賊アニキ『ガッアアアアアッハアアアアアアアアア(激痛苦)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ゴルウエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ(激痛苦)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

にどめの超絶なる苦声と共に血のいっぱい混ざったゲロを自分の真上上空に目掛け吐き散らし、意識を失うアニキ。

暴走賊ザコ達『ヒッ!ヒッ!・・・ヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!』

自分達の頭である源太郎の残虐行為に恐れをなし、蜘蛛の子散した様に一斉に逃げ惑うザコ達。

源太郎『・・・(冷笑)クソどもが!にどとオレの前に現れんなよ!!チッ!!!!靴が汚れちまった。』

・・・血とゲロまみれに穢(よご)れたアニキを足げにしてどける源太郎・・・。

美智子『リーダーさん!!!』

叫びながら気を失って倒れているアニキの元へ駈け寄る美智子。
アニキの周りは既に血とゲロの吐き溜まりと化しているが、美智子はそこに艶めき艶光るライダースーツもろとも膝をつき、正座をし、顔面や肉体血まみれゲロまみれのアニキの頭を共に穢(よご)れながら胸元に抱え込み呼び掛ける・・・。

美智子『しっかり!しっかりして!!リーダーさん!!』

呼びながら軽く涙ぐみ、アニキの顔面に纏わりつくゲロを優しく指で除いてゆく美智子。

太一『・・・き!き!きっ!貴様!!な!な!何て奴だ!自分の仲間をこっ・・・!!殺そうとするとは!!し!し!然も動けない状態の人間を・・・!・・・分かっているのか!?』

ありっ丈の勇気を振り絞り源太郎を糾弾する太一。だ〜〜が。

源太郎『だ〜から・・・どうしたよ!!!!!!!!!!?ああっ!!!!!!!!!!??』

太一『!!!!!・・・くう・・・!い、いや・・・。』

血走った恐ろしい形相で太一を一喝する源太郎。それに怯む太一。

源太郎『ふん!!チョット踏んで遣ったくれ〜で人が死ぬか!!!一一大袈裟なんだよ!!テメー等シロウトは!まっこんなゴミ野郎生きろーと死のーとどっちでも良いがな(冷笑)!!』

美智子『・・・やめて下さい。』

ふと美智子が呟く。

源太郎『ああっ〜〜(怒笑)!!!!?』

美智子『この人侮辱するんは止めて下さいと云うたんです!あなたに・・・そんな権利・・・有らしませんさかい(怒)!』

源太郎『な〜に大阪弁使って気取ってやがるんだ!?このアマ(怒笑)!!』

太一『幸瀬さん・・・また大阪弁に・・・ひょっとして!』

言葉遣いの変わった美智子を嘲る源太郎。

美智子『・・・・・・・・・ウチ・・・暴走賊さんって社会や他人はこわがらしはるけど、仲間とかには優しくて、温かい人達やと思てました・・・(怒)。・・・・・・せやけど・・・・・・せやけどあなたは(小激怒)!!!!!動けへん仲間にこんな非道(ひど)い事を(小激怒)!!!!!』

汚物で穢れきったアニキを抱えながら源太郎の方を振り返り、日本刀の刀身の如き釣り上げた瞳を潤ませ大声で源太郎を叱責する美智子。

源太郎『・・・・・・ほお・・・(悦)!』

太一『さ(激怖)!!さち(激怖)!!!!・・・・・・ゴクッ・・・(脂汗)!!』

さっきの挌闘戦の時以上の鋭く険しい女闘士の表情に戻った美智子に太一は圧倒され言葉も出ず、終止人を呑んだ様な態度の源太郎も真剣な態度に変わった。

源太郎『・・・・・・イイ面構えになりやがったじゃねえか!オンナあ!さっき迄あよお〜そこいらにいるオンナ共と変らねえ雰囲気だったから、幾ら不甲斐無ぇゴミ共でも負けたんが信じられねえもんだったが(笑)!これ観りゃあ納得行くぜ・・・!てめえ・・・相当出来るな・・・!ん〜!?』

