小説『魔法少女リリカルなのは〜技術チートになった転生者…………なのか?〜』
作者:触手系男子()

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第11話(後編) これにて一件落着?(ようするに第一期完)





ジュエルシード事件についての報告の一部

この事件中に管理局員に対して攻撃をしてきたプレシア・テスタロッサについて
一回目の攻撃は自分の娘であるフェイト・テスタロッサが管理局員に攻撃されると思い、攻撃をしたようだ。(後に勘違いだとわかった。)
二回目は自分のもう一人の娘、アリシア・テスタロッサの裸を見られたからであると主張している。(このことは真実である。裸を見た局員にはとある人からO☆SHI☆O☆KIが行われた。)
また、管理局員がプレシア・テスタロッサの住居に入った際、防衛システムが発動し、傀儡兵と呼ばれる自動戦闘機械が出現し、その事が切っ掛けでジュエルシードが暴走したと思われる。

ただし、管理局員への攻撃やジュエルシードを暴走させ、次元震を引き起こしたのは事実であるため、管理局への数年間の無償奉仕が妥当だと思われる。

娘のフェイト・テスタロッサも勘違いにより、管理局員と戦闘行為を数回行っていたため、管理局に嘱託魔導師として入らせる等が妥当だと思われる。




「ユーキ君!まるで私がうっかりのように書いてあるんだけど!」

「わ、私も…」

プレシアとフェイトが文句を言ってくる。

「本当のことを書けないんだからうっかりぐらいしか理由がないだろ。
…まあ、確かに最後の方だったから手抜きはしたけど…」

「「ちょっと!?」」

ま、まあいいじゃん。

因みにフェイトが「私はうっかりじゃないもん…」と部屋の隅でつぶやき続けていたためそれを慰めるのに結構な時間がかかった。





このあと伝説の三提督に提出してきた。こんな適当な報告書があっさり通ったから管理局は大丈夫なのか?と思ったが、よく考えるとトップが脳ミソなんだし大丈夫ではないはずだ。



そして今日、事情聴取と裁判を受けるためにフェイトとプレシアさんの身柄が本局へ移動される。
なのはにはクロノとエイミィが連絡したらしく、なのはにお別れを言いに行く。
やっと無印が終わる日になったということだ。

「フェイトちゃーん!」

「お、来たか。」

なのはとユーノが来た。

「あんまり時間は無いんだがしばらく話すといい。僕たちは向こうにいるから。」

取り合えず、少し離れたところにあるベンチに座る。

「ようやく一段落ってところか?」

「まあね。でも、仕事が無くなるわけじゃないんだぞ?」

「わかってるよ。」

俺がクロノと駄弁ってる間、なのはとフェイトは泣きながら話していて、アルフはそんな光景を見ながら泣いている。そして、アリシアとプレシアさんもフェイトとなのはを見守っている。

「ユーキ君、貴方にはお世話になったわね。」

「私のことも助けてくれたんでしょ?」

「いやいや、シリアスな雰囲気を壊したかっただけですから。ただの自己満足ですよ。」

「それでもよ。」

「そうですか…そう言えば言い忘れてましたけどアリシアはレアスキル持ちでしたよ?」

「えっ!?」

「れあすきる?」

「はい、名前は自己補完(コールドスリープ)です。」

「自己…補完?ちょっと待って、アリシアはリンカーコアすら無いのよ?」

「りんかーこあ?」

「アリシアには検査ではAAA+の魔力がありました。
あとアリシア、リンカーコアって言うのはフェイトやプレシアさんのように魔法を使えるようになる物だよ。」

「やったー!」

見た目は9歳でも中身は5歳だしな。母親や妹とお揃いなのがうれしいんだろう。

「で、アリシアのレアスキルの能力はなんなの?」

「自己補完は自分が死ぬ寸前に発動して魔力が続く限り自分を保存し続け、自分を治していく能力です。また、周りの魔力や魔法を吸収し自分の魔力に還元できます。まあ、即死と老衰以外なら発動します。」

「そう、調べてくれてありがとう。」

「どういたしまして。…あと、アリシアは勉強を教えた方が良いですよ?9歳ですし。」

「そうね。」

なんか、こんなに無邪気に笑ってるアリシアを見ると微笑ましくもあるんだか心配なんだよな。


〜数分後〜


「そろそろ時間だ。良いか?」

「うん。」

「フェイトちゃん!」

なのはは自分のリボンを外し、フェイトに渡した。

「思い出にできるものこんなのしかないんだけど。」

「じゃあ、私も」

フェイトもリボンを取り、なのはに渡した。

「ありがとう。なのは。」

「うん、フェイトちゃん。」

「ユーキも。」

「フェイト、俺は別れる訳じゃないんだから…」

「でも、今回のことでたくさんお世話になった。」

「私からもありがとうなの、ユーキ君。
あ、そうだ。ユーキ君、お友達になってくれないかな?」

「俺がか?」

「うん、私は男の子の友達っていないんだ。だから、一人目。」

「私とも友達になってくれる?」

フェイトもか…

「わかった。友達になるよ。なのは、フェイト。」

「モテモテだな。」

クロノがニヤニヤしながら小声で言ってくる。

「友達になっただけだろ?
…そんな風にからかうんならクロノがこの前寝言で「エイミィ…好きだ…」って言ってたことをばらすぞ。録音もしたし。」

「っ!?それじゃあそろそろ行くぞ。」

話を逸らしやがったな…まあ、エイミィは知ってるんだけどね!

俺達の足下に魔法陣が展開される。

「バイバイ、またね。ユーキ君、クロノ君、アルフさん、プレシアさん、アリシアちゃん、フェイトちゃん!」

俺達はなのはに見送られてアースラに帰還した。

無印は終わりか…とはいえ、管理局が休みになるわけではないからな。
A'sで守護騎士たちが蒐集を開始するまで約5ヵ月、12月には原作スタートと闇の書の完成か…
それまでにはアレを完成させないと…



































M.C.S.とM.E.C.A.(メシア)システムを…
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はい、お久しぶりです。↑上の厨ニ臭い名前は気にしないでください。ただの当て字ですし。
ええと、今回の11話の前篇後編は『にじファン』(故)では1つの話として出していましたが、「分けたほうがよくね?」と思いまして二つに分割しました。
断じて『二つに分けて保存しておいたのを忘れて片方だけ投稿してしまった』わけではありません。
↑ここ重要

あと、アリシアのレアスキル(?)については多少チート感がしますが(生)温かい目で見過ごしてください。

感想、アドバイス、罵倒など待っております。






罵倒は別に書かなくてもイイデスヨ?

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