小説『ノートの切れ端』
作者:迷音ユウ(華雪‡マナのつぶやきごと)

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思い付きをメモ

「創造のバベル -The tower ofBabel」


「人間はね、やりすぎちゃったんだ。だから”神様”に見放された」
21XX年、人間は数十年前に作り上げた「統一言語」により結束を深め、大いに技術を発展させていった。
あるとき人間は”流れ”から外れた新生命体「AH(artifact human)」を創りあげた
生命を創るーそれはかつて神のみぞなせた”創造”という行為。神にしか許されなかった領域に人間は踏み込んでしまった。
神は欲望のままに生きる人間に愛想を尽かし”世界”を放棄した。
そのため神の抑圧を失った世界ではあらゆる事象のりみったーがはずれ、超常現象が多発するようになる。
(人間も唐突に超能力が使えるようになったりした)
統率の取れなくなった世界に、人々は何か策がないかと考え、誰かが神になるしかないと考える
一部の人間たちが優れた頭脳を持つ「AH」と協力し、人間の思考・精神だけでなく自然現象までも操作できる制御塔、通称「バベルの塔」を創ることに成功した。
それにより世界は人為的に安定した。
しかし、あるときからバベルの塔に不調がきたす。
「誰かにずっと縛られ続けるのってイヤとおもわない? だから、私たちが神になるの」
制御から外れた人間、AHたちは自然とバベルの塔を目指す。そして神の座を奪い合う殺し合いがはじまる。

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