美智子『もう、そないな事はあなたには関係有らしません。ホンマはこんな事しとう無い・・・。けどこのままあなたを観過ごす事はウチは出来しませんよってな(小激怒)!
痛い目・・・観てもらいます(小激怒)!!!あなたには(小激怒)!!!!
覚悟してもらいますさかい(小激怒)!!!!!』

アニキを地べたにゆっくりと横に寝かしゆっくりと立ち上り、ダークレッドに艶めく自らのライダースーツの膝元と胸の辺りに小汚くへばり付く汚物やゲロを軽く手で払いながら、迫力満点の表情を更に何十倍も厳めしくさせ源太郎を見据えまくり云い放った美智子。

太一|(・・・さちせ・・・さん・・・)

切ない太一。

源太郎『このオレを痛てえ目にかよ・・・面白れえぜ!オンナあ!!そんな事をオレに抜かしやがった女はてめえが初めてだぜ・・・!!
無論代償はでけえぜ!折角のてめえのめんこい面(つら)とチンコしびれるくれえエロっちい身体ズッタズタのボロボロにしてやんぜえ〜〜!!ヒッヒッヒッ!!!』

美智子『そうですか(冷怒)。』

中中に凄みの有る源太郎の挑発にも全く怯まない美智子。お互い強靭な胆力の持ち主同士既に闘いは始っている。

美智子『古久保さん!』

太一『!!?はっ、はっ、はっ、はい!!!!!』

美智子に普通に名前を呼ばれただけで怯みあがる太一。
もとい、普段は「甘い透明感のあるセクシーボイス」が特徴の美智子だが、今は闘士モード全開。
普段と違い「凄みと威圧感に充(み)ちまくる重低音ボイス←(あくまでも女性の声質のレベルです。)」ゆえ、闘士でもない若干小心者の気のある普通の男性である太一には無理もないであろう。

美智子『愕(おどろ)かしてしもてたらすみません。ここにおったら危ないですさかい、リーダーさんと一緒に竹林の方まで避難しといて下さい。』

そう云って美智子はアニキを軽軽と「お姫様だっこ」で抱え太一に手渡す。

太一『はい!幸瀬さ!って重い(重苦)!!!』

美智子『大丈夫ですか(心配)?古久保さん(心配)!』

太一『なーーーんの!!!!!お任せあれ(重苦)!!!んぐう(重苦)!!!』

太一はアニキの身体を必死に抱え、竹林の方迄歩いて行った。

源太郎『おいおい!!!オレを痛てえ目に会わすんじゃねえのか!!!?速くしやがれよ!!オレを待たすたあ良い度胸したオンナだぜ(冷笑)!!!!』

美智子『お待たせしましたね。ほな・・・・・・お相手させてもらいます。』


さあ!ついに「女戦士(せんし)は穏健派(おんけんは)」本編ストーリーにおける「ボス戦」が開始致しました!
バトルに赴(おもむ)くのは、もちろん我らが誇(ほこ)るヒロインで「正義の女闘士(おんなとうし)」!

幸瀬美智子(さちせ みちこ)!!

対しますのは、地元名古屋の暴走賊(ぼうそうぞく)「名古屋剛走会(なごやごうそうかい)」の総長!身長2メートルを超し、体重200キロ近い「悪辣なる巨漢」!

泰山源太郎(たいざん げんたろう)!!

僭越(せんえつ)ながら両者をタイプ別に比較致しますれば・・・

泰山源太郎は・・・「パワー超特化型(ちょうとっかがた)タイプ」の闘士と云う事になりますか。
まあ〜体型からも分かる通り力自慢と観受けられますね。

幸瀬美智子は・・・「高水準(こうすいじゅん)バランス型パワータイプ」の闘士と云う事になりますね。
所謂(いわゆる)パワーに比重(ひじゅう)が置かれつつも、スピードやテクニックやスタミナや打たれ強さなどのステータスも高いバランスがとれている訳ですね。

と・・・なると、源太郎のパワフルな攻撃を美智子がスピードを活かしてかわしていく様な、「源義経(みなもとの よしつね)」と「武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)」の「五条大橋」の闘いの様な構図になるのか?
それとも両者定評のあるパワーを駆使(くし)した総力戦(そうりょくせん)になるのか?
まさに!こうご期待!と云った所でしょう!!

さて、ここで両者の「バトラーデータ」を用意致しましたので、ごらんください。



<幸瀬美智子 バトラーデータ>


年令:32才


身長:165cm


体重:80kg


3サイズ:バスト・107 ウエスト・62 ヒップ・107


股下(脚の長さ):89cm


利き腕:左利き


握力:右、308kg 左、313kg


肺活量:109200g


背筋力:900kg(計測時900kgの計測機が故障する寸前であった。)


100メートル走タイム:9秒23(世界記録?)


50メートル走タイム:4秒35


ジャンプ力:最長500メートル


水中での最大潜水時間:48時間5分56秒


使用格闘技:琉球空手。フルコンタクト系空手。合気道。骨法。レスリング。コマンドサンボ。ボクシング。気孔術。クラブマガの精神及び技術(クラブマガと云う挌闘技に関して美智子自身が触れるのを嫌がっている雰囲気がある)。


挌闘スタイル:平常時・自らの護身を主にした、関節技主体、打撃技急所攻撃完全排除の防御型挌闘。更にクラブマガ系の技は完全封印。

逆上時・相手の討伐を目的とした、打撃技、急所攻撃、熾烈な関節技(骨を折る、筋肉の筋を斬る等)主体及びクラブマガの技と精神を完全解放した攻撃型殺人挌闘。(だが、美智子の性格上この様な事態は1000回に1回以上の低確率並に滅多に有得ない事態で有る。故、美智子をここ迄追い込む敵は間違いなく大外道で有る。)

強敵対峙時・上の2つのスタイルを合わせ、殺人的な要素は完全排除した物。


通算戦績:全50000戦 49998勝2敗(公式戦及び野試合含め。しかし美智子の場合、闘士として表舞台に立ったことはほとんど無い為、ほとんど非公式の野試合での戦績である。)


HP(ヒットポイント←体力です):500000HP


EP(エナジーポイント←気力です):400000EP



<泰山源太郎 バトラーデータ>


年令:24才


身長:210cm


体重:200kg


ウエストサイズ:103cm


股下(脚の長さ):90cm


利き腕:右利き


握力:右、125kg 左、120kg


肺活量:5000g


背筋力:300kg


100メートル走タイム:25秒06


50メートル走タイム:12秒97


ジャンプ力:最長18cm


水中での最大潜水時間:1時間1分01秒


使用格闘技:相撲(元大相撲力士で四股名は[鬼岩海(きがんうみ)]最高位は前頭3枚目)。


挌闘スタイル:相撲と相撲をアレンジした挌闘術。


通算戦績:全300戦 150勝140敗10分け


HP(ヒットポイント←体力です):400HP


EP(エナジーポイント←気力です):100EP



では、両者のバトル!ご覧ください!


幸瀬美智子(本作のヒロイン。心優しき正義の戦乙女(いくさおとめ)。)
   VS   
泰山源太郎(本作序章(プロローグ)の大ボス。元力士(もとりきし)の族総長。)

ステージ:名古屋市某所空地


BATTLE・START!!!


此度(このたび)も例の左手を腰にあて、右足を軽く前に出し、左足を右足の半歩後ろに引き、若干半身に為った姿勢、所謂モデルの立ち姿勢でもって源太郎と相対する美智子。

源太郎『ほお・・・随分気取りやがった構えだな!?挌闘をナメてるとしか観えねえなぁ・・・?まあ良いぜぇ!!嘗ては大相撲で幕内張ったオレの実力見せてやらあ!!!!!』

そう云うと源太郎は腰を低くし左足を体型からは考えられない程に高らかに上げ、四股を踏む態勢をとる。

源太郎『どすこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


ドッズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


源太郎の空を裂く様な掛け声と大地を揺るがさんばかりの四股。彼が実力派の力士である事を充分にあらわし、威圧感に満ち満ちている。

源太郎『へっ!!![鬼岩海(きがんうみ)]!!!復活よお!!!』

美智子『・・・御相撲・・・か。』

<美智子の戦闘能力発揮具合:100%中10%>

<源太郎の戦闘能力発揮具合:100%中85%>

相撲の立ち合いの姿勢をとり、ぶちかましの用意に入った源太郎を正面に捉えて呟く美智子。

源太郎『おい!!!!オンナあ(激怒)!!!!いつまでもアイドルみてえに格好付けてねえでマジにならねえと、オレのぶちかましからは逃げられんぜええ(激怒)!!!!』

美智子『いえ、ウチは真剣です(冷怒)。これも気取ってる訳や無くN・S(ニュートラル・スタンス)と云って、あらゆる攻撃に対応出来る様に研究された構えでおます(冷怒)。』

源太郎『ケッ(激怒)!!!!!!!!!!
オンナって奴あ(激怒)!!!!!何でもカタカナやローマ字使やあ良いと思いやがってよお(激怒)!!!!
・・・まあ良い!!宇宙の果て迄ぶっ飛ばしてやるぜえ(激怒)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

そう云ったと同時に美智子にぶちかましを仕掛けて行った源太郎!

源太郎『死ねやあ(激怒)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

美智子(・・・・・・強烈なタックルやわね。せやけど・・・かわすのは簡単そう!)

そう心で思い、馬跳びの要領で源太郎のぶちかましを容易くかわす美智子!

源太郎『しゃらくせえ(激怒)!!!』

巨体とは思えぬ体捌きで瞬時に体勢を立て直し、間髪入れず馬跳びから着地状態に入って無い宙ぶらりん状態の美智子めがけて再びぶちかましを喰らわそうとする源太郎!

美智子『やはりそう来はりましたか!』

美智子は中空で後方宙返りをし、ぶちかましに来た源太郎の両肩を両手で&amp;#25681;みそのまま倒立の体勢に!
そして!

美智子『覚悟(怒)!』

倒立状態での反動を利用し、両足を源太郎の頭上から円を描く様に源太郎のおしりめがけて振り下ろし、ドロップキックを放った美智子。

源太郎『ぬほう(痛苦)!!!!!』

ー源太郎90ポイントのダメージ!ー


ードッズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ー


美智子の空中技からのドロップキックでアニキの吐き散した血とゲロの吐き溜まりによろけてもんどりうって顔面から倒れ込む源太郎!!

源太郎『ぐはあ(驚苦)!!!!!!!!!!
く、くそう(驚)!!!!!!!!!!!!!
きったねえ(驚)!!!!!!!!!!!!!』

先程のアニキの様に顔面洩れなく汚物まみれになった源太郎。必死に汚物を拭っている所に美智子が歩いて近づき・・・!

美智子『他人の汚物にまみれはったご感想・・・いかがですか(冷怒)?』

と鋭く厳めしい表情で源太郎に諭す様に問いかける美智子。

美智子『・・・泰山源太郎さん。
・・・あなたは命の重さと云うもの、不器用ながらの尊さと云うものを分かろうとせず、自分の欲求の為に他人を犠牲にする事・・・何とも思わへん人や思いました(怒)。
それは恐らく・・・あなたが屈辱とか味わった事無い人やから・・・(小激怒)!せやから一度他人に身も心も踏み躙(にじ)られて惨めになってみるべきや思たから・・・力づくでそこに叩きつけたったんです(小激怒)!』

美智子『・・・どないです?汚物の味(冷怒)?美味しいですか(冷怒)?』

源太郎『クソアマがああああああああああ(大激怒)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

すさまじいくらいの火花を散らしあう美智子と源太郎の熾烈な闘いの行方は・・・・・・!!

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